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サキョウ見聞録 その14 花脊の雪景色

ページ番号339428

2025年3月31日

花脊の雪景色

左京区の北部山間地域は、いわゆる京都市内とは気候が異なります。夏は涼しく冬は寒い。

鞍馬を北に越えて最初の集落である花脊別所町までが、都市部から花脊峠を越えて約20㎞で、北の広河原へは約30㎞ほどの距離です。標高も、759mの花脊峠を越えて、花脊別所町は500m以上、花背小中学校がある花脊大布施町でも約400m、更に北の広河原は約450mあります。大文字山(如意ヶ嶽)の標高が472mですから、だいたいそれくらいの高さということですね。

そして、やっぱり冬は雪が多いです。北部山間地域は大雪だけど都市部ではさっぱり、なんてこともザラです。スタッドレスタイヤをはいた車で、雪と氷で滑りながらやっとこさで山を越えた先は別世界だったりします。左京区ってほんとに広いですね~。

そんな北部山間地域の花脊(はなせ)の雪景色を、少しだけお届けします!

※一部、刺激が強い可能性がある写真がありますので、ご覧いただく際はご注意ください。


花脊大布施町。花背小中学校に近く、道路には既に除雪が入っています。


日差しに雪が輝きます。



広河原で見つけた、近くの子どもたちがつくった雪だるま。


広河原。古民家も雪に映えます。




冬の楽しみのひとつ、狩猟。

わなにかかったシカを仕留め、山の恵みに感謝して、お肉にして、いただきます。


薪割りも大事な冬のお仕事。焚き付けをつくってくれています。


塹壕掘り、じゃなくて雪かき。


雪かき。道路の雪をかいてくれる除雪車は強い味方です。
家からその道路に出るためにみんな一生懸命雪かきします。こんなに降り続いたら腰が痛いね、と談笑しながら、雪かきは続く。


花脊出張所の職員も雪かき。雪かきしていたら暑くなってきて、半袖。


時は流れて3月も下旬に。

冬が終わりに近づき、もう雪もそろそろ終わりかな、と思っていたら・・・


ところがどっこい雪。3月19日の花脊別所町。除雪が入る前なので雪でゴブゴブ言いながら走行。



花脊峠。この日、峠の温度計はマイナス5度を指していました。


あんまり楽しそうな写真が撮れなかったなあ~、と思いながら、冬は冬でやっぱり厳しくも楽しみのある季節で、美しい雪景色は私にとっては何よりのごちそうです。雪があんまり続くとうげってなりますけど。

都市部とはちょっと違った左京区のひとつの姿をお伝えできていたらうれしいです。

冬の花脊へは、スタッドレスタイヤをはいた車か、京都バスでお越しください!

この記事を書いた人

矢野裕史(左京区役所 企画・山間地域振興課長)

左京区北部の花背在住の、左京区民歴20ウン年の自称左京ファン。冬は花背の山でシカを獲ったりしてます。

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