令和7年度当初予算(案)~「突き抜ける世界都市」の実現に向けた本格展開~
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2025年2月5日
令和7年度当初予算(案)について
令和7年度当初予算は、松井市政として、実質初めての通年予算であり、令和6年度の「京都の未来を見据え、種まきとなる基盤づくり」から、令和7年度は、限りある財源を京都の価値を高める施策へ重点的に配分し、「突き抜ける世界都市の実現に向けた本格展開予算」として編成しましたので、その概要をお知らせします。
詳細については、記者会見資料及びホームページ「京都市情報館」内の「令和7年度予算について」を御確認ください。
1 予算の概要

(1)令和7年度予算規模:9,575億円
コロナ禍に編成した令和3年度予算(約1兆円)に次ぎ、過去2番目に大きい予算規模です。
(2)歳入予算について
(3)歳出予算について
- 社会福祉関連経費は、引き続き増加傾向にあります。(R6:3,209億円→R7予算:3,292億円 +84億円)
- 中小企業等の融資制度預託金が減少しています。(R6:1,440億円→R7予算:1,160億円 △280億円)
- 投資的経費は、大規模工事終了により減となるものの、施設の老朽化対策等を充実しています。(R6:724億円→699億円 △25億円)
(4)収支均衡予算を継続
(5)過去負債を計画的に返済
過去負債(公債償還基金の計画外の取崩し)を計画的に返済しており、将来世代に配慮した財政運営を行っています。
- 過去負債の残高:425億円(令和7年度予算10億円を計上時点)
2 当初予算の具体的な取組
市民生活を守る施策を強化
- 地域企業等の担い手確保やDX推進等の生産性向上等による下支え
- 市民生活と観光の調和・両立の更なる推進
- 救急隊増隊をはじめとする市民の安心安全対策
- 健診機会の充実などの市民一人一人の健康づくり
など、市民生活を守る施策を強化していきます。
人口減少課題に対応
- 第2子以降保育料無償化などの子育て負担の軽減
- 京都安心すまい応援金の充実などのすまいづくり
- 公園の魅力アップなどの居場所づくりの強化
- 演劇教育の実践や探究学習の充実など、京都ならではの特色ある教育を実践
などにより、人口減少課題に対応していきます。
京都の価値・強みを活かした先導的・挑戦的な取組を展開
- 世界と社会にインパクトを与えるスタートアップの創出・成長支援
- 海外企業誘致などの企業立地の取組の強化
- 区役所や学校との協働の下、様々な場所で地縁や志縁組織等の交ざり合いの中から、地域課題の解決を目指す取組
など、京都の価値・強みを活かした先導的・挑戦的な取組を展開していきます。
さらに、限られた財源の中、効果的・効率的な施策を展開していくため、府市協調・オール京都の取組や、公民連携等の新しい公共を推進、加えて、「ゼロ予算」(※追加予算をかけず、既存事業の創意工夫や組織体制の強化等により対応するもの)による取組も推進していきます。
3 今後の行財政運営の基本方針
歳出抑制に軸足を置いた財政運営ではなく(=歳出上限を設定せず)、京都のまちの魅力や市民生活の豊かさの更なる向上を図り、担税力の強化、持続可能な行財政の確立にもつなげていきます。
このため、市民参加・協働の下、京都の目指すまちの姿を共有し、財政状況の見える化を図りつつ、社会経済情勢等に応じた不断の点検を行うとともに、限りある財源と人員を、京都の価値を高める施策へ重点的に配分します。さらに、将来世代の負担軽減により、将来負担を適切にコントロールしていきます。
京都市の財政状況は着実に改善しているものの、京都ならではの都市特性が残念ながら税収面では課題であり、加えて、インフレが進む中であらゆるコストが上がっていることや、人口減少の課題等もあり、引き続き緊張感をもった財政運営に取り組んでいく必要があります。
報道発表資料
発表日
令和7年2月5日
担当課
行財政局財政室(電話:075-222-3288)
令和7年度当初予算(案)
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お問い合わせ先
京都市 行財政局財政室
電話:075-222-3288
ファックス:075-222-3283