ノロウイルスに注意しましょう!~餅つき編~
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2022年7月22日
ノロウイルスに注意しましょう!~餅つき編~
「餅つき」は日本の冬の風物詩ですが、衛生面から考えると、手に触れる工程が多いため、餅に菌やウイルスがつきやすく、注意が必要です。
実際に、餅つきで、ノロウイルスを原因とした食中毒が過去に起こっています。
以下の点に気をつけ、楽しい餅つきにしましょう!

(1)作業の前に手をしっかり洗いましょう!
ノロウイルスは非常に感染力が強く、ほんの少量が食品についているだけで食中毒を起こします。
また、食中毒菌と違い、アルコールでは完全に消毒できません。
石けん自体にはウイルスを殺す力はありませんが、手指からウイルスをはがしやすくする効果があるため、石けんを使ってしっかりと(30秒~1分ほど)ウイルスをこすり落とすように洗いましょう(2 度洗いが効果的です)。

(2)餅つきの前に体調が悪かった人は調理を避けましょう!
下痢、おう吐などの症状があった方は、症状が治まってからも2 週間程度は、ウイルスが体外に排出される可能性があります。体調不良の方は、食品に直接触れる作業は避けましょう。

(3)食材の前日調理はやめましょう!
何日も前から調理して準備していた「餡(あん)」が原因となった食中毒の例があります。
食材は事前調理をせず、なるべく直前に準備し、冷蔵保管して使用しましょう。

(4)「あん餅・きなこ餅」はできるだけやめましょう!
ノロウイルスの流行期には、加熱工程がなく、手に触れる工程が多い「あん餅・きなこ餅」はできるだけやめましょう。

(5)ノロウイルスによる食中毒を避けるためのひと工夫
みんなで食べる餅と「餅つき」用の餅は別に用意しましょう!
「杵でつく」餅つき用の餅とは別に、みんなでその場で食べる餅(市販やもちつき機でついたもの)を用意するのも、ノロウイルスによる食中毒菌を避けるための「ひと工夫」です。

お問い合わせ先
保健福祉局医療衛生推進室医療衛生センター
【生活衛生・食品衛生】
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