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STOP!薬物乱用

ページ番号145818

2025年7月30日

薬物乱用とは

  薬物乱用とは、病院などで処方された薬やその他不正な薬物(大麻、覚醒剤、危険ドラッグ等)を「遊びや快楽を求めるため」、「悩みやストレスから解放されるため」といった本来の目的以外で使用することをいいます。

 薬物乱用とは、薬物を何度も使用することだけを意味するのではありません。薬物の不適切な使用は、たとえ一回だけでも、「乱用」にあたります。

 薬物の乱用により一度ダメージを受けた脳は、治療を受けても回復することは難しいです。心身に様々な障害を引き起こし、最悪の場合、死に至ることもあります。また、薬物を使用した本人だけでなく、暴力事件や放火、殺人等の重大な犯罪を引き起こし、他の人を傷つけてしまうものです。

 薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」

薬物乱用とは

画像出展:厚生労働省 薬物乱用防止読本パート38

違法薬物について

 脳に影響を及ぼす物質の中で、依存性があり乱用され又は乱用されるおそれのある薬物として、覚醒剤、大麻、麻薬等があり、それぞれ取扱いが法令により規制されています。

 また、覚醒剤や麻薬に似た化学構造を持つ成分を含む物質が添加された物質を「ハーブ」、「アロマオイル」、「バスソルト」等と偽って販売している危険ドラッグがあります。危険ドラッグは、体への影響は麻薬や覚醒剤と変わりません。それどころか、覚醒剤や麻薬より危険な成分が含まれていることもあります。

 ここ数年大麻による検挙者は増加しており、中でも20歳未満の若者の急増が目立ちます。インターネットやSNS上に氾濫している大麻についての間違った情報に惑わされないように注意が必要です。

 最近では大麻そのもののみならず、大麻から成分を抽出した「大麻リキッド」や「大麻ワックス」など新しいタイプの加工品の摘発も増えています。海外でお土産として売られているチョコレートやクッキー、キャンディーなどの食品であっても大麻が含まれていることがあります。十分に気を付けましょう。

大麻

画像出展:厚生労働省 薬物乱用防止読本パート38

オーバードーズ(過量服薬)について

オーバードーズって何?

 医薬品を決められた量を超えてたくさん飲んでしまうことをオーバードーズ(OD)と言います。医薬品は正しい使い方をすれば高い効果がありますが、決められた目的や用法・用量を守らないと心身に悪影響を及ぼし、場合によっては死に至ることもあります。危険な行為なので、絶対にしてはいけません。


市販薬のオーバードーズ

 特に最近、かぜ薬や咳止め薬などの市販薬を症状を抑える以外の目的で大量に服用するケースが若者の間に広がっています。市販薬には様々な成分が含まれているものもあり、オーバードーズすることでその中のいくつかの成分が致死量を超えてしまうこともあります。また、様々な成分による複合的な作用により、中毒症状の治療が困難になることもあり、大変危険です。カフェインを多く含むドリンクと混ぜて飲む行為は、さらに危険です。

 市販薬への依存が、大麻や覚醒剤などの違法薬物への依存のきっかけ(ゲートウェイ)となることもあります。

「薬物」の誘いがあったら・・・


 薬物の誘いをしっかり断らなければ、薬物犯罪に巻き込まれる恐れがあります。令和5年における警察庁の調査によると、大麻を初めて使用した動機については、いずれの年齢層でも「好奇心・興味本位」が最多で、特に20歳未満では約6割を占めるなど顕著でした。また、同年齢層では、「その場の雰囲気」や「高揚感に流されて使ってしまった」と回答した人も25%以上にのぼりました。若い世代のすぐ近くにまで「薬物」が迫っている状況です。「自分は乱用していないから関係ない」という問題で済ませてはいけません。


 「薬物」の誘いは、「最高の気分が味わえるよ!」「一度くらいなら大丈夫!」「頭がさえて成績が上がるよ!」といって近づいてきます。

 「薬物」の誘いには断る勇気を持つことが大切です!間違った情報に騙されないようにしましょう!

 【もし、「薬物」の誘いがあったら・・・】

  • まずは、きっぱり「NO!」と言おう
  • 無理なら、その場から逃げよう
  • おうちの方や学校の先生に相談しよう

悩みや不安を抱える方への相談窓口

悩みや不安を抱えて困っているときには、気軽に相談できる場所があります。相談方法もいろいろなものがあるので、ご希望の窓口を選んで話してみませんか?

  • 厚生労働省「まもろうよ こころ」


  • 電話で話したい
  • SNSで話したい

薬物乱用防止活動実施について

 医療衛生企画課では、薬物乱用防止講習会の講師派遣を実施しております。講師派遣を希望される方は、医療衛生企画課(TEL:075-222-3430)までご連絡ください。

 また、市民の方々を対象に、薬物乱用防止講習会、イベント等で使用するための啓発ビデオ、DVD、パネル等の貸出し、ポスター、リーフレット等の配布を無料で行っています。

 詳細は、以下のホームページを参照ください。

関連リンク

お問い合わせ先

保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課(薬務担当)
電話: 075-222-3430
ファックス: 075-222-4062

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