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区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(寺院神社)高松神明神社

ページ番号293922

2020年12月25日

高松神明神社(令和2年12月25日更新)


 平安の時代からこの地に続く高松神明神社は,醍醐天皇の皇子である源高明(みなもとのたかあきら)の邸内に鎮守の杜として祀られたお社から始まったとされています。お宮でありながら,境内にお地蔵さまが祀られているとても珍しい神社としても知られています。そのお地蔵さまは『真田幸村の知恵の地蔵尊』と呼ばれており,1794年に紀州国(現在の和歌山県)の真田庵(善名称院)から拝領された真田幸村の念持仏とされ,台石をさすって子どもたちの頭をなでると知恵を授かると信仰されています。また,社殿左手の手水舎には,“水琴窟(すいきんくつ)”という技法をつかった仕掛けが設えられており,地中に落ちるお手水の水滴が琴に似た神秘的な音色を奏でることで,訪れた人にひと時の癒しを与えてくれるスポットとなっています。

 今年は,神社にとって創建1,100年の大きな節目の年で,10月の2日間で行われる「秋の例祭」に合わせたさまざまな記念行事が計画されていましたが,新型コロナウイルス感染症の影響を受け,行事の見直しを行い,「コロナ感染を防ぐことを考慮しながらも,節目の年にたくさんの方に訪れてもらいたい」という思いから,境内に祈りの「鎮守の杜」を造り上げました。「賑やかにせず,静かに拝むという視点に切り替えました」と宮司の村上繁樹さん。「鎮守の社」は,高さ2.5メートルを越える6本の榊を山から切り出し,2tトラックで神社まで運び,このために参道に開けられた穴に立て,ロープを這わせて造られました。開催初日から約1週間設置され,訪れた方は疫病除けの妖怪「アマビエ」が描かれた短冊に願い事を書いて枝に吊るし,疫病退散を祈願しました。

 また,1,100年を記念して,昭和の終わり頃の「秋の例祭」の様子が描かれた壁画を制作され,秋の例祭で除幕式も行われました。「三密を避けながらも,こんな時代だからこそ神社をお詣りして,頑張ろうという気持ちになって欲しいです。」と話され,コロナ禍であっても工夫を凝らすことで,節目を祝われました。「来年はいつものように,マジックショーやビンゴで賑わう宵宮や,元気いっぱいの子ども神輿の巡行ができたら嬉しいです。」と願いも語られました。

高松神明神社 宮司 村上 繁樹(むらかみ しげき)様からのメッセージ

 ソーシャルディスタンスを保ち,手洗いやうがい,マスクを着用するなど自分でもできる対策を行い,自己防衛しましょう。日本には生活の中に綺麗な水がありますが,当たり前ではないと思っています。ぜひ神社にも足を運んでいただき,心静かに手水で身を清めることで,生活習慣を見直すきっかけにして欲しいです。


<詳細情報>
  高松神明神社(たかまつしんめいじんじゃ)
    所在地:中京区姉小路通釜座東入津軽町790
    電 話:075-231-8386




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