平成28年度NPO等民間団体の子ども・若者支援促進事業の助成対象事業募集について ~ニート,ひきこもり等支援~
ページ番号195695
2016年3月23日
広報資料
平成28年3月22日
文化市民局(担当:共同参画社会推進部勤労福祉青少年課 電話:222-3089)
公益財団法人京都市ユースサービス協会(担当:子ども・若者支援室 電話:708-5430)
平成28年度NPO等民間団体の子ども・若者支援促進事業の助成対象事業募集について ~ニート,ひきこもり等支援~
京都市子ども・若者指定支援機関である公益財団法人京都市ユースサービス協会では,NPO等の民間団体が実施する子ども・若者の社会的自立に資する新規又は充実性を有した事業を支援しています。
この度,平成28年度の助成対象事業を下記のとおり募集しますのでお知らせします。(詳細は,募集要領を参照)
記
1 目的
(1)子ども・若者指定支援機関とNPO等の民間団体が一体となって支援を展開することで,ニート,ひきこもり等の社会生活を円滑に営むうえでの困難を有する子ども・若者(以下「支援対象者」という。)の社会的自立を促進します。
(2)支援対象者に対するNPO等の民間団体の新規・充実事業の企画,実施を通じて,民間団体の活動を促進し,京都市域全体の支援環境の充実を図ります。
2 助成対象とする事業の範囲
(1)ピア交流事業(居場所事業)
自宅以外の安心できる場所で実施する各種活動において,同じような経験をしている者同士又は経験した者との交流により,自己肯定感が醸成され,能動的な行動変容が期待される事業
(2)社会体験活動事業
ボランティアなどの社会体験活動等を通じて,生活習慣の改善やコミュニケーション能力の向上が期待される事業
(3)安心ジョブチャレンジ事業(初期型ジョブトレーニング)
NPO等の民間団体が簡易な仕事を創設又は事業者から仕事の提供を受け,支援対象者が一定期間就労を経験し,僅かでも奨励金を得ることで,就労への意欲の向上や社会スキルの獲得が期待される事業
3 助成内容
(1)対象となる経費
助成対象事業を実施するために直接必要となる交通費,通信運搬費,謝金,会場利用料,印刷製本費,消耗品費,備品購入費等の経費を対象とします。
なお,事務所の賃借料・光熱水費及び事務局職員の人件費など,団体の経常的な管理運営経費は対象外とします。
(2)助成金額
1団体につき上限50万円
(3)助成対象期間
平成28年4月1日(金曜日)~平成29年3月31日(金曜日)
(4)対象外とする事業
公共団体又は公益団体等から助成金等を受けている又は受け入れる予定の事業は対象外とします。
4 参加資格
特定非営利活動法人,ボランティア団体その他の営利を目的としない団体(法人格の有無は問わない)で,次の全てに該当する団体。
(1)本事業の趣旨を理解した団体であること。
(2)京都市域に活動拠点があり,ニート,ひきこもり支援等,若者の社会参加・社会的自立を目的とした活動実績が1年以上あること。
(3)法令等を遵守していること。
(4)宗教活動又は政治活動を目的としていないこと。
(5)定款又は規約を有し,責任者が明確で,団体として独立した経理を行っていること。
(6)公序良俗に反する活動を行う団体でないこと。
(7)暴力団又は暴力団員の統制下にある団体でないこと。
5 応募期間等
(1)応募期間
平成28年4月1日(金曜日)~平成28年4月21日(木曜日)(郵送の場合は必着)
(2)応募方法
提出書類を応募先まで郵送又は持参ください。持参の受付時間は,水曜日を除く平日及び日曜日・祝日の「午前10時から午後5時まで」です。
(3)提出書類
応募書,事業計画書,予算書,補足資料(A4判任意様式),定款・規約等(任意様式),会計規則(任意様式),直近1年の事業報告書及び収支計算書(任意様式)
6 審査・選考方法等
書類審査後,別に定める選考委員会による面接審査(申請者による事業説明)を実施し,決定します。
7 応募先及び問合せ先
公益財団法人京都市ユースサービス協会(担当:子ども・若者支援室)
京都市中京区東洞院通六角下ル御射山町262番地
電話:075-708-5430 <水曜日は休み>
参考
京都市では,平成22年10月に「子ども・若者総合相談窓口」や教育・福祉・保健・医療・雇用等の幅広い分野の支援機関で構成する「子ども・若者支援地域協議会」を設置するとともに,協議会における支援全般の主導的役割を果たす「子ども・若者指定支援機関」として公益財団法人京都市ユースサービス協会を指定し,ニート,ひきこもり,不登校などの子ども・若者の社会的自立に向けた支援を行っています。
団体名 | 事業名 (事業種別) | 事業概要 |
親子支援ネットワーク ♪あんだんて♪ | UNITE ♪ハーモニー (ピア交流) | レクリエーションプログラム・交流の会(全12回) ひきこもりを経験した青年スタッフが小物作り,料理教室,映画鑑賞等を通じて,現在対人関係に困難を感じている青少年と交流し,自己肯定感を高めると同時に,対人不安を軽減し,外へ動き出すエネルギーを生み出す。 |
特定非営利活動法人 京都教育サポートセンター | 「集い場」運営事業+「集い場○(サークル)」事業 (ピア交流) | 集い場(全20回) 集い場○(サークル)事業 参加者の希望を取り入れた各サークルごとの内容を研究したり勉強したり語り合ったりすることにより,興味のある分野から集い場に入れるようにする。 ひきこもりや対人関係の苦手な若者等を対象に,年間20日(18時から22時まで),当法人の事務所を開放し,参加者が自由に過ごすことができる空間を提供し,自発的な一歩を踏み出すきっかけとする。 |
特定非営利活動法人 京都ARU | 作業を通じて自立に向けた第一歩を考える事業 (ピア交流) | 料理講習と試食(全12回),「宙の日」般若心経にふれる(全12回) ひきこもり状態から脱し家族以外の社会生活の中で活動を希望する青少年たちが集まり,参加者間の交流を通じて緊張をほぐし,調理や般若心経に関する経験(内容の理解,写経など)を通して少しでも自己を認められるようになり,社会につながっていくことを目指す。 |
グループそのまま | 京都BASIC・アクティ部 (ピア交流) | 京都BASIC(グループワーク)(全9回) 発達障害の方やコミュニケーションに不安を抱える方等が集い,自己紹介などフリートークやふりかえりを通じ,自己理解を深め,コミュニケーション能力を身につける。 アクティ部(レクリエーション)(全1回) ピクニック等の日帰りレクリエーションプログラム |
特定非営利活動法人 | ピア交流事業(居場所事業) (ピア交流) | CAD研修交流会(全20回,うち一級建築事務所での実習5回) ニート,ひきこもり等,社会との接点を失いつつある若者を対象に,「パソコンを使用した仕事」にもつながるよう,CADを用いた設計の勉強会や,「挨拶の大切さ」,「人との接し方」について気づきを得る「空手」,リラックスしながら自由に会話する「お茶会」や「和裁教室」を通じて,自信や意欲の向上を図る。 |
勇気の出るライブ実行委員会 | ・オムニバスCDを作ろう (社会体験活動) | オムニバスCDの作成(全5回) ひきこもり経験者など生きづらさを感じている若者を対象に,ライブ演奏の録音ではなく,オペレーターを配置し録音を行い作品として仕上げる。録音作業を行うことによって,自分の演奏と向き合い,新しい自分を見つける。 音楽交流会(全6回) ライブ後に,ギター,打楽器,キーボード,楽譜等を置き,自由に交流する場を設ける。 |
特定非営利活動法人 | Indus Ray-Higashiyama/Herb Cafe事業 (安心ジョブチャレンジ) | Indus Ray-Higashiyama/Herb Cafe事業 働くことへ自信が持てない方等を対象に,南インド家庭料理の店で就労体験を行い,調理や接客業務等を通じて挨拶の大切さや協調性を学び,対人不安の軽減と自己肯定感を高める。 |
京滋こどもソーシャルワークセンター | 社会貢献型の就労支援プログラムモデル事業 (安心ジョブチャレンジ) | 社会貢献型の短期集中プログラム( 12回) 「独居高齢者世帯への配食・見守り」や「放課後の居場所での子どもとのかかわりコース」において,グループワーク,就労作業及び専門家アドバイザーによる振り返りを行う。 社会貢献型の長期プログラム(月に4回(10箇月)) 個人のタイミングに合わせて自由参加できるよう「ファンドレイジングの事務コース」を実施する。 |
一般財団法人まちの縁側クニハウス&まちの学び舎ハルハウス | 困難を抱える若者の就労支援事業 (安心ジョブチャレンジ) | 困難を抱える若者の就労支援事業 ひきこもり等困難を抱える若者対象に,当法人での就労体験活動(京雑炊ハルハウスでの飲食業務等)やB型就労支援施設との協働で実施する就労支援事業を通じ,就労意欲の向上を図る。年中無休で活動 |
特定非営利活動法人 | 「アート・プロダクション (安心ジョブチャレンジ) | 展示販売イベント(全4回),スキルアップセミナー等 ひきこもり経験等を有する若者を対象に,イラスト作品等の製品化,企画,販売について,専門家の指導に基づき参加者同士のグループ作業による実務体験(OJT)を行い,「社会参加・就労への基礎体力」の向上を目指し,新商品の開発やワークショップの開催も行う。 |
社会福祉法人京都老人福祉協会就労継続支援A型 ワークパートナーYUI | 就労支援チャレンジ体験事業 (安心ジョブチャレンジ) | 就労支援チャレンジ体験事業(全30回) ひきこもり経験を有する若者,働くことへ自信が持てない方等を対象に,農園事業,施設内の清掃及び軽作業(印刷作業等)等を高齢者施設と障がい者が働く事業所を拠点に取り組むことで,当該施設の利用者の方々との関わりを持っていただき,コミュニケーション能力を養い,就労意欲の向上を図る。 |
「募集要領」はこちら
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。
お問い合わせ先
京都市 子ども若者はぐくみ局子ども若者未来部育成推進課
電話:企画担当、健全育成担当:075-746-7610/青少年育成担当、若者・まなび推進担当:075-748-0016
ファックス:075-251-2322