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みやこユニバーサルデザイン賞受賞一覧

ページ番号72266

2020年10月27日

子どもアイデア部門

みやこ子どもユニバーサルデザイン大賞

点字トランプ (中尾 咲衣(大淀中))

■UDポイント

点字を付けたり,図柄を浮き出るよう(立体)にすることで,子どもから高齢者,視覚に障害のある人も含めて一緒に遊べるようにした。

■主な審査員コメント

・類似品はありますが,最低限必要なものから(UDを)考えていくことが多い中,「遊び」に注目した点がよい。

・視覚に障害のある人の娯楽の範囲が広がり,コミュニケーション拡大にも役立つ。

・障害のある人と健常者が一緒にトランプゲームをする光景が見え,健常者も点字に興味を抱くようになると思う。また,実際にこのトランプを使ってみんなで遊んでみることを期待します。

みやこ子どもユニバーサルデザインアイデア賞

ミシン目パンチ (亀田 里紗子(京産大附属中))

■UDポイント

パンチを押すと一度にミシン目ができるようにし,お知らせなどの手紙を切り取りやすいようにした。

■主な審査員コメント

・すぐにでも製品化できそう。

・切り離すことが想定されているものに,あらかじめミシン目を入れておくことは(利用者に)配慮されたデザインだと思う。

楽々プルタブ!! (左近 美春,小土橋 亮佑,あべ松 安菜(光徳小))   「あべ」の漢字は木ヘンに青

■UDポイント

缶上部のプルタブ付近にくぼみを設け,そのくぼみに指を入れることでプルタブを持ち上げやすいようにした。

■主な審査員コメント

・日常的に使用するもので,かつあまり経費をかけずに実現できそうに思う。

・誰もが日常的によく使うものについて,誰もが使いやすくなるように工夫している点,実現可能性が高いという点等がよい。

のび~る水道じゃぐち (矢澤 友恵(個人応募))

■UDポイント

水道の蛇口が手前に伸びることで,蛇口に手の届きにくい幼児や障害のある人にも使いやすいようにした。

■主な審査員コメント

・様々な人々が毎日使う蛇口は,健康な大人が使用することを前提に付けられていると思われるため,様々な状況に長さを調節できれば使いやすい。

三角スティックのり (磯野 裕貴(春日丘中))

■UDポイント

スティックのりの形状を三角柱にすることにより,のりを塗る際のはみ出しを防ぐようにし,さらに転がることも防止した。

■主な審査員コメント

・通常,円柱のものしか販売されていませんが,三角柱というアイデアはたいへん面白いし,文具メーカーが商品化したくなるかもしれません。意匠登録をしてみたらどうかとアドバイスします。

パチン!とあけるとうふ (浦郷 竜成(個人応募))

■UDポイント

コーヒーミルクと同様に,とうふ容器の角に折り上げ式のつまみを設けることで,容器を開けやすいようにした。

■主な審査員コメント

・日常生活で不便を感じていることを親子で考えた成果。だれもが使いやすくなる工夫をした点がよいと思います。お豆腐は高齢の方も使う食材であり,便利な容器が何よりです。

音声自動販売機 (佐々貴 史帆(白川小))

■UDポイント

手をかざすだけで商品名が音声で流れるようにすることで,視覚に障害のある人でも商品を認識できるようにした。

■主な審査員コメント

・視覚に障害のある人だけでなく,健常者の押し間違い防止にもなる。

・幼児や老人にも喜ばれるのではないでしょうか。

用途マーク (倉橋 那瑠(個人応募))

■UDポイント

歯磨き粉や洗顔ソープなどの製品に,それぞれの製品の特徴を捉えた凹凸のある絵を取り付けることで,世界中の人でも製品を特定できるようにした。

■主な審査員コメント

・情報は様々な手法でわかりやすく提供することが重要であり,用途マークは使い方(形状)によっては,子どもやお年寄り,障害のある人にもわかりやすいものとなる。

便利!ショッピングカート (神田 美和子(桂小))

■UDポイント

マジックハンドやナビゲーターを付けることで,体の不自由な人でも楽しく買い物ができるようにした。

■主な審査員コメント

・丁寧にきめ細かな工夫をしている点がよいと思う。

一般部門

みやこユニバーサルデザイン大賞

スポーツ遊具「ユニビークル」 (株式会社GK京都)

■UDポイント

試乗会を通じて利用者の意見をものづくりに活かす利用者参加型の開発手法を採ることで,障害のある人だけでなく,子どもから高齢者まで楽しめる遊具づくりに努めている。

■主な審査員コメント

・“かっこいい”という見た目がユニバーサルデザインの普及にとってポイントだと思います。開発の過程では,特定の人向けに研究され,次に公開して利用者の感想をもらい,結果,高齢の方にも楽しんでもらえた。このような「特別→一般化」されるような事例が増えることで,障害のある人もコメントしたり,製作過程に協働できると思います。

・ユニバーサルデザインを普及させるためには,「楽しみながら」の要素を含めることが必要だと思います。

多言語医療支援システム(M3エムキューブ) (特定非営利活動法人多文化共生センターきょうと)

■UDポイント

コンピューターを利用した多言語医療支援システム(M3)を開発することで,外国人も自分の言語に従って,初診受付や問診の手続きを知ることや病状を正確に伝えることができるようにした。

■主な審査員コメント

・外国人が日本で暮らす際のハンデキャップを解決する取組は,あらゆるハンデキャップ(障がい)に対処する概念も含まれるように思う。

・在日外国人に対する医療保障において,コミュニケーション支援は非常に重要だと思います。多言語医療システムは,京都市のみならず,日本全国に普及することが期待される取組であると思います。

みやこユニバーサルデザイン奨励賞

「人にやさしい」店舗づくり (京都中央信用金庫)

■UDポイント

すべての店舗に簡易筆談器や振動式呼び出し器,車いす等を設置することで,様々な障害のある人をはじめ,すべての人(お客様)が「一緒がうれしい」と感じあえる店舗づくりに努めている。

■主な審査員コメント

・公共性の観点からは,非常に良い取組だと思います。

・お客様や職員の方々,すべての人にやさしく,「心」が通じあえる取組であると思います。

Uシンボルシール集 (株式会社コムフレンド)

■UDポイント

目で見てわかるカラーシンボルシール集を作成することで,自閉症や知的障害など音声言語によるコミュニケーションが困難な子どもやものの概念がわかりづらい人などの学習や遊び,生活実用場面で役立つようにした。

■主な審査員コメント

・誰もが気軽に簡単に使用し,意思表示できるものであり,ユニバーサルデザインとしてのアイデアが満ちている。

簡単に着られる健康きもの“都舞手(つぶて)仕立”  (株式会社カワセ)

■UDポイント

3分以内で着ることができ,洋服感覚できれいに長時間着こなすことができる着物を開発することで,誰でも簡単に着物を着られるようにした。

■主な審査員コメント

・一般に着られなくなりつつある着物について,誰もが利用しやすく,親しみやすくなるという点がよいと思う。リサイクルにも資すると思う。収納等に配慮されているのもよい。

お問い合わせ先

京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室

電話:075-222-4161

ファックス:075-251-2940

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