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京都市立病院への内視鏡下手術支援ロボット(ダヴィンチSP)の導入

ページ番号321911

2024年1月18日

【新機種は関西初! 従来機種Xiと合わせて2台体制】京都市立病院への 内視鏡下手術支援ロボット(ダヴィンチSP)の導入~切開創最少化で、より低侵襲で整容性に優れた医療を目指します!~

京都市立病院では、地域がん診療連携拠点病院として、安全で質の高いがん医療の提供を目指しています。

この度、関西(※1)で初(国内6台目(※2))となる内視鏡下手術支援ロボット新機種、ダヴィンチSP(エスピー)を導入。特に適応が想定される泌尿器科、消化器外科、婦人科(※3)等の症例を中心に、幅広くがん症例等に対して、精度の高い手術療法の提供に努めていきます。

また、全国的にも先進的な取組を行っていくとともに、従来機種Xi(エックスアイ)と併せて2台体制に充実することで、市民のいのちと健康を守る取組をより一層進めてまいります。

※1 近畿2府4県(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)

※2 先行5台 藤田医科大学(愛知県)、札幌医科大学(北海道)、倉敷成人病センター(岡山県)、上尾中央総合病院(埼玉県)、三重大学(三重県)

※3 婦人科症例は将来的に対応

ダヴィンチSP(Da Vinci SP (Single-Port)

令和5年にダヴィンチの最新機種としてSPが国内で販売開始。この機種の特長は、従来機種のXiがマルチポート(アームが4本)であるのに対して、日本初のシングルポート(アームが1本)となっており、より低侵襲(身体への負担や痛みの軽減)かつ整容性(傷跡などの美容面)に優れた手術を実現できることや婦人科症例との親和性が高いことです。現行のXiと共に運用することで、より幅広い症例への対応が期待できます。

運用スケジュール

ダヴィンチ手術をはじめとして、当院で手術を受けられる全ての患者さんに、安全で円滑な手術治療が提供できることを最優先に準備を進めています。

ダヴィンチSPについては、令和5年12月に機器の納品が完了し、令和6年1月から関連設備・器材の準備、職員のトレーニングを行っており、これら準備が整い次第、2台体制による手術を開始いたします。

ダヴィンチ手術目標件数

Xiの1台体制で令和5年度は300件を超える見込みであり、導入後は2台体制で450件以上を目指します。

※ 令和5年4月~令和5年11月:210件

SP導入に関する泌尿器科部長、総合外科部長からのメッセージ

泌尿器科部長 清川岳彦

平成25年の前立腺がん手術以来、10年以上にわたりダヴィンチ手術支援システムは我々泌尿器科のがん診療を支えてくれました。今まで、泌尿器科だけで1,100名以上の方がダヴィンチを使用したロボット支援手術を受けられています。今回、従来のダヴィンチXiに加えて、ダヴィンチSPという頼もしい「相棒」が当院の仲間に加わりました。当院のロボット支援手術は新たなステージに進みます。この「相棒」たちの特長を最大限に活かし、今まで以上に、より満足いただける医療を提供してまいります。

※ 平成25年9月~令和5年12月


外科・総合外科部長 秦浩一郎

がん手術において大切なのは「安全性」と「根治性」であり、その両者が担保されて初めて「低侵襲性」に価値が生まれます。ダヴィンチSPは、消化器がんの切除術を受けられる患者さんにとって更なる低侵襲性をもたらすことと考えております。当科での食道がん、胃がん、大腸がん、直腸がん、肝がん、胆道がん、膵がんに対する外科治療においては、安全性・根治性・低侵襲性のバランスが取れた適切な手術を提供してまいります。

広報資料等

発表日

令和6年1月18日

担当課

京都市立病院事務局経営企画担当(電話:075-311-5311)

取次:保健福祉局医療衛生推進室医療衛生企画課(電話:075-746-2866)

お問い合わせ先

保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課
(独法担当)075-746-2866

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