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区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(福祉・医療・生活)エビバデ京ほっぷ

ページ番号309521

2023年3月8日

エビバデ京ほっぷ(令和5年3月8日更新)



  中京区役所の屋上を中心に活動している市民団体「エビバデ京ほっぷ」。ビールの原材料として知られる「ホップ」を、中京区役所の屋上や各家庭、高齢者施設等で栽培し、まちなかの緑を増やすとともに、栽培を通して、人と人とのつながりも生み出すことを目的に活動されています。今回は、活動をはじめられた経緯について、発起人である代表の橋本 千恵さんにインタビューしました。

 橋本さんは4年前まで、高齢者介護の仕事をされており、仕事中心の生活をおくられていました。忙しい毎日に追われる中で、「自分が高齢者になったとき、周りに助けてくれる人は居るのだろうか」とふと考え、近隣の人とのつながりが少ないことに気が付きました。その後、仕事を退職することを決め、自分の人生を見つめ直す時間が生まれたことで、「人ともっとつながりたい」という熱い思いが沸き上がりました。そのような思いから生まれたのが、「ホップの栽培」でした。以前働いていた高齢者施設と地域をつなぐきっかけとして、「施設でクラフトビールを作ったらどうだろう」、「クラフトビールを作って人との交流を広げたい」と考えていたことを思い出し、世代問わず知られているビールの原材料である「ホップ」をまずは栽培しようと考え、人と人とのつながりづくりに一歩踏み出しました。

 最初に、情報収集や中京でまちづくり活動に励まれている方々とのつながりづくりのために、中京に住む方々が集う「中京マチビトCafé」に参加しました。そこで中京区役所の屋上庭園で、屋上緑化に取り組むボランティア団体「中京・花とみどりの会」の方と出会い、協力を得られたことで、屋上での栽培をスタートさせることができました。その後、屋上でのイベント等の開催を通して「ホップ」を栽培する仲間が増え、人とのつながりがホップのつるとともに、ぐんぐんと伸び広がっていきました。

 ホップの魅力について伺うと、「ホップは香り高く、ハーブティーとして楽しんだり、ビールに入れたりすることで香りを楽しむことができます。また、毬花(まりばな、ホップの花の部分のこと)も形がかわいく、さわやかな緑色できれいです」と橋本さん。ホップのつるをリースにする楽しみ方もあり、リースづくりのワークショップも開催されています。このつるが真夏にはグリーンカーテンにもなるため、エビバデ京ほっぷの活動は、環境保全に貢献する活動であることが認められ、令和4年度の「京都環境賞特別賞(※)」を受賞されました。今後は、地元のクラフトビール醸造所と協力して、「フレッシュホップを使ったビールづくり」という夢を語ってくださいました。

 ホップの栽培からビールづくりまで、多くの人が楽しめることを企画され、「人とのつながりづくり」という揺るぎない軸を持って、今後も活動は続いていきます。



京都環境賞について
   京都市では、市民や事業者の皆様の環境に関する関心を高め、様々な実践活動の更なる推進を図ることを目的として、平成15年度に京都環境賞を創設し、地球温暖化の防止、生物多様性の保全や循環型社会の推進等の環境保全に貢献する活動を実践されている方を表彰しています。

エビバデ京ほっぷ 代表 橋本 千恵(はしもと ちえ)様からのメッセージ

 活動を通して知ったのですが、中京区にはいろいろな人がいてとても面白い場所です。また、まちに顔見知りの方が増えることで、安心感がうまれ、これからも中京区に住み続けたいという気持ちが強くなりました。人と人とのつながりを大切に、これからも出会ってつながり、一緒に楽しい中京区にしていきたいです。
 またコロナ禍でイベントができなかったことから、皆さんと会うきっかけを作ろうと、折りたたんで持ち運べる「モバイル屋台外部サイトへリンクします」をつくり、鴨川などで活動しています。皆さんと会えたら嬉しいです!



<詳細情報>
 エビバデ京ほっぷ
 Facebookページ:https://www.facebook.com/hoptoyatai/外部サイトへリンクします

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