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区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(文化・教養・スポーツ)キッチンみのり

ページ番号334150

2024年11月29日

キッチンみのり(令和6年11月29日更新)


 京都三条会商店街の近くにある町家で、旬の食材や乾物を使い、おばんざいや薬膳の知恵を取り入れた料理教室を開催している「キッチンみのり」の店主 山上 公実様にお話を伺いました。
 実際に料理教室を開催している町家にお伺いすると、奥行きが広く、中庭の草木を身近に感じることができ、どこか懐かしい雰囲気を醸し出す空間が広がっていました。


 山上さんのご実家は祖父の代から続く京都三条会商店街の食料品店で、山上さんは鮮魚や乾物などを身近に感じ、生活してこられました。もともと料理がお好きで、レシピ作りの依頼を受けたり、飲食店の立ち上げにも携わってこられました。飲食店の調理の仕事を経て、友人や飲食店のお客様から「料理を教えてほしい」というお声掛けをいただいたことをきっかけに、料理教室を開催しました。その後、2016年に自宅で「キッチンみのり」を立ち上げ、「家庭料理を美味しく、楽しく、健康的に」という思いを込めて、本格的に料理教室を始められました。


 料理教室では、「季節の養生ごはん会」、「乾物クッキング」、「味噌作りの会」、「梅の会」などを開催しています。「季節の養生ごはん会」では、季節ごとの養生法や、体調に合わせた料理を紹介されていて、例えば、空気が乾燥し、寒くなる時期には、薬膳では体を温めるといわれるニラとエビを、卵でとじて一品を作ったり、肺を潤すといわれるゆり根を炊き込みご飯にしたりと、食べる方の体調に合わせた、優しい思いが詰まったレシピを大切にされています。作ったあとは、落ち着いた町家の雰囲気を楽しみながら、テーブルを囲んで参加者の皆様で和気あいあいと食事を楽しんでいるそうです。

 また、身近に感じていた乾物に注目し、長期間保存でき、栄養価も高いという乾物の良さを広めたいという思いから、「乾物クッキング」を定期的に開催し、様々な乾物とレシピを紹介されています。レシピを教えていただくと、定番のおばんざいから、少し変わった使い方まで、料理の幅が広がるものばかりでした。

アジやワカサギではなく高野豆腐でつくる南蛮漬け

 最近は、海外のお客様からの依頼も増えているそうで、日本の良さを料理を通して伝えておられます。今後は、「料理教室で国内外の方が交流できる場を作れたら」と思いを巡らせておられました。また、料理を楽しむ中で、食材にも目を向け、農家や蔵元を訪ねたり、庭でハーブを育てたり、一緒に植物に触れる豊かな時間を共有したいと考えておられます。

 「キッチンみのり」の教室は、甕(かめ)の形をモチーフにしたロゴの看板が目印です。食材を醸したり、美味しいものを作り出す甕のイメージを教室に重ね、この場所が人を育み、元気になれる場であってほしいと願っておられます。

キッチンみのり 店主 山上 公実(やまがみ ひろみ)さんからのメッセージ

 古きものと新しいものが共存する中京区で生まれ育ち、この地で料理教室を開きました。屋号に込めた、「ここが食で繋がり広がる、実りある場所でありますように」という思いとともに、これからも、地域のつながりを大切に、食のこと、地域のことを発信していきたいです。


<詳細情報>
 キッチンみのり
 場所:中京区大宮通三条上ル姉大宮町東側102
 ホームページ:https://kitchen-minori.com/外部サイトへリンクします
 (お問合せはホームページから)



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