「まち・ひと・こころが織り成す京都遺産」制度の創設について
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2016年1月5日
「まち・ひと・こころが織り成す京都遺産」制度の創設について
京都市には,約三千の国宝,重要文化財,市指定登録文化財をはじめ,多くの貴重な有形・無形の文化遺産があります。
この度,こうした京都の文化遺産をテーマ毎にまとめ,地域性,歴史性,物語性を持った集合体として認定する「まち・ひと・こころが織り成す京都遺産」制度(略称:「京都遺産」)を創設しますのでお知らせします。
1 制度の趣旨
京都には,1200年の悠久の歴史と自然の中で,宮廷や寺院神社,武家社会のほか,人々の暮らしの中から生まれ,築かれてきた様々な有形・無形の文化遺産があります。
この制度は,新たな視点で京都の歴史や風土,文化遺産の成り立ちをより分かりやすく,より深く捉えるもので,文化遺産を個々に認定するのではなく,京都の地域社会,文化遺産を支える人や匠の技,精神性などに基づくテーマを決め,そのテーマに関連する文化遺産を調査し,集合体として認定するものです。
これにより,より多くの方々に,個々に見るだけではわからなかった新たな魅力を伝え,歴史や文化への理解を深めていただくとともに,それらを支える地域,人々が貴重な文化遺産を維持,継承しているという誇りを高めていただくことで,京都の文化遺産を守り,活かす取組につなげます。
2 対象となる文化遺産
テーマに基づく有形・無形の文化遺産
3 テーマ
京都の地域社会(まち),文化遺産を支える人や匠の技(ひと),精神性(こころ)などに基づくテーマ
4 認定の方法
有識者,公募により選ばれた市民等で構成される審査会を設置し,テーマ毎に文化遺産の集合体として審査を行い,「京都遺産」として認定します。
5 認定後の対応
認定した「京都遺産」は,ホームページ等により市民や国内外の皆様に広くお知らせします。
6 その他
本制度は,その所有者や関係者の皆様に対し,現状変更や所有権移転などを制限する制度ではありません。
7 今後の予定
平成28年4月~ 審査会の開催,審査(4回程度開催)
平成29年3月頃 認定
「まち・ひと・こころが織り成す京都遺産」制度チラシ
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お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課
電話:075-222-3130
ファックス:075-213-3366