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区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(中京のすごい人!)理容まきでの巻出さん

ページ番号289987

2021年9月29日

理容まきで 巻出さん(令和3年9月29日更新)


 明倫学区にある理容店「まきで」は昭和30年に創業し,店主の巻出さんは現在2代目として理髪店を営んでいます。20代の頃に他店で3年ほど住み込みで修業し,実家の理容店を引き継いだ後も理容組合の青年部に加入し,理容の勉強に励まれ,腕を磨いてこられました。「美容師希望の若者が増え,理容師が減っていますが,最近では女性のお顔そりの需要も高まっています。」と巻出さん。理容師は長年の経験が技の良し悪しを左右しますが,一度培ったその技は半永久的に身につくため,長く続けることができ,新しい需要にもその技術力の高さで対応することができます。「コロナ禍では不安なこともありますが,新しいお客さんとの出会いもあって,その方々の要望に応えるためにも何とか頑張らないと」と語られました。

 理容店の経営だけではなく,地域活動にも積極的に参加されています。明倫学区の消防団に所属され,副分団長として地域の安全を守る役割を担っています。消防団の活動は,夜間巡回や地域の見回り,総合防災訓練などを行っており,特に明倫学区は祇園祭に深く関わっているため,「文化財を守る役割」も担っています。「祇園祭の期間中は詰所で待機したり,山鉾を出してる間の収蔵庫に入り,漏電などがないか電力会社と一緒に点検したりするのも大切な仕事です。」と語られる姿からは,伝統を継承するという大きな責任感を感じました。こうした活動の様子が中学校の道徳の教科書にも紹介され,「地域や社会に関わる大切さ」を学ぶきっかけづくりに貢献されています。

 また来年(令和4年)は,休み山になっていた町内の山「鷹山」が196年ぶりに復活します。今まではご神体のみ町内でお祀りしていましたが,10年ほど前から復興の計画が持ち上がり,実現に向けて準備を進めています。何度も火災にあい,焼失しては幾度となく復興してきた「鷹山」ですが,来年見事に曳山(ひきやま)としての勇姿が復活します。本来は去年と今年の前祭と後祭において,他の曳山での予行演習を予定していましたが,どちらも巡行が中止となったため,来年の前祭で1回の練習のみで本番を迎えることになります。「いきなり新町の細い道で辻回しをするので,ちょっと心配です」と語られましたが,来年の実現に期待が膨らみます。巡行には巻出さんも鷹山保存会の一員として,裃(かみしも)をつけて参加されます。

理容まきで 店主 巻出清章(まきで きよあき)様からのメッセージ

 緊急事態宣言下でも理容店は営業できる業種ではありますが,コロナ禍では来店を控えるお客様もいらっしゃいます。それでもこんな時こそお越しになるお客様もおられるので,「お客様に支えられているんだ」ということをつくづく感じます。コロナ禍では感染対策に必要な設備投資もしなくてはならないので経費もかかりますが,お客様のために必要なことだと思います。「出口はもうすぐ」と信じて,マイナス思考にならないように,感染対策を万全にしてお互い頑張りましょう!

<詳細情報>
  理容まきで
    所在地:〒604-8206 中京区三条通新町東入北側
    電話:075-231-6225

    ★「鷹山」の復活についてはこちらのページ外部サイトへリンクしますをご覧ください。


道徳の教科書に掲載されている巻出さん


「鷹山」のTシャツ

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電話:庶務担当075-812-2420 地域防災担当、調査担当、企画担当075-812-2421

ファックス:075-812-0408