京都大学医学部附属病院と京都市衛生環境研究所との新興・再興感染症対策に関する共同研究について

令和5年7月25日

保健福祉局　衛生環境研究所　管理課（電話：075-606-2676）

　京都市では、京都大学医学部附属病院（以下「京大病院」という。）と「公衆衛生上重大な問題となる感染症の感染拡大防止に向けた連携・協力に関する協定」を締結しています。

　この度、本協定に基づき、感染症に係る新たな検査法の確立やワクチン開発、創薬等を目的に、京都市衛生環境研究所（以下「衛生環境研究所」という。）の保有する病原体を用いて共同研究を行いますので、下記のとおり、お知らせします。

　本研究は、公衆衛生の向上のため、官学連携で取り組むものです。

　地域サーベイランスに基づく高精度な感染症疫学研究基盤の構築と新規感染症モダリティ(＊)の開発

　　(＊)細胞治療、遺伝子治療など最先端の治療手段の種別

　衛生環境研究所が保有している病原体を京大病院に提供し、京大病院において治療薬やワクチンの有効性を検証のうえ、新規感染症モダリティの開発に資する研究を効果的に進めることにより、精度の高い疫学情報を地域に還元するとともに、新たな検査法の確立、ワクチン開発、創薬等に活用することが期待できます。

　なお、病原体の提供は、令和5年8月から行います。

　京都大学医学部附属病院及び京都市衛生環境研究所

　京都大学医学部附属病院 検査部・感染制御部　部長　長尾美紀　教授