令和6年度「夏休み体験教室」を開催しました!
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2024年9月17日
令和6年8月6日に、京都府保健環境研究所と合同で、「夏休み体験教室~発見!科学で不思議を解き明かそう!!~」を開催しました。当研究所が実施した環境コースには、小学4年生~6年生の13名が参加してくださいました。
簡単な水質実験を通して環境について考えてもらおうと、「水の不思議を体験しよう!」をテーマに、2つの実験を行いました。
(1)水の力で、世界に一つだけの模様を作ろう(マーブリング法)。
(2)身近な食品を使って、汚れた水をきれいにしよう(凝集沈殿法)。
慣れない実験にもかかわらず、皆さん熱心に取り組んでおられました。
皆さんが楽しそうに実験している姿を見ることができて、スタッフ一同とても嬉しく思います。
当日の様子を写真とともにご紹介します(一部の写真は加工しています)。
実験1:水の力で、世界に一つだけの模様を作ろう
水の表面張力の観察や、マーブリング(表面張力を利用した絵画法)による模様の写し取りを行いました。
参加者の皆さんには、楽しみながら水の性質について学んでもらいました。
水の表面張力について解説しました
熱心に実験に取り組む参加者の皆さん
1円玉を使った水の表面張力を観察
絵の具の広がり具合を観察
(サンプル:濁った水と透明な水)
マーブリング1(水面に絵の具を広げる)
マーブリング2(画用紙に模様を写し取る)
実験2:身近な食品を使って、汚れた水をきれいにしよう
レモンの皮からペクチン(※)を取り出して、濁った水をきれいにする凝集沈殿という実験を行いました。
凝集沈殿法は、浄水場で行われている水の浄化方法の一つです。実験を通して、参加者の皆さんに水の大切さについて考えてもらいました。
(※)レモンやミカン、リンゴなどに含まれる食物繊維で、ジャムのとろみ成分となるもの。よごれ同士をくっつけて大きくする効果があります。
水の大切さについてお話しました
レモンの皮からペクチンを取り出す様子
泥水にレモンのペクチン液を加える様子

泥水が凝集沈殿する様子を観察
(手前右端の試験管)
参加者からの嬉しいお便り
教室開催後、参加者の方から当研究所宛に、お便りが届きました。
参加者が実際に教室で作ったマーブリングのポストカードには、教室スタッフへのお礼とともにまたの開催を希望する内容が記されていました。
今後も教室の開催を企画していきたいと考えています。心温まるお便り、ありがとうございました。

参加者からのお便り
※お名前の所は白塗りしています
お問い合わせ先
京都市 保健福祉局医療衛生推進室衛生環境研究所
電話:075-606-2676
ファックス:075-606-2671