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区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(中京のすごい人!)平安講社第八社 理事,朱八地域自主防災会 専門協力員 太田さん

ページ番号293756

2022年1月28日

平安講社第八社 理事,朱八地域自主防災会 専門協力員 太田さん(令和4年1月28日更新)


★今回は,京都の大学に通う学生さんに区民ライターとして執筆いただいています!

 今回の「地域活動をしている中京のすごい人!」は,時代祭や朱八地域自主防災会の役員など,様々な地域活動をされている太田興さんをご紹介します。

 京都三大祭の一つとして,毎年10月に行われる時代祭。その当日に向けて,平安講社第八社(時代祭の運営,祭具や衣装の管理を担う市民組織)では,衣装の虫干しや寄付金集め,維新勤王隊の隊士募集から入隊式,練習など,1年間を通して様々な活動を行っています。太田さんは,ご近所で平安講社の役員をされていた方から「時代祭の役員をしてみないか」と声をかけてもらったことをきっかけに,現在まで20年以上にわたり時代祭の活動に携わっておられます。「お祭りに関わっていると,京都,地域のことが好きだという人に出会うことができます」と太田さん。「そういう人が,京都という地域を理解し,地域を大切にするという想いを持ち続けてくれるんです。」と語られる姿からは,これからの祭を支え,地域を担っていく次の世代への強い期待が伝わってきます。

 また,太田さんは,兵庫県西宮市にて阪神淡路大震災で被災し,何もできなかったという悔しい思いを経験されています。「京都の人たちに自分と同じ気持ちを味合わせたくない」という想いから,自主防災会などの地域の防災活動に携わり,朱八学区地域の子どもたちとの防災まち歩きなどに取り組まれています。さらには,市民への講演会をはじめ小学校や中学校,大学でも,年間に約20回もの防災に関する授業に講師として参加するなど,京都市中を駆け巡っておられます。講演では「被害は現場で起きている」というキーフレーズを毎回掲げ注意を呼びかけられます。「実際に被害が起こるのは住民が住む場所や勤め先です。講演を聞いて終わりではなく,現場の人たちが災害を自分ごととしてとらえて行動して安全を確保していかないと,被害は減っていきません」と語られました。

 生まれ育った中京区への想いを尋ねると,「中京区は,多くの人に多くのことを教えてもらったまち。何らかの形で恩返しをしていきたいと思っています」と語られました。「『恩返し』は恩をくれた人に恩を返すことですが,恩をくれた人はもういらっしゃらないということも多いんです。だからこそ,中京区だけに限らない次の世代に想いを伝えていくことが『恩返し』だと考えています」と太田さん。より多くの人,特にこれからを生きる若い人たちに,地域への愛着や災害に対する当事者意識を持ってもらいたいという想いを原動力にして,日々地域活動に励んでおられます。

 今回の取材を通して,こうした太田さんの想いに触れることで,学生ライターである私たちも,地域を守る存在になるべきだという使命感が生まれました。

平安講社第八社 理事,朱八地域自主防災会 専門協力員 太田興(おおた こう)様からのメッセージ

 コロナ禍でも災害は容赦してくれません。外には出られなくとも,家にいてでもできる情報収集は進めて欲しいと思っています。災害に関する講演会もセミナーも,今はオンライン上でも参加できるようになっているので,ぜひ活用していただきたいです。想いを伝える側も,受け取る側も,今できることを進めていきましょう。


時代祭 行列行進前の準備の様子


高倉小学校での防災授業の様子


取材の様子

今回ライターを務めていただいた学生さん

立命館大学 3回生  松本 丈 さん
              村尾 知香 さん
               森田 梨菜 さん   (五十音順)

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京都市 中京区役所地域力推進室総務・防災担当

電話:庶務担当075-812-2420 地域防災担当、調査担当、企画担当075-812-2421

ファックス:075-812-0408