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区民ライターがゆく!頑張る中京人・魅力再発見(福祉・医療・生活)新京極商店街

ページ番号287114

2021年1月19日

新京極商店街(令和3年1月19日更新)


 新京極通は,東京奠都(てんと)で衰退していた市民の士気を盛り上げるために,周辺のお寺の境内を整理して新たな通りをつくったことが始まりであり,令和4(2022)年で150周年を迎えます。「新京極通は150年の歴史があるということを京都市民の皆様や全国に伝えたいと思っています。」と新京極商店街振興組合の西澤摩耶さん。アーケードの統一感を出すために,令和2年11月に新京極通にあるお店の統一看板のデザインのリニューアルや30年ぶりのアーケード内放送の更新など,修学旅行生だけではなく大人になっても「もう一度行きたい」と思っていただけるような企画を考えておられます。

 また,2026年は商店街が振興組合になってから50周年を迎えます。「50年も商店街として頑張ってきたね,お疲れさま」という想いを込めて式典を開催する予定をされています。記念冊子の発行も予定されており,「商店街のお店は次々と変わっていくので,日々の記録が大切。昔のお話やエピソードなど,記録を残していきたい」と話され,これまで新京極商店街を支えてきたお年寄りのお話を聞いたり,商店の倉庫等から古い写真を探したりして,「昔を知って,今はこのような状況だけど未来はこうしていきたい,と未来を見据える機会にしたい」と商店街への想いを語られました。

 今回のコロナ禍では,新京極商店街振興組合から各店舗に休業支援金をお渡しするという取組をしましたが,進める中で休業されている店舗と連絡が取れないという事態が起きました。そのことがきっかけで,緊急時の連絡先を収集し,緊急時の体制を見直すことができました。また,コロナ禍での店舗内の掃除の仕方など,商店街として何ができるのかを考え,9月頃に看護系大学の教授をお招きして「新型コロナウイルス感染症対策セミナー」を開催しました。セミナーに参加できなかった店舗には組合で作成した手書きの「コロナ対策資料(新京極150周年!新聞内)」を配布しました。

 さらに,アーケード内には「距離あける 京の人なら お手のもの」など京都らしさを意識した注意看板を出したり,アーケードの屋根を開放して換気したりするなど,感染対策に励まれました。

新京極商店街振興組合 販売促進副委員長 理事 西澤摩耶(にしざわ まや)様からのメッセージ

 今は個々が頑張ってもどうしようもない状況です。今だからこそ,横の連携,絆(きずな)を大切にしていきたいです。近隣の商店街や行政区を超えた商店街同士がつながることによって連携を強め,京都市全体をみんなで支えていくことが大事だと思っています。


<詳細情報>
  新京極商店街振興組合
  所在地:〒604-8046 中京区新京極通蛸薬師下る東側町507 れんげビル3F
    電 話:075-223-2426
    ホームページ:https://www.shinkyogoku.or.jp/index.html外部サイトへリンクします




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