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区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(福祉・医療・生活)いばしょかふぇ

ページ番号314804

2023年7月31日

いばしょかふぇ(令和5年7月31日更新)


 中京区の町家に、学校に行きづらいと感じる子どもたちとその子どもを支える大人が安心して過ごせる場、「いばしょかふぇ」があります。今回は、その「いばしょかふぇ」の代表を務められる、宅間(たくま)さんにお話を伺いました。


 宅間さんは、コロナ禍の令和2(2020)年に「いばしょかふぇ」を立ち上げられました。「いつ来ても大丈夫。いつ帰っても大丈夫。予約しなくても大丈夫。本を読んだり、ゲームをしたり、自分のペースで大丈夫。何もしなくても大丈夫。」と、いっぱいの大丈夫によって来られる方の安心を生む居場所となっています。

 立ち上げのきっかけは、学校に行きづらいと子どもが感じても、学校以外の居場所や選択肢がないことでした。学校に行かないことで、他者とのコミュニケーションが減り、社会に出にくい状況になっていきますが、「いばしょかふぇ」のような、安心して何でも相談できる第3の居場所(サードプレイス)があることで、そこに来られた方とコミュニケーションを取ることができます。最近では、子どもだけでなく大人も参加されているそうで、「生きづらさを抱えながらも社会に出ている大人の話を聞いて、その共感から子どもたちの背中を押すという、良い多世代交流が生まれています」と話され、年齢に関係なく誰でも集え、相談できる場となっています。

 また、「いばしょかふぇのほかにも、市内に様々な団体があることをまずは知ってほしい」と宅間さん。学校以外の居場所を探し求めてもなかなか巡り合えなかったり、居場所が合わないと感じた経験から、利用者のニーズに合った場所をマッチングでき、団体同士で情報共有できるネットワークを作りたいと考えるようになり、居場所を提供する各団体を集めて「京都・子どものミライ作り ポレポレ」を立ち上げられました。

 「京都・子どものミライ作り ポレポレ」では、年に数回、各団体が紹介ブースを設けて自由に団体の取組について聞くことができる「居場所紹介フェス」や、共通の悩みを共有したり、気軽に相談できる「ポレポレオープンデー」を開催しています。現在、「いばしょかふぇ」のほか、市内6団体が所属する大きなネットワークとなっています。「取組内容は団体によって異なりますが、居場所をつくりたいという思いは同じなので、横のつながりによって、少しでも皆さんに様々な選択肢があることを知っていただきたい」と語られました。

 ほっこりとした町家で、いっぱいの大丈夫に囲まれる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?




ポレポレ 代表 宅間和美(たくま かずみ)様からのメッセージ

 HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン、とても繊細な人)や不登校の子など、人それぞれに性格と個性があります。それを否定するのではなく、お互いを理解し合える社会になったら良いなと思います。そのため、私が運営する「いばしょかふぇ」は、誰かと気軽に話せたり、話さなくても人がいることで安心できたりする場所でありたいと思っています。特にコロナ禍では、外出制限があったことで、つながりが希薄になり、孤独に感じたり、一人で悩みを抱えたりした方も多いと思います。このような集まれる場があることを、頭の片隅に置いておいていただき、ふと思い出していただけましたら幸いです。


<詳細情報>
 いばしょかふぇ(「京都・子どものミライ作り ポレポレ」の所属団体)
 活動場所:中京区六角油小路町345-2(傍楽(はたらく)で活動中)
 ホームページ:https://hareyoga0511.wixsite.com/my-site外部サイトへリンクします

★「京都・子どものミライ作り ポレポレ」のホームページはこちらから
   https://kyotoporepore2020.wixsite.com/my-site外部サイトへリンクします
   中京区以外の団体の活動を知ることができます。ぜひご覧ください。


取材の様子

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電話:庶務担当075-812-2420 地域防災担当、調査担当、企画担当075-812-2421

ファックス:075-812-0408