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区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(文化・教養・スポーツ)先斗町歌舞練場

ページ番号288309

2020年10月13日

先斗町歌舞練場(令和2年10月13日更新)


 鴨川と先斗町通に挟まれたところにある先斗町歌舞練場。東洋的な近代建築でレンガ造りが美しい建造物です。そこでは,京都五花街のひとつ先斗町歌舞会に所属している芸妓さん・舞妓さんが日々お稽古に励んでいます。しかし,今年は新型コロナウィルスの影響で,3月からお稽古が中止となり,春の「鴨川をどり」と秋の「水明会」も中止となりました。

 そこで,芸妓さん・舞妓さんのモチベーションの向上や「をどり」を心待ちにされているファンの期待に応えるべく,新しい挑戦として「オンライン版鴨川をどり」の実現に向けたクラウドファンディングを始められました。また,新たにインターネットによるグッズ販売も開始し,「鴨川をどり」の時に購入できる扇子やうちわ,千社札を販売しています。さらに,千円以上お買い物をされた方には,お稽古ができない期間中に芸妓さん・舞妓さんが一つ一つ丹精を込めて作成した手作りマスク(数量限定)をプレゼントしています。

 「このような今までにない事態にも柔軟に対応し,困難に立ち向かっている」と先斗町お茶屋営業組合 取締の楠大毅さん。歌舞練場が建てられた昭和2年は,先斗町通には100軒あまりのお茶屋さんがありましたが,少しずつ飲食店が増え,現在は20軒ほどになりました。さらに,常連さんが少なくなり,観光客の方がお客さんになるなど顧客の変化も生じています。長い歴史の中で変化に柔軟に対応され,困難にも立ち向かって来られました。お稽古は6月から再開し,9月20日からは貸会館としての活用も少しずつ始められましたので,今後の先斗町歌舞会の活動に注目です。

先斗町お茶屋営業組合 取締 楠 大毅(くすのき だいき)様からのメッセージ

 コロナ禍でも芸妓さん・舞妓さんは,お稽古に取り組んで日々頑張っています。長い歴史の中で日本文化を支えていくという気持ちで,このような時こそ力を合わせて,先斗町の灯を消すことのないよう努めています。新しい試みにチャレンジする機会を得たのもよかったと思っています。お互いにできることを見つけてこの困難を乗り切っていきましょう!

<詳細情報>
  先斗町(ぽんとちょう)お茶屋営業組合/先斗町歌舞会
    所在地:中京区先斗町通三条下ル
    電 話:075-221-2025
    ホームページ:https://www.kamogawa-odori.com/外部サイトへリンクします
★先斗町へお越しの際は,白い提灯がお茶屋さん,赤い提灯が飲食店と提灯の色分けがされていますので,ぜひ見てみてください。




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