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2024年4月30日
市電保存館
京都市電は明治45年6月11日、壬生車庫前~千本丸太町~烏丸丸太町~烏丸塩小路間および四条西洞院~四条小橋間の計7.7キロメートルに営業を開始したことが始まりです。これよりさき、明治28年2月1日には京都電氣鐵道株式会社が我が国最初の路面電車の営業を始めていましたが、大正7年7月1日京都市は市内交通一元化の方針からこれを買収し「わが国初の路面電車」を受け継ぎ順次路線を拡大、大正・昭和にかけて「市民の足」として、活躍しました。
京都市の発展に伴って営業規模を拡大し、昭和30年代には隆盛期を迎えます。最盛時の市電は路線長74キロメートル、367両の車両で一日約60万人の人々に利用されました。しかし急速な経済成長にともなう自動車の急増によるモータリゼーションの発展、人工のドーナツ化など、路面交通にも都市化の波が押し寄せ、年々厳しさを増しました。これにより市電の利用者が漸減し、 路面交通事業の財政は年々悪化したため、市街地の軌道上を走る市営電車はその影響をまともに受け、昭和45年の4月の伏見・稲荷線の営業廃止を皮切りに、逐次廃止されていき、 昭和53年9月末日をもって、京都電氣鐵道以来83年の歴史を閉じました。
■ 路線図(昭和36年3月31日現在)
当時市電の一日平均乗降人員は約58万人、営業キロは約78キロ(トロリーバス含む)、市バスは約20万人、約290キロメートルでした。
*市電のイラストは色、形など実車と異なる場合があります。あらかじめご了承下さい。
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