スマートフォン表示用の情報をスキップ

京都市中京区

言語選択を表示する

検索を表示する

スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置:

区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(文化・教養・スポーツ)ライデンフィルム 京都スタジオ

ページ番号292092

2021年11月26日

ライデンフィルム 京都スタジオ(令和3年11月26日更新)


 東京に本社を置くアニメ制作会社「株式会社ライデンフィルム」が,アニメ業界の中心である東京から,「人を育てる・働き方を改善していく」という目標をかかげて京都スタジオを開設しました。

 アニメ業界では,個々で活躍しているアニメーターを集めて,1つの作品を作成していくというスタイルが主流です。そのため,1つの会社で完結せず,それぞれのアニメーターが個々に仕事を進めるため,不規則な就業形態や人材確保・育成が課題となっています。また,「作業者よって作画のイメージが異なることもあり,クオリティを維持していくためにも1つの会社で原画・動画を作成できるような『持続可能』な働き方が必要」と,京都スタジオ室長の坂本さん。スタジオ開設から試行錯誤で業界の「当たり前」を見直してこられ,例えば,20名ほどのスタッフ全員がスタジオに出勤し,日中に作業することで,細やかなアドバイスや指導を行えるようにするなど,働き方や若手の育成に注力されています。

 アニメの制作には,絵コンテ・レイアウト,原画・動画,ペイント,CG,撮影など,さまざまな工程がありますが,京都スタジオでは作画と言われる原画や動画を描いています。原画とは,動きを表現するために欠かせない基となる絵のことで,その原画を何枚もつなぎあわせて動画を作成しています。その他の工程は東京にある会社が行うことがほとんどであるため,坂本室長は,「関西主導で制作できるライン作りにも積極的に取り組んでいきたい」と語られ,行政と連携してアニメCMの制作を行うことで,制作費の目安づくりや関西にあるアニメ制作会社との協業を果たすなど,さまざまな改善策に着々と取り組まれています。

 今後の展望をお聞きすると,「スタジオ開設から6年が経ち,京都のブランド力を活かして,メイドイン京都のアニメを作りたいです。制作会社のみならず,声優さんなどのクリエーターの規模が関西に充実できればアニメ業界はさらに盛り上がりますし,京都に制作現場を見学できる場所を作って,アニメーターを目指す学生さんが増えたら良いなと思っています。」と坂本室長。京都のアニメ産業に新たな可能性をもたらす,ライデンフィルム京都スタジオの次の一手に期待が高まります。

ライデンフィルム 京都スタジオ 室長 坂本一也(さかもと かずや)様からのメッセージ

 「アニメ業界」というと,「不規則な勤務形態」や「低賃金」いったイメージを持たれる方もおられるかもしれませんが,京都スタジオの働き方を知っていただくとともに,もう少しアニメを身近に感じていただきたいと思っています。
 新型コロナ流行前には,「かたりき」という京都での業界トークイベントを3回ほど実施し,地域の方にアニメの仕事現場などの生の声を届けていました。今後も,あまり馴染みのない方にも気軽に知っていただく機会を作りたいと思っていますので,その際は中京区の皆さんのご参加をお待ちしています。


<詳細情報>
   株式会社ライデンフィルム 京都スタジオ
  公式ホームページ:http://lidenfilms.jp/外部サイトへリンクします
  ライデンフィルム京都・行政がタイアップして作成した動画はこちら外部サイトへリンクしますから


このページに対してご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

お寄せいただいたご意見は、今後のホームページ運営の参考とします。

お問い合わせ先

京都市 中京区役所地域力推進室総務・防災担当

電話:庶務担当075-812-2420 地域防災担当、調査担当、企画担当075-812-2421

ファックス:075-812-0408