城南宮
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2024年11月27日
認定時期
令和6年度前期
所在地
京都市伏見区
面積
2.3 ha
サイトの概要
平安選都の際に創建された城南宮では、平安時代後期に白河上皇や鳥羽上皇が『源氏物語』の四季の庭を意識し、池をめぐる広大な離宮を造営すると、祭礼や歌会などが厳かに行われました。中世・近世と鎮守の森は大切に守られ、明治時代には境内の南側を庭園としました。戦後、作庭家の中根金作が池の岩組を整え、庭園は「楽水苑」と名付けられました。その後、北側に拡張し、離宮の築山の遺構と伝える「春の山」や「平安の庭」「室町の庭」「桃山の庭」などからなる庭園となりました。これを機に、『源氏物語』ゆかりの植物を植栽し、「源氏物語植物保存会」が組織されました。高中低木草から苔まで多種の植物が見られ、地下水を利用した苑池・遣水を配し、多くの魚類・昆虫・鳥類が生息しています。神苑は有料で公開され、4月29日に曲水の宴、6月末に禊(みそ)ぎの小川で人形(ひとがた)流し、秋に観月会を行い、伝統行事の舞台になっています。

秋の城南宮神苑の様子
お問い合わせ先
京都市 環境政策局環境企画部環境保全創造課
電話:075-222‐3951
ファックス:075-213-0922