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区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(飲食店・ショップ)革工房Rim

ページ番号297951

2022年5月10日

革工房Rim(令和4年5月10日更新)


 富小路通二条を上がったところに「革工房Rim(リム)」があります。外観は趣のあるガラス戸が印象的で,外から中の様子をみることができ,レザークラフト(革製品)がたくさん並んでいます。ミシンなどの機械はなく,すべて手作業で制作されており,レザークラフトの販売やメンテナンスだけではなく,革色や糸の種類などを選んでいただける「カラーオーダー」にも対応されています。

 革工房Rimさんが京都にこられたのは,2004年でした。最初は,東山区にある,工房やアトリエを借りることが難しい若い世代の芸術活動を応援している町家「あじき路地外部サイトへリンクします」で開業され,その後2012年頃に中京区の現在の場所に移転されました。「京都や神戸など,開業する場所をいくつか検討しましたが,京都は鴨川や山があり,静かで集中できるような気がしていましたし,何よりもモノを作るイメージがわきやすかった」とオーナーの押野さん。押野さんとレザークラフトの出会いは,友人からいただいたレザークラフトの切れ端でした。その切れ端を使って自分でレザークラフトを制作してみたことがきっかけとなり,それからというもの,レザークラフトに魅せられ,なんと独学で制作をはじめられたそうです。

 押野さんはもともと,職人さんではなく,大阪の企業で働く会社員でした。ある時,「10年後も20年後も30年後もできて,楽しめる仕事をしたい」と考えるようになり,「楽しめる仕事」を見つけるために学校や専門学校に通ったり,転職をしたり,海外に住んでみたりと様々な経験をされ,8年かけて「レザークラフト」と出会いました。「思い返すと昔から,図工の授業などで何かを作り上げたときの達成感や満足できる気持ちがとても好きで,レザークラフトの制作を仕事として選んだ時,不安は全然なく,これだと思って突き進みました」と話されました。

 コロナが流行する前には工房でワークショップを開催されるなど,レザークラフトの魅力を存分に伝えておられました。人が集まることができなくなったコロナ禍の現在では,新たに家で作れるキットと工具のセットなどを作り始めておられます。

 「革は使えば使うほど美しさと深みが増し,味が出てきます」と話され,人生の節目にレザークラフトを手に取って,ともに人生を歩んでいけるのも「レザークラフト」ならではだと感じました。


革工房Rim 押尾 敬子(おしの けいこ)様からのメッセージ

 コロナ禍では外出しにくかったり,人と会いにくかったりと,心は自然とネガティブになっていきますが,そのような時こそ,毎日の生活の中で,ふとした楽しみを見つけるということが大事だと思います。今日は花が咲いた,コーヒーがおいしいなど,良いことは日常にいっぱいありますので,こうした何気ない出来事に楽しみを見つけて,一日を明るく過ごしてほしいと思います。家の中でもできるモノづくりにチャレンジすることも楽しいのかなと思います。


<詳細情報>
 革工房Rim(リム)
 所在地:中京区富小路通二条上る鍛冶屋町377-1
 電 話:075-708-8685
 ホームページ:https://www.rim-works.com/外部サイトへリンクします


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