京都市認可保育所「春日野園」に対する特別監査実施結果について
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2017年3月27日
広報資料
平成26年7月23日
京都市認可保育所「春日野園」に対する特別監査実施結果について
京都市の民営認可保育所の「春日野園」において,平成26年6月13日(金曜日)午前10時30分頃,同園職員が園ホール内で遊んでいた5歳児3名を園庭に投げ出し,うち1名が頭がい骨陥没骨折の重傷を負う事案が発生しました。
本件については,事案の重大性を踏まえ,本市として直ちに調査を行うとともに,児童福祉法等に基づく「特別監査」の実施等により,事案そのもののみならず,当該事案発生の素地となった可能性がある日々の運営状況も含め,全容の解明を進め,このたび,「京都市認可保育所『春日野園』に対する調査報告書」として取りまとめましたので,お知らせします。
この報告書は,特別監査によって明らかとなった問題点を示すとともに,本市から同園に対して児童福祉法に基づく「改善勧告」を行い,二度とこのような事案が発生しないように,再発防止のための取組を徹底的に行い,安心・安全な保育環境を再構築しようとするものです。
1 事案の概要
2 特別監査の実施について
当該事案の重大性を踏まえ,事実関係と原因を徹底的に究明するため,児童福祉法第46条第1項及び社会福祉法第56条第1項に基づき,次のとおり特別監査を実施しました。
(1) 実施期間
平成26年7月1日(火曜日)~平成26年7月11日(金曜日)
(2) 実施方法
ア 職員に対する聴き取り調査
調査対象者:園長,保育士,栄養士等 計27名
イ 書類検査
施設運営,児童処遇,会計経理及び法人運営関係書類
ウ 本市の実施体制
延べ 34名(監査指導課 22名,保育課 12名)
3 調査報告書及び改善勧告について
本市の調査及び特別監査の実施結果等に基づき,「京都市認可保育所『春日野園』に対する調査報告書」(報告書及び概要版)を,別添のとおり作成しました。
また,同園に対しては,7月23日,児童福祉法第46条第3項の規定に基づき「改善勧告」を行いました。4 今後の取組
(1) 春日野園に対しては,事案への厳正対処とともに,事案発生の素地となった閉鎖的な園運営と形骸化した理事会運営を改めさせるため,改善状況について報告を求めた上で,勧告内容が履行されない場合又は改善状況の報告がない場合は,認可取り消し等の行政処分を行うことも視野に入れ,引き続き厳しく対処していきます。
(2) 市内の各保育園に対しては,「事故防止マニュアル」の徹底や,研修の充実強化等児童の安全対策の取組について,周知徹底を図ります。
また,事故等発生時の京都市への報告について,報告要件の見直しと徹底等を図っていきます。
(3) なお,本報告書については,7月23日,同園入所児童の保護者に対しても説明を行い,不安の解消及び理解の促進を図ります。調査報告書(概要版)
調査報告書(本冊)
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お問い合わせ先
京都市 子ども若者はぐくみ局はぐくみ創造推進室
電話:企画総務担当:075-251-8993 児童施設監査指導担当:075-366-5037 はぐくみ文化創造発信担当:075-251-0457
ファックス:075-251-1616