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「本当にこわい?「マダニ」のフシギをのぞいてみよう!」~さすてな京都の環境学習プログラムでの啓発~

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2024年5月1日

これからの季節、「マダニ」について知ってほしいこと

 3月26日にさすてな京都の環境学習プログラムにおいて、今回は「本当にこわい?「マダニ」のフシギをのぞいてみよう!」と題して、マダニの生態や体のしくみ、刺されないための予防対策などをお話させていただきました。小学生1年生~6年生とその保護者、計6組19名の皆様が参加してくださいました。


さすてな京都の環境学習プログラムについて

 「さすてな京都」は、京都市南部クリーンセンターにある環境学習施設です。ここでは、焼却炉やごみ発電、バイオガス化施設など迫力満点の大規模施設を間近に見学できるほか、ごみ減量や、地球温暖化、生物多様性、環境面から見た地域の歴史など幅広い分野の環境学習プログラムを実施しています。

 春休みを迎える3月は「さすてな京都春のSDGsフェスタ」月間として、多数のSDGs体感型学習プログラムを開催しています。当研究所は、さすてな京都との連携事業として、令和4年度から環境学習プログラムに職員を講師派遣しています。

マダニの生態など詳しく解説しました

 マダニは、普段草かげや枝の先で待ち構えて、ヒトのほかにも、シカ、イノシシなどの哺乳類や鳥類等に寄生して吸血します。ヒトがマダニに吸血された場合、皮膚炎などのアレルギー反応を引き起こしたり、マダニが病原体を持っている場合には感染症を引き起こすことがあります。

 講義では、マダニのパネル模型や写真を使って、マダニと家にいるダニとの違いや、マダニの暮らし、体のしくみなどについて解説しました。時折、マダニに関するクイズを出題し、参加者の皆様にも考えていただきました。



マダニから身を守るためには?

 次に、野外でマダニに刺されないための予防対策や、刺された時の対応についてお話しました。野外に出かける際の服装に気を付けるほか、帰宅後にマダニに刺されていないか確認することが大切です。予防対策の概要は、以下「マダニから身を守るために【予防と対策】」をご覧ください。

 マダニに刺されると必ずしも感染症にかかるわけではありませんが、マダニに関する正しい知識を持って、しっかり対策をしましょう。


マダニから身を守るために【予防と対策】

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実習では、マダニ標本を顕微鏡を使って観察しました

 参加した小学生は、熱心に顕微鏡で観察しながら、マダニの体のつくりや毛の生え方など細かい部分に至るまでスケッチしていました。中には、保護者の方も一緒になってスケッチされている様子も見られました。

 参加者の皆さんから、「マダニが冬にも活動していることは知りませんでした。」、「マダニを観察・スケッチすることで、学びが深まりました。」「同じく吸血するトコジラミの事もぜひ知りたいです。」など様々な御感想をいただきました。また、実習中には多数の御質問をいただき、マダニに対する関心の高さを感じました。

 レジャーや行楽など野外で過ごす機会が増えるこれからの季節は、マダニの活動が盛んになる時期でもあることから、マダニによる刺咬被害を防ぐための良い啓発の機会をいただきました。あいにく雨の日の開催となりましたが、多くの方に御参加いただきありがとうございました。



マダニ標本を顕微鏡で観察している様子

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お問い合わせ先

京都市 保健福祉局医療衛生推進室衛生環境研究所

電話:075-606-2676

ファックス:075-606-2671

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