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区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(飲食店・ショップ)豆政

ページ番号307832

2023年1月23日

豆政(令和5年1月23日更新)


 京名物「夷川五色豆」で知られ、明治17(1884)年創業の老舗豆菓子店「豆政(まめまさ)」は、夷川柳馬場に本店があります。

 京都は山々に囲まれた自然豊かな環境であり、質の良い地下水に恵まれているため、今なお、地下水を活用されている料理屋さんやお味噌屋さんがあります。また、そのような豊富な水や天然の有機物を含んだ土壌、穏やかな気候により、京都は豆づくりに適した環境といわれています。古くは、五条周辺でえんどう豆が盛んにつくられており、創業当初の豆政は丹波の黒豆や大豆とあわせ、こうした豆の小分け販売や、加工豆(塩・砂糖をまぶした豆菓子)等の製造をしていました。

 その後、京名物「夷川五色豆」が誕生したのは明治20年頃のことでした。当時貴重であった白砂糖が台湾から手に入るようになると、砂糖を使った新たな商品として「五色豆」が開発されました。現在も看板商品である「五色豆」は、砂糖や青海苔、ニッキ等を用いて、宮中で喜ばれる色である赤・白・黄・青・黒をイメージして作られた豆菓子です。その美しい色合いや、木箱に入れて販売したことで、地元の方を中心に、お祝い事やご進物として喜ばれるようになりました。さらに、明治42年には、当時は珍しい「駅での立ち売り」を京都駅で始めたことで、「お土産」として人気を博しました。このように、新商品の開発だけではなく、今までにない販売方法の開拓により、「五色豆」は京名物として、全国の観光客にも知られるようになりました。

 現在では、「五色豆」のほかにも、揚げた豆菓子やお醤油を使った豆菓子など、様々な商品開発に取り組んでおられ、豆菓子以外の和菓子も含めると、50種類ほどの商品を販売されているそうです。中でも、スパイスを好む外国人観光客から人気となった「わさびピーナッツ」は、平成25年の菓子博覧会で内閣総理大臣表彰を受賞されました。「食文化の違いでお米を食べない国はあっても、お豆を食べない国はないと思います。豆のスープやカレーなど、お豆は味付けの仕方で、楽しみ方は様々あります。これからも多くの方々に喜ばれるような、アイデアをたくさん出していきたいです」と意気込む5代目社長の角田 潤哉さん。「京都は、主に修学旅行で若い世代の方々も訪れる場所ですので、『お豆って美味しいんや!』と感じてもらうきっかけをつくりたいと思っています。そのためにも、まず手に取ってもらえるよう、9年前からはパッケージのデザインにも力を入れています。」と、“世界一美味しく、世界一喜ばれて、世界一有名なお豆屋さんに”をスローガンに掲げる、豆政さんの挑戦はこれからも続きます。

 間もなく節分が訪れますが、例年、京都市内の小学校給食や、八坂神社・上賀茂神社・平安神宮の豆まきに使用される福豆も納品されているそうです。店頭でも販売されているそうですので、御自宅での豆まきの御準備をお忘れなく!


豆政 代表取締役社長 角田 潤哉(かくだ じゅんや)様からのメッセージ

 どうしても暗くなりがちな世の中ですが、お菓子を食べる時は、自然と気持ちが穏やかになり、ホッとした気持ちになると思います。みんなでニコっと笑顔で「美味しいね」と話したり、明るくなったりするきっかけになったら嬉しいです。私たちも、誰と食べても、何と合わせても、『角が立たない』お菓子であるお豆を食べて、楽しくコミュニケーションを取ってもらいたいと思っています。お店では、そんな理想の姿をパネルで展示していますので、ぜひのぞいてみてくださいね。



パネル

<詳細情報>
 株式会社 豆政(まめまさ)
 所在地:中京区夷川通柳馬場西入
 電 話:075-211-5211
 営業時間(本店):午前8時~午後6時(月~土)※定休日:日曜日
 ホームページ:https://www.mamemasa.co.jp/外部サイトへリンクします

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