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区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(中京のすごい人!)朱雀第六学区市政協力委員連絡協議会会長 小倉さん

ページ番号295716

2022年3月14日

朱雀第六学区市政協力委員連絡協議会 会長 小倉さん(令和4年3月14日更新)


 今回の「地域活動をしている中京のすごい人!」は,長年,朱雀第六学区で地域活動に積極的に取り組んでおられる小倉さんです。その活動のきっかけとなった事柄や,今,若い世代や子どもたちに伝えたいことなどをお聞きしましたのでご紹介します。

 小倉さんは朱雀第六学区で生まれ育ち,お仕事の傍ら,地域活動を続けてこられました。現在は自治連合会長を退任されていますが,今もなお,市政協力委員の会長,民生児童委員,中京区社会福祉協議会評議員専任・解任委員等を務められています。長年の地域活動に対し藍綬褒章も受章されています。

 地域活動を長く続けてこられたきっかけは,学生時代に大学教授の呼びかけにより,友人と一緒に参加した「療養キャンプ」でした。それは1週間ほど琵琶湖畔の佐波江で,障害のある子どもたちに,自立や自然とのかかわり等を教えるというものでした。当時は,軽症の障害の子を対象とした養護施設は京都に1箇所しかなく,親御さんは子どもを外に出すことに抵抗感があったため,小倉さんたちはまず家庭訪問をし,親御さんを説得して参加者を集めました。その他にも,障害や療育(障害のある子等に対し,個々の発達の状態や障害の特性に応じて,現状の困りごとの解決と,将来の自立と社会参加を目指し支援をすること)について学ぶため,週2回の研究会に参加するなど,「誰一人取り残さない」社会の実現に向けて,SDGsという言葉がまだ存在しない頃からすでに取り組まれていました。その後,京都にも養護学校が4校ほどつくられたため,役割を果たし,令和元年にキャンプの活動は終了しました。

 その他にも,小倉さんは参考書や教科書の挿絵や図表を描く「工業デザイナー」をされています。そのつながりで現在,朱雀第六小学校に通う4年生を対象に,年に一度,理科の授業をしています。「私の幼少期は紙飛行機が雑誌の付録で,戦時中でも紙飛行機でよく遊んでいました。PTA『おやじの会』のイベントで,「紙飛行機をつくって飛ばそう!」と言ったら盛り上がり,そこで学校の授業でも一度やってみようとなりました。」と話され,子どもたちに飛行機づくりや飛ばし方を教えています。「なんで飛ばないのだろう,なんで飛ぶようになったのだろうと考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。」と語られました。

朱雀第六学区市政協力委員連絡協議会 会長 小倉壽之(おぐら としゆき)様からのメッセージ

 若い方にはぜひとも,もっと地域とつながりを持っていただきたいと思っています。若い頃から地域とつながりを持って生活することで,地域活動に関わりやすくなります。地域活動を通して子どもたちと深く関わることで,自分だけではなく,子どもたちにも好影響を波及させることができます。地域の子どもが「小倉さんと同じように,大学に行って勉強したい!」と言ってくれた時は,とても嬉しく,地域活動から言い知れないもの,“たくさんの宝”をいただいていると感じています。コロナ禍であっても地域のつながりは大切にしていきたいですね。


小倉さんが描いた挿絵

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