受賞作品概要（青少年アイデア部門）

【作品概要】

腕につけて目的地を話すとナビゲートしてくれます。途中，道を間違えてもどこで間違えたかを教えてくれるため，目的地にたどり着けなくなる心配もありません。

【審査員コメント】

　実際に疑似体験をしてみて，目の不自由な人の地理ナビゲートが出来たら良いなぁっという素直な気持ちが表現されている。

【作品概要】

　わたしがつくった車イスは，自分がとりたいものがとれる車イスです。長さをちょうせつするレバーをひくと，たかさにあわせられます。

【審査員コメント】

　人にお願いする事なく，自分で高い所のものをとったりできるのは車いす利用者にとって便利でいいと思う。

【作品概要】

　全国統一でエスカレーターに色をつけます。左側が赤色で立ち止まる人用になっていて，先に行く人は色のついていない右側を通っていきます。

【審査員コメント】

　このアイデアを基に歩行厳禁にするか歩行路表示を作るかの検討が必要では。関東からの観光客も多い京都では混乱が多く生じていて，京都の小学生らしい提案。

※エスカレーターは，ステップ上に立ち止まって利用することを前提にされています。

【作品概要】

　従来の階段だと段の境目がわかりにくく，踏みはずしてしまうおそれがあると思いました。それを解消するため，1つ1つの段がわかりやすいように色の違いをつける工夫をしました。

【審査員コメント】

高齢者や目の不自由な人たちにとっては，歩くのが困難な階段をパンダの模様と重ねてユーモラスな提案をしている。

【作品概要】

　お年寄りから幼児まで，少しの力で簡単に取り出すことができ，なおかつ本の題名がひと目見ただけでわかるブックカバーを考えました。

【審査員コメント】

　わかりやすい提案で本棚から本を引き出す時に使いやすくなると思う。素材に工夫が必要かと思うが，独自性や実際に試作している点からも実用化の可能性が考えられる作品。

【作品概要】

　ボタンを押すだけで力の弱いお年寄りや小さな子どもがかたくて抜きにくいコンセントを簡単に抜けるようになっています。

【審査員コメント】

　シンプルにして明快，延長ケーブルでの取り外しは結構面倒な作業である。抜きやすくするため，押し出す工夫をしてみるという発想は斬新だと思う。

【作品概要】

　小さな文字が読みづらいお年寄り，日本語の読めない外国人，子どもがジュースと間違ってアルコールを飲まないように，プルトップに色をつけました。

【審査員コメント】

　日常生活の中で，だれもが感じる困りごとに着目し，わかりやすい工夫をしている。子どもや外国人でもわかりやすい表示が実現すれば良いと思う。

【作品概要】

　子どもの頃お風呂のボタンの漢字が読めず，どのボタンが温度調整できるのかわからないという経験がありました。子ども用，大人用，お年寄り用，外国人用など使う人によって表記を取りかえるパネルを考えました。

【審査員コメント】

　パネルの表示はわかりにくいものが多いので，ひらがなで状態を示すこの方法は，わかりやすさの表示のあり方にヒントを与えてくれるものだと思う。