プールの衛生管理について
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2024年10月18日
プールで感染するおそれのある疾病
プールは多数の人が集合し利用する場所であることから、遊泳者により病原体が持ち込まれやすく、また、全身がプール水に触れるため、感染症が集団的に発生するおそれがあります。
これらの未然防止のためにも、プール水の衛生管理は重要となります。京都市遊泳用プール衛生指導要領に基づくプール水の管理基準(下記「プールの管理基準」参照)を遵守し、プール水等の衛生管理を徹底してください。
咽頭結膜炎(プール熱)
症 状:発熱、咽頭炎、結膜炎を主症状とし、学童に多く流行する。
潜伏期:3~7日前後
原 因:アデノウイルス
流行性角結膜炎(はやり目)
症 状:結膜と角膜の炎症を主症状とし、成人に多いが学童での流行も多い。
潜伏期:1~2週間前後
原 因:アデノウイルス
手足口病
症 状:手足に現れる紅色の丘疹または水疱と口腔内の水疱が特徴的。
潜伏期:3~5日前後
原 因:コクサッキーウイルス又はエンテロウイルス
その他
◆ウイルス性感染症
夏カゼ症候群、ヘルパンギーナ
◆細菌による感染症
急性外耳炎、中耳炎、伝染性膿痂疹(とびひ)
プールの管理基準
項目 | 基準 | 測定頻度 | |
水素イオン濃度 | pH値5.8以上8.6以下 | 毎月1回以上測定 | |
濁度 | 2度以下 | ||
過マンガン酸カリウム消費量 | 12mg/L以下 | ||
消毒(どちらか) | 遊離残留塩素濃度 | 0.4mg/L以上(1.0mg/L以下が望ましい) | 毎日午前中1回 午後2回以上の測定 |
二酸化塩素濃度 | 0.1mg/L以上0.4mg/L以下(亜塩素酸濃度は1.2mg/L以下) | ||
大腸菌 | 検出されないこと | 毎月1回以上測定 | |
一般細菌 | 200CFU/mL以下 | ||
総トリハロメタン | おおむね0.2mg/L以下が望ましい(暫定目標値) | 毎年1回以上測定 |
- 水温は、原則として22℃以上とし、均一になるよう配慮すること。
- 総トリハロメタンの測定時期については、通年営業又は夏期営業のプールにあっては6月~9月までの間、それ以外の時期に営業するプールにあっては水温が高めの時期とすること。
項目 | 基準 | 測定頻度 |
レジオネラ属菌 | 検出されないこと | 毎年1回以上測定 |
項目 | 基準 | 測定頻度 |
二酸化炭素含有率 | 0.15%を超えない | 2ヶ月以内毎に1回定期的に測定 |
項目 | 基準 |
照度 | 100ルクス以上 |
本市作成パンフレット
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京都市遊泳用プール衛生指導要領
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厚生労働省通知(平成19年5月28日)
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文部科学省、国土交通省策定(平成19年3月)
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お問い合わせは医療衛生センターまで
プールの衛生管理に関する御相談等は、医療衛生センターまでお問い合わせください。
お問い合わせ先
保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生センター(生活衛生担当)
(北東部)075-746-7211
(中部)075-746-7212
(南東部)075-746-7213
(西部)075-746-7214