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自然にふれる遊びを通した学びのガイドブック(絵本の紹介)

ページ番号308243

2023年3月22日

自然を感じることができる絵本の紹介

 子どもたちと一緒に自然にふれて遊んだ後に、子どもたちがもっと広く、深く自然を感じることができる絵本を紹介しています。

 これらの絵本は、京都市子育て支援総合センター こどもみらい館 子育て図書館の司書の皆様から推薦していただきました。

 なお、当サイトで紹介している絵本の表紙画像及び文章については、発行元の出版社から許可を得て掲載しています。当サイト内の全ての絵本の表紙画像及び文章の転載はご遠慮ください。

テーマ1 自然現象を感じよう!

あさよる、なつふゆ ちきゅうはまわる 地球のはなし


地球は本当に回っている? なぜ夏は暑く、冬は寒い? 宇宙には地球と同じような星はない? 夜、歩いていると、空の月がいっしょについてくるように見えます。ただ見ただけでは太陽や星が地球のまわりをまわっているように思いますが、本当はどうなのでしょうか。朝昼晩、季節のうつりかわりは地球自身がまわったり、太陽のまわりをまわっているからです。銀河系、太陽系、大宇宙のしくみをオリジナルの図解イラストで解説。
作・絵:かこ さとし
出版社:農山漁村文化協会(農文協)

ペンギンかぞくのおひっこし


小さな子どもにもわかる環境を考える絵本
ペンギンの家族は、住んでいる氷が狭くなってきたので、もっとすてきな場所を探してお引っ越しすることにしました。「南の方にきれいな海があるって聞いたよ!」「よおし、いってみよう」ところが、そこには、真っ黒な海しかありません。「北の方に・・・・・」どこに行っても、すてきな場所は、どこにもありません。さあ、ペンギンの家族は、どうするのでしょうか?住むのにぴったりなすてきな場所を見つけることができるのでしょうか?物語に登場する84羽のペンギンは、1997年に開かれた地球環境を考える国際会議で採択された京都議定書に署名した84か国を象徴しています。小さな子どもたちにも理解できる言葉で語りかけます。
作:刀根 里衣
出版社:小学館


 

しずくのぼうけん


水の不思議を主人公・しずくに描いた科学絵本
バケツからぴしゃんと飛び出した水のしずくは冒険の旅へ。お日さまにぎらぎら照らされて水蒸気になったかと思ったら、空にのぼって雲のところへ……。今度は雨になって地上に逆戻り。地上では岩のあいだにはさまって、寒い夜に氷になったかと思えば、朝のお日さまに温められて再びしずくなって、川へと流れ出します。気温や場所によって変化する水の不思議を、子どもたちに親しみやすい「しずく」を主人公に描いたかがくの絵本です。
作: マリア・テルリコフスカ
絵: ボフダン・ブテンコ
訳: うちだ りさこ
出版社:福音館書店


 

地球を旅する水のはなし


ぼくが今、飲んだ水、どこからきたのかな?
地球規模の水の循環を、詩情ゆたかな文章と繊細なイラストレーションでつづる科学絵本。太古から今まで、同じ分量の、同じ水が、あらゆる場所を旅しながら、生きとし生けるものをうるおしてきました。液体、気体、固体……さまざまに姿を変えながら、地球上のあらゆる場所をめぐり、いろいろなものを運ぶ水。そしてこれからもずっと、水の旅は続くのです。水文学を専門とする著者による巻末解説も読みごたえがあります。
文:大西 健夫、龍澤 彩
絵:曽我 市太郎
出版社:福音館書店

はじまりは たき火 火と くらしてきた わたしたち


火の歴史をたどり、エネルギー問題を考える
人間は大昔から火を頼ってくらしてきました。火は暗い夜を明るく、寒い冬を暖かくしてくれます。食べ物を煮炊きし、土の器や金属の道具などを作ることもできます。やがて蒸気機関や発電機が発明され、火から、ものを動かす力や電気を作れるようになると、文明はさらに発展しました。しかし一方、燃料として資源を使いすぎて、環境を害する様々な問題が起きました。火をめぐる歴史から、便利なくらしの光と影が浮かび上がります。
作:まつむら ゆりこ
絵:小林 マキ
出版社:福音館書店

かげは どこ


いつもぼくといっしょの不思議なかげ
ぼくとかげは、いつもいっしょ。ぼくが走れば、かげも走る。でも、かげはときどき不思議なんだよ。ぐーんとのびたり、かっくんとおれたり。ふっといなくなったと思うと、ぱっと出てきたり、とおくに行ったかと思うと、ぱっともどってくる。いちばん身近でありながら、場所や状況によってさまざまに形を変える「自分のかげ」。男の子の目線から自分のかげの変幻ぶりを描いた、不思議で楽しい絵本です。
文:木坂 涼
絵:辻 恵子
出版社:福音館書店


 

みどりのカーテンをつくろう


近年注目の高まっている“緑のカーテン”。ゴーヤーなどの蔦葉の陰は体感温度を下げてくれます。本書は緑のカーテンの作り方や効果をやさしくお伝えする絵本。折しも電力消費に関して無関心ではいられない時代。持続可能で自然と協力しあう暮らしを目指し、ぜひ多くの方のお庭やベランダで取り組んでもらえることを願っています。
作:菊本 るり子
絵:のぐち ようこ
出版社:あかね書房


 

テーマ2 自然の多様さを感じよう!

ふゆめ がっしょうだん


木の冬芽たちが歌う春を待つ歌の写真絵本
「みんなは みんなは きのめだよ」と合唱団が歌います。春を待ちわびるように「パッパッパッパッ」と、木の芽たちが個性的な顔で歌います。冬の公園や雑木林で、木の芽を見てみると動物や帽子をかぶった子どもの顔のように見えます。目や口に見えるところは、おにぐるみ、えのき、ねむのき、くわなどの落葉した葉の柄がついていた跡です。木の芽の冬姿を拡大して撮影した愉快な写真絵本です。
文:長 新太
写真:冨成 忠夫、茂木 透
出版社:福音館書店

虫たちのふしぎ


子どもたちには“虫はかせ”と呼ばれるくらい、虫の住む小さな世界に惹かれる子と、「えっ、虫だいキラい! 」と虫の世界を遠ざける子と二通りいます。『虫たちのふしぎ』は、そのどちらの子どもたちにも虫たちの魅力を存分に伝えます。ふしぎな形やふしぎな色! そのそれぞれに理由がちゃんとある。それは何なのか?しっかり虫たちを見つめること……まずはそこからスタートです。昆虫写真家として活躍中の著者・新開孝さんのていねいな取材がフルにいかされて、素敵な写真絵本となりました。
文・写真:新開 孝
出版社:福音館書店

どろだんご


子どもたちが大好きな泥遊び。泥を掘って、水を入れて、ぐにぐにかき混ぜながら、泥のスープを作ったり、泥のクッキーを作ったり……。ひとしきり遊んだら、今度は固くて光る泥だんご作りに挑戦。泥の固まりに、乾いた砂をまぶして、更に握っているうちに、「できたぞできたぞどろだんごずっしんずっしんてつのボールだぼくのはすずめのたまごだよわたしのぴかぴかひかったよ」。
作:たなか よしゆき
絵:のさか ゆうさく
出版社:福音館書店

しんせつなともだち


ひとつのかぶが友情を紡ぐストーリー
食べものがない寒い冬のことです。お腹がすいたうさぎが、かぶをふたつ見つけました。ひとつだけ食べて、もうひとつを同じようにお腹をすかせているろばに届けますが、ろばは留守でした。うさぎはろばの家にかぶをおいていきます。家に帰ってきたろばは、かぶにびっくりします。ちょうどさつまいもを手にいれたばかりだったろばは、かぶを今度は山羊に届けます。思いやりの心をのせたかぶが、動物たちのもとをめぐる「ぐるぐる話」。
作:方 軼羣
絵:村山 知義 訳:君島 久子
出版社:福音館書店


 

たねのはなし


屋根よりも高いおおきなセコイアの木も、もともとは、指先に乗るほどちいさなちいさなたねでした。生き物の知恵や不思議、そして可能性のたっぷりつまった「ちいさな命」である種を、美しいイラストで紹介した知識絵本。
作:ダイアナ・アストン
絵:シルビア・ロング
訳:千葉 茂樹
出版社:ほるぷ出版

テーマ3 自然のつながりを感じよう!

たべるたべるたべること

たべるたべるたべること

あなたにとって “たべること” とは 何ですか?
一人の女の子の成長を見ながら、人生の様々な場面で “たべること”には 大切な意味がある、ということを描いた心温まる絵本。
私たちが生きていくということは、“たべること”。
そして、それは いのちをつなぐこと。
作:くすのき しげのり
絵:小渕 もも
出版社:おむすび舎

みんなだれかに


「みんな だれかに たすけられ みんな だれかを たすけてる」。まったく違う生き物同士が、それぞれの個性を活かしあって生活する姿を描いた、現代を生きる子どもたちに読んで欲しい絵本。
作・絵:accototo ふくだとしお+あきこ
出版社:幻冬舎

ちきゅうがウンチだらけにならないわけ


地球の生き物がみんなでウンチをし続けたら、地球はウンチだらけになってしまうのではないか?本書はそんな疑問に答えます。くさい、きたないといわれて遠ざけられがちなウンチですが、自然界ではとっても役に立っているということを知れば、明日から新たな気持ちでウンチと接することができます。近くて遠いウンチについてお子様と一緒に考えてみませんか。
作:松岡 たつひで
出版社:福音館書店

たべることはつながること


自然界の生き物は、食べたり食べられたりして互いに密接につながっています。このつながりを食物連鎖といいます。この絵本では、食物連鎖について、自分たちが食事をすることを通して、地球上のいろいろな生き物とつながっているということをやさしい文と絵で描いています。読者のみなさんも、自分の食べたものがどんな生き物とつながるかを、実際に絵にして考えてみましょう。
作:パトリシア・ローバー
絵:ホリー・ケラー
訳:くらた たかし ほそや あおい
出版社:福音館書店


 

ポットくんとミミズくん


ポットくんは、花が大好きな植木鉢。春の夜、庭の落ち葉を食べていたミミズくんと出会い、ともだちになりました。ミミズくんがおしえてくれる、トンネルのほりかた、卵や赤ちゃんのことなど、それは、びっくりすることばかり。子どもたちに身近なミミズの生態や、環境にはたす役割が、ゆかいなストーリーとともに展開する絵本です。作:真木 文絵
絵:石倉 ヒロユキ
出版社:福音館書店

テーマ4 草花で遊ぼう!生きものを見つけよう!

びっくり まつぼっくり


まつぼっくりには、ふしぎがいっぱい。上から下から見てみよう。どんな形してるかな?まつぼっくりについているタネもふしぎ。くるくるまわるダンスをします。そして、雨の日にまつぼっくりを見たら、あれれ?形がすっかりかわっているよ。閉じたまつぼっくりを持って帰ったら、次の日またびっくり! さあ、なにがおきたのでしょう?おまけは、びっくり手品。まつぼっくりをひろったら、ぜひ挑戦してみてください。
作:多田 多恵子
絵:堀川 理万子
出版社:福音館書店

みつけたよ さわったよ にわのむし


ひっくりかえった植木鉢から小さな生きものを見つけました。ころころと丸くなったダンゴムシです。手のひらには、丸くならないワラジムシもいます。あっ、足の速いゲジが、こっちにはカナヘビが、落ち葉のそばにはミミズが……。いろいろな生きものに触りながら、お母さんがその生きもののことを教えてくれます。一緒なら、安心して触れます。庭の小さな空間で、身近な生きものを見つけ、さわってみる、楽しい観察・図鑑絵本です。
作:澤口 たまみ
絵:田中 清代
出版社:福音館書店

おちばであそぼう


地面に落ちた葉っぱは、子どもたちの宝物。きれいな落ち葉はもちろん、穴の開いた落ち葉だって大切な遊び道具です。本書では、子どもたちが落ち葉で遊ぶ様子を写真で紹介。葉っぱの形の違いを利用した「落ち葉ジャンケン」や落ち葉の造形、穴の開いた葉っぱによる影絵、かき集めた落ち葉の暖かさを体験する「落ち葉のふとん」など、すぐにできる遊びがいっぱい。遊びを通して自然へ
の興味を深める絵本です。
写真:岩間 史朗
監修:大久保 茂徳
出版社:ひさかたチャイルド


 

テーマ5 エコライフにチャレンジ!

ゴミはぼくらのたからもの


「さいしょから ゴミだった ものなんて、ひとつも ないんだよ」
イラストレーター326(ナカムラミツル)とごみ清掃員でお笑い芸人のマシンガンズ滝沢が贈る、ゴミについて考える〈はじめての絵本〉。ヒーローごっこが大好きなたけしくん。ある日、青いかいじゅうにのったわるものたちをこらしめようと、あとをついていくと……。「うわー! なんだこれは!!」そこには大きなふくろの山が広がっていました――。悪者をやっつける人だけがヒーローじゃない。地球を守る人はみんなヒーローなんだ。̶̶326(ナカムラミツル)ゴミ清掃車の中にゴミって何個入ると思う?答えはこの絵本の中に書いてあるよー。̶̶マシンガンズ滝沢
集められたゴミはどのように処理されるのか、ポイ捨てしないでちゃんとゴミ箱に捨てよう、ゴミには分別のルールがあり資源ゴミはもう一度使える宝物に、清掃員のおじさんたちは町をきれいにするヒーロー! ……など、数々のメッセージが込められた、環境
問題の中でも特に深刻で身近なゴミについて考える、はじめて
の絵本です。
イラスト:326(ナカムラミツル)
著:マシンガンズ 滝沢
出版社:幻冬舎


 

ヤマネコとアザラシちょうさだん


アザラシがリュックをしょって倒れています。時計職人のおじいさんが、急いでアザラシを連れて帰ると、口の中からビニール袋が出てきました。食べ物と間違えて飲み込んでしまったようです。お魚を食べて元気になったアザラシは、リュックから不思議な絵と文字が描かれた説明書のような紙を取り出しました。何かしゃべっているようですが、おじいさんはアザラシ語がわかりません。そこで、世界中の国や動物の言葉がわかるヤマネコのもとを訪ねました。ヤマネコによると、アザラシとその仲間たちは、海のごみを間違って食べてしまい困っているそうです。そこで、海を調べるアザラシちょうさだんになり、海を掃除する機械『ウミキレイ』を考え
出したというのです。ところが、機械の組み立てには人間の力が
必要で……。アザラシ語を解読できるヤマネコと、器用な時計職
人のおじいさんの力を借りて、いよいよ『ウミキレイ』が発動!
SDGs、環境問題にも目を向ける1冊。
作・絵:五十嵐 美和子
出版社:PHP研究所

やさいでぺったん


カレーライスを作るときのタマネギやニンジンなど、野菜の切れはしを利用してスタンプ遊びをします。野菜の切り口に絵の具をつけて、ぺったんぺったんと押してみると楽しいやさいのスタンプができます。同じ野菜でも切り方を変えると違う模様が出てきます。模様をつなげると色々な絵が描けます。ピーマン、セロリ、パイナップルの切れはしはどんな模様かな? 形や色のおもしろさを巧みに構成した楽しい造形遊びの絵本。
作・絵:よしだきみまろ
出版社:福音館書店

もったいないばあさん


ものを大切にする心が育つ、シリーズ第一作!
もったいないことをしていたら、もったいないばあさんがくるよ。──もったいないことしてないかい?
著:真珠 まりこ
出版社:講談社

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京都市 環境政策局環境企画部環境総務課

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