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京都市衛生環境研究所・京都府保健環境研究所における生物多様性に係る取組について

ページ番号318160

2023年12月12日

京都市衛生環境研究所・京都府保健環境研究所合築施設における植栽の設置について

 本市と武田薬品工業株式会社京都薬用植物園は、市域における生物多様性保全の推進に関し、相互の連携を強化し、取組の推進を図るため、令和3年12月に生物多様性に関する協定を締結しました。

 その後、京都市衛生環境研究所・京都府保健環境研究所では、両研究所の連携のもとに、武田薬品工業株式会社京都薬用植物園様と公益社団法人京都市都市緑化協会様の全面的な協力を得て、市民の皆様に親しんでいただける研究所となるよう、研究所1階テラスに植栽を設置しました。

 現在、この植栽を通じて、来場者の皆様に生物多様性に関する理解を深めていただくとともに、植物の誤食による食中毒予防や漢方等健康に関することについて学習していただく取組を進めています。


植栽全景


誤食により食中毒を起こす植物


漢方薬として利用される植物


人の生活に利用される植物

希少種の保全活動

 また、当研究所では、生物多様性に係る取組の一環として、キキョウとオケラについて希少種の保全活動に取り組んでいます。

 当研究所のキキョウとオケラはそれぞれ,京都市大原野と鷹峯に自生する本種を生息域外保全している遺伝的に確立された個体であり,他遺伝子を持った個体と交雑しない環境で栽培を行うことで当該植物の種の保全につなげています。

 これらの希少種の植栽を可能な限り多くの来場者の皆様に御覧いただくことで、生物多様性について考えるきっかけになるよう、これからも様々な創意工夫を凝らしたうえで効果的な啓発に努めてまいります。


オケラ


キキョウ

その他の生物多様性等に係る普及啓発活動

研究所内における展示・啓発活動

 現在,当研究所では、府と市の職員が協力して、1階のテラスにおいて、前述したキキョウとオケラに係る希少種の保全活動をはじめ、誤食により食中毒を起こし得る植物や漢方で用いられる植物、人の生活に利用される植物も併せて育成しています。

 また、屋内のリフレッシュコーナーでは、植栽に関するパネル展示や生薬の展示を行うことにより、来場者が植物を実際に「見て」、「触れて」いただけるよう工夫し,市民等が生物多様性の保全及び学習する場を提供しています。


研究所内におけるパネル展示


実物の生薬の展示

商業施設における展示・啓発活動

 本年7月14日から8月15日にかけて、武田薬品工業株式会社京都薬用植物園様の御協力もと、イズミヤ六地蔵店(伏見区)において、当研究所における希少種の保全活動等に係る取組について周知、啓発を行いました。

 同会場では、取組内容を紹介するパネルを設置するとともに、武田薬品工業株式会社京都薬用植物園様から御提供いただいた植栽を併せて展示したことで、より効果的な啓発につながりました。


イズミヤ六地蔵店における展示風景

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お問い合わせ先

京都市 保健福祉局医療衛生推進室衛生環境研究所

電話:075-606-2676

ファックス:075-606-2671

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