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ペットを飼う前に

ページ番号60325

2019年3月4日

飼う前に考えましょう!

  ペットは生活に潤いを与え,家族同然で飼われている方が多くなっています。

  そんな方々の様子や,ペットショップの動物をご覧になれば,「ペットが欲しい」とお感じになられることはごく自然なことではあります。

  しかし,ご存知のとおり,ペット動物は「命」ある生き物であり,一度飼い始めれば,飼主にはそのペットの生涯最後まで飼う義務が生じます。

  ペットを飼う前に以下について,再度ご確認ください。

飼う前に考える10のポイント(環境省リーフレット参考)

1 住環境

住まいはペットを飼える環境ですか?転居や転勤の予定はありませんか?そのペットを飼うことによって,ご近所の迷惑になることはありませんか?

2 ライフスタイル

  飼おうとするペットは,どんな性質があるのか理解し,自分のライフスタイルに合っているか考える必要があります。

3 家族全員の同意はありますか?

  家族は,全員動物を飼うことに賛成していますか?また,飼主となる方が病気やアクシデントに見舞われても,ご家族の協力があれば,代わりにペットの世話をすることもできると思います。

4 動物に対するアレルギーを持つ家族はいませんか?

  ペットを飼い始めたら,家族にアレルギー症状がでたというケースもあります。飼う前に医師に相談する等,慎重な判断も必要です。

5 毎日,欠かさず世話に時間と手間をかけられますか?

  飼主あってのペットです。食事,排泄物の始末,清掃,運動,しつけ等を日常的にこなせる時間が必要になります。

6 あなたの体力で世話ができるペットですか?

  ペットによって,世話をするための必要な時間や体力が異なります。動物種(大型犬等)によっては,その動物を制御する力が必要になる場合もあります。

7 近所に迷惑をかけないように配慮できますか?

  動物の臭い,鳴き声,糞の放置により,近隣住民とのトラブルとなることがあります。ご近所の方に迷惑をかけないよう十分な世話,またはしつけをする必要があります。

8 ペットの一生に必要な費用を考えていますか?

  ペットの購入代金,餌代だけでなく,ケージ,水槽,温度調節器具,トリミング(毛のカット)代等が必要となることもあります。また,ワクチン接種,病気の時の治療代,ペットの繁殖を望まない場合の不妊処置等,医療費も必要になります。

9 ペットの寿命を考えて,ずっと面倒をみれますか?

  ペットの種類によっては,寿命が数年のものから数十年生きるものがあります。犬や猫でも15年以上生きるケースがあります。

  将来予測できる生活の変化(転居,就職,進学,結婚,出産等)に対して,そのペットを飼い続けることができるのか,考える必要があります。明らかに飼えなくなると判っているのに飼い始めてしまうのは無責任といえます。

10 万が一,飼えなくなった時のことを考えていますか?

  飼主の身に病気や不幸なアクシデントが起こることがあるかもしれません。万が一に備えて,代わりに飼ってくれる人を探しておくことも必要です。

ペットに関する暗い現実

  動物愛護センターでは,所有者がわからない,又は飼えなくなった犬や猫を引き取っています。こうした犬猫全てにおいて,飼主が見つかる,または新しい飼主が見つかるわけではありません。(京都市における犬猫の殺処分数等の数値実績はこちら

 このような実態を改善できるのは,他ならぬ飼主次第です。軽い気持ちでペットを飼うのではなく,ペットを飼う前に命を引き受ける責任について十分ご考慮いただくようお願いいたします。

お問い合わせ先

京都市 保健福祉局医療衛生推進室京都動物愛護センター

電話:075-671-0336

ファックス:075-671-0338

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