区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(寺院神社)下御霊神社
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2020年9月8日
下御霊神社(令和2年9月8日更新)
京都御所近くにある下御霊神社。疫病をおさめる御霊社として1,100年余り,京の都を守り続けてきました。下御霊神社では,冤罪を被り亡くなられた貴人の方々の「怨霊」をお慰めして,御霊(ごりょう)として大切に祀ってこられました。「怨霊」と聞くと一見怖い印象を持ちますが,「マイナスをマイナスにとらえるのではなく,プラスに考えてきた」と出雲路敬栄(いずもじ よしひで)宮司。今回の新型コロナウイルス感染症により,毎年5月の神幸祭・還幸祭は関係者だけで神事のみを行い,神輿巡幸など人が集まる行事は全て中止せざるを得ない状況となりましたが,「自分だけがコロナ禍にいるのではなく,みんなが同じ禍中にいて,みんなで力を合わせて頑張るということの大切さを改めて考えるきっかけとなった」,また「『人のために祈る』という本来の日本人らしさを感じることができる機会となった」と話されました。
下御霊神社 宮司 出雲路 敬栄(いずもじ よしひで)様からのメッセージ
平安時代から明治時代にも度々インフルエンザや天然痘,コレラなどの疫病に悩まされてきました。その度に立ち向かい,乗り越えてきたからこそ,今の私たちがいると思います。日本は美しい水が豊富にあり,手洗いできる水も十分にあること,この当たり前に思っていたことに感謝しなければなりません。不安や不満ばかりが前に出てしまいますが,このような時こそ「感謝の心」を忘れないでみんなで力を合わせて,この経験から得たことを,次の世代へ繋いでいってほしいです。
<詳細情報>
下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)
所在地:〒604-0995 中京区寺町通丸太町下る
電 話:075-231-3530
お問い合わせ先
京都市 中京区役所地域力推進室総務・防災担当
電話:庶務担当075-812-2420 地域防災担当、調査担当、企画担当075-812-2421
ファックス:075-812-0408