小学校就学前施設と小学校との連携・情報共有推進

　令和元年度，就学前施設と小学校が更なる連携・情報共有推進を図れるよう，幼稚園幼児指導要録，保育所児童保育要録及び幼保連携型認定こども園園児指導要録の様式の統一化に向けた検討を進めてきました。

　小学校就学前施設と小学校，各園・各校の先生及び関係団体からいただいた御意見等を踏まえ，国の3つの要録を統一化した京都市版標準様式「京都市子どもはぐくみ要録」を定めました。

　1ページ目　学籍等に関する記録（基本的な在籍情報）

　2ページ目　年長児の指導等に関する記録

　3ページ目　年少児～年中児の指導等に関する記録

　4ページ目　0歳児～2歳児の指導等に関する記録

・　小学校の教職員の活用・管理を考慮し，国では3種類ある要録の様式について，記載項目及びサイズ（A4）を統一化しました。

・　小学校就学前施設と小学校の教職員，保育士の負担軽減の観点を踏まえ，要録の構成について，国の様式とは逆に，小学校への引き継ぎに特に必要な「年長児の指導等に関する記録」を先に配置，必要に応じて作成・送付する年中児以前の記録を後に配置し，作成・送付の優先順位に合わせた並びに構成しました。これにより，小学校への送付が両面1枚でも可能となっています。

・　作成及び閲覧がしやすいよう，様式を工夫し，記入欄をより広く確保しました。

・　手書き又はパソコン入力のいずれにも対応できるよう，PDF版・エクセル版・ワード版の要録様式のデータを掲載しています。

・　各園が一律で導入・活用しなければならないものではなく，各園の状況に合わせて導入・活用が可能な標準的な様式とします。

・　導入する場合は，各園の実情に応じて数年かけて新様式に移行することも可能です。また，すでに国の定める様式等で作成している場合に，二重に作成する必要はありません。新年度の園児から導入するなど，各園で御検討のうえ，御対応ください。

・　導入する場合に，各園の類型に合わせた様式の変更（要録の名称，欄外下の注意書き等の変更）や欄外下の注意書きの削除等による記入欄の拡張等の変更も可能です。

　小学校就学前施設と小学校，関係団体の皆様からの御意見等を踏まえ，「京都市保幼小連携・接続パンフレット子どもの学びと育ちをつなぐ」を発行しました。

　当パンフレットでは，検討チームで実施した各園・各小学校へのアンケート調査結果やいただいた御意見等を踏まえ，園内での研修や保幼小連携・接続の取組に当たって御活用いただけるよう，本市の保幼小連携・接続に関わる内容について，概括的に記載しています。

1　保幼小連携・接続について　P1

2　保幼小連携・接続の取組事例　P2

3　園と小学校の年間スケジュールと取組　P3，4

4　「要録」を有効活用した子どもの学びと育ちの共有　P5

5　幼児期の終わりまでに育ってほしい姿（10の姿）　P6

6　こどもみらい館「共同機構」による先生の資質向上と交流　P7