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第8回食の拠点機能充実戦略委員会

ページ番号22763

2007年11月13日

 このたび,京都市中央卸売市場第一市場第8回食の拠点機能充実戦略委員会を開催いたしましたので,その内容について,以下のとおり,お知らせします。

                    
1 日時         平成19年4月4日(水) 午後2時から午後3時30分まで

2 場所         ホテルセントノーム京都 平安の間

3 出席委員 17名 (50音順・敬称略)

出席委員
 京都市中央卸売市場協会 副会長池本周三
 京都青果小売商組合連合会 会長石塚清三
 京都市中央卸売市場協会 会長内田昌一
 京都市小学校給食研究会 会長大澤和子
 京都料理組合 組合長髙橋英一
 京都市中央卸売市場協会 副会長田中 一
 (株)日本旅行西日本営業本部市場開発部 部長永井明雄
 京都市中央卸売市場協会 副会長奈佐隆司
 京都大学大学院農学研究科 教授新山陽子
 NPO法人京都土の塾 理事長八田逸三
 (有)服部和子きもの学院 代表取締役社長服部和子
 京都大学大学院農学研究科 教授伏木 亨
 京都リビング新聞社編集部 編集長藤田晶子
 京都水産物小売団体連合会 会長水谷 勉
 京都商工会議所 副会頭道瑞 進
 (社)京都市観光協会 専務理事山内秀顯
 京都市中央卸売市場第一市場 場長北島誠一

4 内容

(1)開会あいさつ

  京都市中央卸売市場第一市場 場長 北島誠一

(2)新委員紹介

(3)京都市中央卸売市場第一市場異動者紹介

(4)平成18年度食の拠点機能充実事業報告

(5)平成19年度食の拠点機能充実事業計画(案)について

(6)委員意見交換

  進行 食の拠点機能充実戦略委員会 委員長 内田昌一

・まぐろの漁獲量が制限されて価格が高くなっていると,マスコミが騒いでいるが,よく話を聞くと,実際市場にはたくさん入ってきており,仲卸での価格は上がっていないとのことである。もう少しきちんと消費者に食情報をPRした方がいい。京都市観光協会では,京の夏の旅・京の冬の旅という観光バスツアーを食文化と併せて行っているとのことだが,ツアーのコースに中央卸売市場を入れて観光客に土産を買ってもらえないだろうか。京都の物は売れるので,京都のものをPRする市場を作ってほしい。

・今の時代,食育に触れていくチャンスであると思う。日本料理アカデミーでは教育委員会と協力して市内 小学校8校に,基本的なだしから始めて,学習を行っているが,子どもたちも食についてとても興味を持っている。また,世界的にも日本食ブームであるため,国内でもっと食文化を高めてほしいと感じる。日本では,京都から食文化を発信していければよいと思う。

・海援隊ツアーに参加し,会員と交流しながら漁業体験したが,現場を知ることができ,会員もとても喜んでいた。また,鍋まつりでは鍋レシピコンテストで過去に優秀賞を受賞した作品の鍋コーナーも作れば,その後の応募者にとって意欲が出るのではないだろうか。出来合い食品を買って帰るお母さんが多いため,野菜の名前が分からない子が多い。現物に触れさせて覚えさせていく小学校出前板さん教室はぜひ続けてほしい。

・食の安全・安心として市場見学会の中に市場としての衛生対策や食品の衛生・安全面で,消費者として知っておくべく知識を提供するプログラムを入れてもらえればと思う。消費者が意外と知らない知識もあると思うので,身近な知識の理解が重要である。また,野菜や魚,経済の仕組みを教えるため,小中学生を対象に食育をさらに推進できないか。

・畑で取れたもので漬物を作ったり,味噌を作ったりして子どもたちに食べさせているが,塩とぬかだけでできる味を子どもたちに覚えてほしい。子どもたちの料理教室も大事だが,食の現場に行くことも大事である。教育委員会と協力して食の現場への遠足などはどうか。旬の物を待つ心を養うため,産地でもうすぐ何がとれるのかといった情報を提供するなど,現場の食を感じさせてほしい。また,産地支援活動は,産地の方が本当に喜んでくれたのか,励みになっているのかを考えてほしい。

・小学校での食育は,学活のなかで「食に関する指導」,「食育」として行われており,社会,理科,道徳など様々な教科の中に位置づけている。給食を通じて子どもたちも食の大切さを実感しており,地産地消等の食文化の教育としてもとらえている。今年度から米飯給食の回数を増やし,玄米,胚芽米などと様々な種類を食べるよう考えている。現在,現場での体験として,修学旅行や野外活動で地曳網などを行っているが,遠足では主に社会見学を行っており,食の現場へ行くのは難しいと思われる。小学校で行っているその他の取組として,地域とともに行う芋掘りなどの作業がある。

・先日,新聞の読者から参加者を募集し,料理人による魚のさばき方教室を行ったが,応募者によると,普段は切り身の魚しか買わないため,さばき方を知らないとのことである。料理の仕方が分かれば魚食が増えると思うので魚料理教室等の機会を多くしてほしい。本事業の内容をみると,食の海援隊・陸援隊の会員対象の事業が多いが,京都市の人口にしては会員565名は少ないので,広く市民が参加できる事業が増えればと思う。また,会報などの情報誌をホームページに掲載するなど,広く皆さんに情報を伝える仕組みがほしいし,協力する。

・海外の日本料理は特に京料理が多い。京都には魅力的な食材があり,その食材が集まる市場は観光スポットになる。市場で京野菜などのおみやげを購入することができればいいと思う。

・中央卸売市場との観光企画も考えていきたいと考えている。観光客が京都について学ぶ「京都おこしやす大学」と言った取組を行っているが,そのような企画と連携できればと思う。

・この事業も安定してきており,新鮮味はなくなってきているが,今は事業を継続させていく時期であると思う。消費者はおいしさが分かりやすい肉などを求めてしまうが,新鮮な野菜,新鮮な魚をとることが最も大事であり,新鮮な食材が集まる市場での取組が重要である。今後はこれらの事業を安定させて,同じ目的を持って取り組んでいる団体とも協力していく姿勢が必要である。

(7)閉会あいさつ

  食の拠点機能充実戦略委員会 副委員長 池本周三 

5 参考

(1)委員会の設置目的

 ア 中央卸売市場第一市場を核に,市民の健全な食生活を支え続ける安全で信頼できる生鮮食品流通と情報の発信のあり方について消費者である市民と共に考え充実していく。

 イ 食関連機関や関係業界と中央市場(第一市場)が連携して,市民一人一人が「食を大切にするまち」,訪問者が「食に感動するまち」を目指し,我が国食文化の原点ともいえる京都に相応しい健全な食生活・食文化の普及定着を図ると共に関係業界の活性化に結びつける。

(2)委員会の構成について

  市場関係者及び学識経験者,並びにその他関係団体等で構成している。

お問い合わせ先

産業観光局 商工部 中央卸売市場第一市場
電話: 075-311-6251 ファックス: 075-311-6970

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