「いのちを守る 橋りょう健全化プログラム」(第3期)の策定について
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2022年3月28日
京都市では,阪神・淡路大震災を契機に,平成7年度から緊急輸送道路上の橋長15m以上の橋りょう及び鉄道や道路をまたぐ橋りょうの耐震補強を進めてきました。
平成23年3月に発生した東日本大震災後,今後の橋りょうの耐震補強及び老朽化修繕を効率的・効果的に推進していくため,「いのちを守る 橋りょう健全化プログラム」(以下「プログラム」という。)を策定し,平成24年度からプログラムに基づき,対策を進めています。
この度,第2期プログラムの計画期間(平成29年度~令和3年度)が満了することに伴い,第3期プログラムを作成しました。
1 第3期プログラムの概要
(1) 計画期間
令和4年度から令和8年度まで
(2) プログラムの考え方
厳しい財政状況の中,限られた予算を最大限有効に活用するため,対策を行う優先順位を明確にするとともに,対策コストの縮減を図りながら,効率的・効果的に対策を進めます。
耐震補強
ア 緊急輸送道路上の橋りょう(橋長15m以上)
・第2期プログラム以前から着手している4橋の対策を推進し,このうち2橋の対策完了を目指します。
・緊急輸送道路の見直しを踏まえ,新たに対策が必要となる7橋のうち,老朽化が進行している1橋の対策完了を目指します。
イ 鉄道や道路をまたぐ橋りょう
・新幹線をまたぐ橋りょうの対策を優先し,1橋の対策完了を目指します。
老朽化修繕
・損傷の度合いを中心に,路線の重要度を踏まえた優先順位を設定し,優先順位の高い橋りょうから対策を実施します。
緊急輸送道路とは? 大規模な地震などの災害が発生した場合に,救命活動や物資輸送を円滑に行うために,府や市などが事前に指定した道路のことです。 耐震補強とは? 建設当初に設定した耐震性能を,近年発生した大きな地震に対しても耐え得る強度に高めるものです。 老朽化修繕とは? 古くなった橋を本来の機能が発揮できるよう修繕するものです。 |
(3) 橋りょう点検
平成26年度から着手した道路法に基づく5年に1度の定期点検に加え,「早期に老朽化修繕の必要がある橋りょう」については,定期点検の中間年度に損傷の度合いを確認し,必要に応じ対策の優先順位を見直します。
(4) 進捗状況の見える化
毎年度,プログラムの進捗状況をホームページで公表するなど,「見える化」を実施します
「いのちを守る 橋りょう健全化プログラム」(第3期)
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2 これまでの取組状況(第1期・第2期プログラム)
耐震補強
ア 緊急輸送道路上の橋りょう(橋長15m以上)
・対策が必要な28橋※のうち,24橋の対策が完了しています。
※ 緊急輸送道路見直し前から対策が必要な橋りょう
イ 鉄道や道路をまたぐ橋りょう
・対策が必要な22橋のうち,4橋の対策が完了しています。
老朽化修繕
・本市で管理する約2,900橋の橋りょうについて,定期点検を実施した結果,「早期に老朽化修繕の必要がある橋りょう」は325橋(耐震補強と重複する20橋を除く。)でした。これら325橋の老朽化修繕を順次進めており,55橋の対策が完了しています。
お問い合わせ先
京都市 建設局土木管理部橋りょう健全推進課
電話:075-222-3561
ファックス:075-213-5181