「京(みやこ)のみちデザイン指針」の策定について

　京都市では，都市景観に大きな影響を及ぼす歩道等の舗装，防護柵などの道路デザインの在り方について，「京都の景観を引き立てるみち」というコンセプトの下，これまで「京(みやこ)のみちデザイン指針検討委員会」において様々な観点から議論を重ね，また市民意見募集で寄せられた市民の皆様の御意見等を踏まえながら検討してきました。

この度，「京（みやこ）のみちデザイン指針」を下記のとおり策定しますので，お知らせします。

今後，本指針に基づき周辺景観と調和した道路整備を進め，京都の景観づくりに貢献します。

                                  　　             記

　京都の道路デザインは，みちの姿そのものが沿道の景観と重なって，景観を形成する重要な要素にもなっているが，市全体としては，色，形状，材質などのデザインに統一感がないなどといった課題がある。

本指針は，このような課題の解決を図るため，歩道等の舗装，防護柵などの道路デザインを京（みやこ）の景観形成の骨格と位置づけ，その設計を行うに当たっての基本的な考え方「京都スタンダード」を示したものである。

今後，本指針を活用することにより「環境・風土・歴史・文化・景観を大切にする　～京（みやこ）の風土景観を巡るみちづくり～」を実現していこうとするもの。

　京都の景観を導き，育む「京（みやこ）のみち」は，京都の景観に調和し，その背景として景観を引き立てるデザインを選定する。

　この指針の対象となるものは，京都市認定道路上の「舗装」「工作物」「植栽」とする。

　ただし，舗装については，周辺景観との調和に考慮して黒色のアスファルト舗装以外で施工する場合について，この指針の対象とする。

以下に指針（PDF形式）を掲載します。