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大久保利通の茶室「有待庵」の移築について

ページ番号348318

2026年5月18日

大久保利通と岩倉具視らが「王政復古」の実現をめざした密談の場所といわれる「有待庵」。当時の大久保利通旧邸(石薬師邸、京都市上京区)には、岩倉具視のほか西郷隆盛も足を運んだというエピソードが残っており、大久保利通の日記等から、「薩長間の連絡」や「王政復古の密議」の場として使われた、歴史的な価値のある建物です。

解体直前だった「有待庵」の現存が令和元年に確認され、京都市が所有者から寄附を受けました。この度、関係者の御協力もいただきながら移築や保存に向けた作業を進め、大久保利通の盟友であった岩倉具視の隠棲地である、国指定史跡「岩倉具視幽棲旧宅(京都市左京区)」外部サイトへリンクしますへ移築します。

【新着情報】

・令和8年5月8日から、移築工事に着手しました。

・4月分の寄附情報を更新しました。御寄附いただいた皆様、本当にありがとうございました。なお、5月末まで、引き続き寄附を募集しています。


古写真(有待庵の内部)

移築工事の状況

〇 令和8年5月8日


対岳文庫の脇に移築します。


移築前の状況です。

〇 令和8年5月18日


基礎を打設しました。強度が出るまで、1週間ほど養生します。

寄附の募集について

京都市では、令和元年5月10日に京都市上京区石薬師通寺町東入南側敷地の大久保利通旧邸跡の個人住宅の建て替えに伴い、大久保利通の茶室「有待庵」が解体される予定であることを歴史研究家・原田良子氏(故人)から連絡を受けて把握しました。その後関係者での現地確認を行うとともに、原田氏や国際日本文化研究センター教授・磯田道史氏の御助言等も受けた結果、「有待庵」を保存すべきと判断しました。当時の所有者から「有待庵」の部材を御寄附いただけたこともあり、京都市では解体した部材を移送・保管のうえ、移築に向けて必要な検討を行ってきました。

これまで、移築に必要な設計や移築先の検討を行うとともに、移築に向けた腐朽度合の確認や根継作業を関係者と協働して行ってきており、いよいよ移築を行うことができる状況になりました。

そこで、京都市では、この大切な建物を将来にわたって守り継ぐために、大久保利通と旧知の仲であった岩倉具視が隠棲していた国指定史跡「岩倉具視幽棲旧宅」を移築先とするプロジェクトを立ち上げ、なるべく多くのみなさんから支援をいただけるように、法人・個人の寄附を募ることとしました。

漫画「だんドーン」外部サイトへリンクします著者の泰三子様から御寄附と応援メッセージを頂戴しました。


泰三子様のイラスト

・大久保利通公 墓所おそうじの会代表のよしだみほ外部サイトへリンクします様から御寄附と応援メッセージを頂戴しました。


よしだみほ様のイラスト

寄附募集(第2期)

寄附目標金額

1,000万円(第1期と合算)

※第1期実績 366万円(2月28日時点)

寄附募集期間

令和8年3月1日(日曜日)~令和8年5月31日(日曜日)

※第1期 令和7年12月19日(金曜日)~令和8年2月28日(土曜日)

お礼の品(京都市外在住者のみ)

・有待庵の移築先である国指定史跡「岩倉具視幽棲旧宅」の招待券 2枚  

※2万円以上の御寄附をいただいた方のみが対象です。

寄付方法

寄付申出書(有待庵寄付専用)」に必要事項を記入し、問い合わせ先まで、郵便、FAX又はメールにより提出してください。後日、本市から納付書を送付します。

【説明】 「納付書振込」について

【書式】 「寄付申出書(個人)」  「寄付申出書(企業)

※入金を確認次第、「寄付金受領証明書」及びワンストップ特例制度に係る申請書類を送付します。「寄付金受領証明書」とともに税の申告をお願いいたします。又は、ワンストップ特例制度を御利用ください。

寄附募集チラシ

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御寄附いただいた個人・団体

10万円以上の御寄附をいただいた個人・団体  

名称は敬称省略。寄附受付順。

団体名・個人名

団体名・個人名

公益財団法人日新電機
グループ社会貢献基金外部サイトへリンクします

植木由紀

大久保利通公・墓所おそうじの会外部サイトへリンクします

よしだみほ外部サイトへリンクします

大久保利通公・墓所おそうじの会 代表

泰三子

漫画「だんドーン」外部サイトへリンクします著者)

京都府建築工業協同組合

原口泉

株式会社コーエーテクモホールディングス

千宗室

 細田隆博 坂本拓也
 美田眞一  西日本旅客鉄道株式会社

株式会社伊藤運送

株式会社安井建築設計事務所

これまでに頂いた御寄附(公表希望者のみ)

寄附者一覧

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参考文献

「京都市文化財保護課研究紀要第8号(令和7年3月31日)」

「鹿児島城下「下方限」出身の明治政府高官らの生活空間(令和8年2月18日)」

鹿児島城下「下方限」出身の明治政府高官らの生活空間(北尾靖雅 京都女子大学教授)

新聞記事

古写真等


茶室古写真 「写真類」(京都大学付属図書館所蔵)を改変


再発見時の外観


再発見時の内観

移築の実現に向けて特に御協力いただいた個人・団体

名称は敬称省略。50音順。

団体名・個人名

協力内容

青山忠正(佛教大学名誉教授)

有待庵の歴史的な価値の考察

磯田道史(国際日本文化研究センター教授)

有待庵の保存に係る助言

株式会社KOGA建築設計室

有待庵の設計に関する助言

京都府建築工業協同組合

有待庵の根継・仮組作業

桐浴邦夫(京都建築専門学校副校長)

有待庵の茶室としての価値の考察

原田良子

有待庵の発見。有待庵の保存に係る助言

平井俊行(八幡市立松花堂庭園・美術館館長)

有待庵の部材の保護に関する助言

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お問い合わせ先

京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課

電話:075-222-3130

ファックス:075-213-3366

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