健康危機対処計画に基づく所内研修及び実践型訓練を実施しました!
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2025年2月13日
健康危機対処計画とは?
新型コロナウイルス感染症対応の取組・経験を生かし、府市一体で策定した京都府感染症予防計画に定める検査体制の実効性を担保するためのマニュアルとして、「京都市衛生環境研究所 健康危機対処計画(感染症編)」を令和6年3月に策定しました。
平時においては感染症の検査は微生物部門が対応していますが、新型コロナウイルス感染症のような感染症危機が発生した場合は所長直轄とする「危機管理体制」へ移行し、研究所が一丸となって検査体制を維持できるよう計画に定めています。有事の際に所の機能が十分に発揮できるよう、人員確保は特に重要であり、人材育成及び実践型訓練の実施を計画に盛り込んでいます。
令和6年度に本計画に基づき実施した人材育成及び実践型訓練を報告します。
人材育成研修
基礎編
管理課及び微生物部門職員が講師となって健康危機対処計画の概要、標準予防策等の講義を所内職員に対して行い、感染症危機発生時に必要となる基本事項を学びました。
実務編
見立て検体を使用し、検体受付から前処理を中心とした全自動PCR検査手技を習得しました。
実践型訓練
とある感染症「X」が市内複数施設で集団発生したことを想定し、所内での危機管理体制への移行及び保健所からの検査依頼から検査結果返却まで一連の流れの確認を保健所と共同実施しました。
今後について
健康危機対処計画では、人材育成や実践型訓練は毎年継続して実施することとしています。平時から感染症危機を想定して事前に準備し、健康危機事案が発生した場合でも円滑かつ迅速に対応できる所の体制を整えておくことで、地方衛生研究所として市民の皆さまの健康や安心・安全を守る役割を果たしていきます。
お問い合わせ先
京都市 保健福祉局医療衛生推進室衛生環境研究所
電話:075-606-2676
ファックス:075-606-2671