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令和4年度:有毒植物の誤食についての講習会(リスクコミュニケーション事業)を実施しました!

ページ番号299504

2022年8月12日

保育施設関係者に対する有毒植物の誤食についての講習会

 本市では、「第3期京都市食の安全安心推進計画」や「京都市食品衛生監視指導計画」に基づき、食品の安全性に関するリスクコミュニケーション事業を推進しています。

 今年度、医療衛生センター南東部方面担当では、公益社団法人京都市保育園連盟と連携して、有毒植物による食中毒の事例紹介や植物学の専門家を講師に招いての講演及び実物を用いた説明により、有毒植物についての理解を深めるとともに、誤食による事故を防ぐ目的で講習会を開催しました。

実施日

 令和4年5月24日 火曜日

講習内容

1 有毒植物の誤食による食中毒事例紹介

  ・有毒植物による食中毒の実態について

  ・市内の保育施設におけるスイセン類の誤食事例について

  ※講師:本市職員

2 講演「身近にある注意すべき植物」

  ・身近な有毒植物について紹介

  ・園で実施できる予防策について

  ※講師:京都薬科大学 薬用植物園 助教 月岡 淳子 氏

講習会の様子1

(事例紹介)

講習会の様子2

(外部講師による講演)

 

3 実物を用いた植物の見分け方について説明

  ・京都薬科大学薬用植物園から提供の植物(実物)を用いた説明

講習会の様子3

(実物を用いた植物の見分け方)

4 質疑応答等

 「もとぐされ病」になったサツマイモや緑がかった小ぶりなジャガイモの喫食について質問がありました。


アンケート結果

 参加いただいた方にアンケートを実施し、103名(104名出席、回収率99%)より回答をいただきました。

回答者について

Q1seibetu
Q2nendai
Q3syokusyu

受講前の知識について

 有毒植物について約半数の人が一定の知識をもっておられました。知識の内容としては、「有毒植物による食中毒症状」についてが最も多い回答でした。

  また、「スイセンとニラ」「タマスダレとノビル」の見分けができるかとの設問では、約3割の人が「スイセンとニラ」の見分けができると回答されました。

Q41tisiki
Q4tisikinaiyou
Q4miwake

過去の経験について

 回答者の半数以上の人が、過去に山菜・野草の採取や喫食の経験がありました。

Q5taiken

保育施設での活動について

 保育施設において、自家菜園に取り組んでいる施設が9割近くありました。そのうち7割以上の施設において、「施設で栽培・収穫した野菜などを子どもに食べさせる」と回答があり、食育に熱心な施設が多いことがわかりました。

Q10saien
Q10zyoukyou
Q10kounyu
Q10kakunin
Q11ennzi
Q11miwake
Q11tyouri

受講後の知識について

 講習について9割以上の人が「理解できた」「まあ理解できた」との回答がありました。また、講習後の増えた知識について、すべての項目で増加がみられ、特に「有毒植物の名前」(43人→81人)、「食用植物と有毒植物において、形態が類似していることがある」(43人→80人)の回答人数が大幅に増加しました。

Q12rikai
Q13insyo
Q14tishiki1
Q14tishiki2
Q15miwake1
Q15miwake2

今後の活動における知識の活用について

 今回の講習会内容については、9割以上の人が「自家菜園や山菜・野草の採取又は調理を行う場合、講習会の内容が役に立つ」、又は「有益な内容である」と回答されました。

 また、「どうすれば有毒植物の誤食を防ぐことができるか」という設問に対しては、「食用だと判断できる植物以外は、採取・調理・喫食しない」が最も多い回答で、次いで「有毒植物と見分ける正しい知識を持つ」という回答でした。

Q18yakudatu
Q16husegu
Q17tutae1
Q17tutae2

主な意見

全体を通しての主な意見です。

● 葉だけでは区別できないなどすごくためになった。有毒植物、植物性自然毒について新たに知識がつきました。(20代・女性・給食関係者)

● ニュースで気になっていたニラとスイセンの誤食、また研修内容がはじめて聞くことが多く大変役に立ちました。時間も1時間半ほどでよかった。(30代・女性・給食関係者)

● 前半の講習でも実物を用いながら説明してもらえるとより分かりやすい。トマトを自家菜園しているので根茎葉に気を付けたい。写真だけでは見分けがなかなか難しいので何回も講習してもらえると嬉しい。(20代・女性・給食関係者)

● 知識として知っておかなければ命にかかわることだとわかりました。キャリアアップ研修にも必要だと思った。参考図鑑があれば紹介してほしい。(60代・女性・園長)

● 食育のために自家菜園が当たり前になっているので改めて安全の確認をしなければと思います。全職員と学びたいと思います。(40代・男性・園長)

● 食用だと判断できない場合は、口にしない。改めて、そう思いました。子供達と畑で沢山遊ぶ機会があります。身近にある植物・野菜ばかりなので気を付けたいのと、皆に伝えていきたい(30代・女性・主任)

● 今まで普通に食べたり触れていた植物に毒があるのを知り、今後どのように保育の中で取り入れたり伝えたりしたらよいのかみんなで話し合います。(60代・女性・園長)

● 園で畑等をしておりますが、栽培が食育の一つとして力をいれる反面危険もあることを考え、栽培したいと思います。(40代・主任)

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お問い合わせ先

保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生センター
電話:075-746-7213
ファックス:075-251-7236

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