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口腔がんをご存知ですか?

ページ番号276096

2020年12月10日

口腔(こうくう)がんとは?

 口腔(こうくう)とは,お口のなか全体を指し,歯や歯ぐきだけでなく,唇,頬,口蓋,舌なども含まれます。また,口腔内は,歯を除き,粘膜(口腔粘膜)に覆われています。

 口腔がんとは,口腔に発生するがんの総称であり,舌や頬,歯ぐきなど,お口のなかの様々な部位にでき,最も多いのは舌にできる舌がんです。

 口腔がんを含む口腔・咽頭がんは,男性・女性ともに,40歳代後半から増加する傾向がみられます。

 また,口腔・咽頭がんは,大腸がんや胃がん,肺がんといった他の部位のがんと比べて発生頻度が高いわけではありませんが,その患者数や死亡者数は近年増えてきています。


 ↑口腔・咽頭がんの罹患数(全国推計値)の年次推移(1975~2015年)


 ↑2015年の口腔・咽頭がんの年齢階級別罹患率(全国推計値)

口腔・咽頭がん及び主ながんの死亡・罹患の状況

部位

性別

   

 2018年

死亡数

2018年

死亡率

(人口10万対)

2017年

罹患数

2017年

罹患率

(人口10万対)

 口腔・咽頭男性  5,3988.915,39825.0
  女性 2,1783.46,63510.2
 肺男性 52,40186.782,880134.4
  女性 21,92734.441,63064.0
 大腸男性 27,09844.887,019141.1
  女性 23,56036.966,170101.7
男性28,84347.789,331144.9
女性15,34924.140,14461.7

  出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」のデータから作図・作表

口腔がんのリスク因子

 口腔がんの主なリスク因子としては次のようなものが挙げられます。
口腔がんの代表的なリスク因子
生活習慣

 ・ 喫煙

 ・ 飲酒

 口腔内の状況

  ・ 口の中が汚れている

 ・ 合わない入れ歯の使用

 ・ 尖った部分がある(むし歯や詰め物・被せ物が外れたままの状態 等)

気になる症状とお口の観察ポイント

 口腔内は,ご自分で観察することができ,日々の変化にも気づきやすい場所です。

 ○口腔内の観察ポイントを知って,日ごろからお口の状態をチェックし,早期の発見につなげましょう。


資料提供:一般社団法人京都府歯科医師会

 ○舌や頬の裏側,口の底など,お口の中の粘膜のチェックも大切です。明るい場所で鏡をみながらチェックをしてみましょう。

資料提供:一般社団法人京都府歯科医師会

口腔がん予防のために日頃からできること

 口腔がん予防のために,生活習慣を見直したり,お口のなかのリスク因子を減らしましょう。

  1. たばこ,お酒を控える。
  2. 偏食せず,栄養バランスのとれた食事をする。
  3. 歯みがき,うがいなどを習慣化し口腔内を清潔に保つ。
  4. 合わない入れ歯,治療していないむし歯などの尖った部分,壊れたかぶせものなどは放置せず,治療する。

  また,次のことも大切です。

 ○日常的にお口のなかを観察し,変化に気づきましょう。

 ○かかりつけ歯科をもち,定期的にお口のケアやチェックを行いましょう。

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京都市 保健福祉局健康長寿のまち・京都推進室健康長寿企画課

電話:075-222-3411

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