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区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(飲食店・ショップ)わだまんサイエンス

ページ番号308227

2023年2月2日

わだまんサイエンス(令和5年2月2日更新)



★京都の大学に通う学生さんに区民ライターとして執筆いただいています!

 今回は、“ごま”製品専門店「わだまんサイエンス」の代表取締役 深堀 勝謙さんを取材し、ごまとの出会いや、ソーシャルビジネスについて語っていただきました。日本人は、ほうれん草のごま和えや、ごま塩のおにぎりなど、ごまを用いた料理に馴染みがありますが、「ごまには、代謝にかかわるビタミンB1やB2、抗酸化作用をもたらすビタミンE等が含まれており、皆さんが普段何気なく食べている日本の食文化は健康的ですばらしいのです」と話され、深堀さんの“ごま”に対する熱い思いを、取材を通して改めて感じました。

 深堀さんとごまとの関係が深まったきっかけは、東日本大震災のボランティア活動でした。深堀さんはその活動中に、JICA(国際協力機構)で語学研修(協力隊派遣前に行う研修)の講師をされていたボリビアの方と出会い、南米のごま農家が抱える問題を知りました。ごまの生産は、手作業で行われることが多く、手間がかかるにも関わらず、安価であることから、多くは途上国で生産されています。また、ごまのおいしさや食べ方を知らずに生産されているという実態があり、さらに、パラグアイは日本最大の白ごま輸入国でしたが、より安価であるアフリカ産のごまが出回るようになると、パラグアイ産のごまの輸入量が落ち込み、現地農家の収入が激減しました。

 こうした問題を解決するため、深堀さんは、日本国内とパラグアイの両方で、様々な取組を行うことを決意し、2013年から2018年にかけて、JICAの進めるODA(政府開発援助)のプロジェクトの一員としてパラグアイに赴きました。ごま農家に向けて、つくり方や売り方のノウハウを伝授し、パラグアイの方々にごまの価値やおいしさを知っていただくために在パラグアイ日本国大使館でごま料理のイベントを開催しました。

 また、日本国内においては、様々な種類のごま製品を生み出し、さらに、ごまを用いたクレープ店「胡麻屋くれぇぷ堂」のフランチャイズ化や、せんべい・おかき専門店「寺子屋」と一緒に立ち上げた「ごま福堂」の展開など、積極的にごまの需要拡大に向けた取組を進めました。

 「わだまんサイエンス」はこのように、事業を通じて社会課題を解決(ソーシャルビジネス)している企業ですが、起業してから5年間は赤字が続くなど、様々な困難を抱えていました。しかし、「持続可能な取組にしていくには、自社の利益を優先するのではなく、相手が笑顔になれることだけをやり続けることが大切だと思います。そうすることで、自然と事業も持続可能になっていくと思います。」と話されました。取材を通して、人から必要とされるものであれば自然と発展する、という考え方を教えていただき、世のため、人のために一生懸命に取り組まれている姿がとても印象的でした。

わだまんサイエンス 代表取締役 深堀 勝謙(ふかほり かつのり)様からのメッセージ

 自分の好きなこと・得意なことで目の前の人の困りごとを解決していく、「中京区」はそんな素敵なまちだと思っています。皆さん、ぜひ美味しくて栄養素が含まれているごまを食べて、自身の健康づくりだけではなく、途上国支援もしませんか?「ごまで世界平和」!


<詳細情報>
 株式会社わだまんサイエンス
 所在地:中京区烏丸御池上る二条殿町546 NT都ビル9階
 ホームページ:http://www.wadaman-s.com/外部サイトへリンクします


★今回ライターを務めていただいた学生さん 京都産業大学 3回生 水田淳実さん
「今回の取材で、おすすめのごまの食べ方を伺うと、ごましょうゆごはんとセサミトーストでした。どちらも試してみましたがごまが香ばしくて本当においしかったです!」

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