Ⅵまちづくりに弾みをつけるプロジェクト(初めに取り組む事業)

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2011年3月7日

 「まちづくりに弾みをつけるプロジェクト」は,まず最初に取り組むことで,他の取組を牽引していけるような先導的な役割を担える事業です。取り組みやすさと課題の重要性のバランスがとれていること,比較的短期間で成果が期待できること,取組を通して関係者の盛り上がりや新しい仲間を増やす等,関連分野や今後の取組への波及効果が期待できる事業です。

 そこでは,多様な主体の連携を促進させ,幅広い専門分野に波及効果をもたらすために,取組テーマを横断する柔軟な視点を重視します。

 なお,「まちづくりに弾みをつけるプロジェクト」は,計画初期に実行する事業であることから,最初の3年間を取組時期として想定します。その中で,各事業は2年を一つの目安として順次実行することを目指すとともに,取組の進ちょく状況を把握する指標,数値として「まちづくりの最初の目標」を設定します。

1 取組テーマを横断する重要な視点

 本計画では,3つの取組テーマごとに具体的な取組を進めますが,各テーマを横断的かつ効果的につなぐとともに,実際に取組を進める際の留意点(キーワード)として「取組テーマを横断する重要な視点」を設定します。

1 子どもたちや次世代を育む人づくり

 日常生活を支える地域活動や地場産業においても,これまでの担い手やリーダーの高齢化や固定化等が課題となってきており,新たな担い手づくり,次世代への継承が重要な課題となってきています。

 本計画では,特に子どもをキーワードとした地域のつながりづくり等を通じて,各地域での世代間交流を促進させ,子育て世代の地域活動への参加を促すことで,地域コミュニティをより魅力的なものへと活性化させていく視点を重視します。

2 地域の産業を育てる仕組みづくり

 右京区には,豊かな自然環境を支えてきた農林業,先端産業をはじめ製造品出荷額が11区の中で第2位の工業,豊かな歴史文化資源を背景とした観光産業,伝統ある映画とその関連産業等,それぞれの地域で特徴ある産業が根付いています。しかし一方で,社会構造の変化や,後継者不足等により,厳しい経営環境に置かれていることも様々な産業で共通の課題となっています。

本計画では,価値観の変化に対応した柔軟な考え方で,右京区民や観光客等のニーズの掘り起こしを行い,地域の産業を育てていく仕組みづくりという視点を重視します。

3 特徴ある資源を活かした右京ライフの実現

 右京区が抱える様々な課題の解決のためには,新しい価値観に基づく,魅力的なライフスタイルの提案が必要です。

 例えば,地域資源発掘,地球環境保全,健康づくり,産業振興,観光振興等の幅広い分野について,「地産地消」やクルマより「歩く」を重視する等,暮らしの価値観を少し変えてみることで,これまで課題とされてきたものが魅力ある地域資源に変わるとともに,ライフスタイルを転換するという視点を通じて一人ひとりの暮らしに関わる事柄として考えていくことができます。

本計画では,これまで課題であったものを地域資源に変え,同時に,右京区の魅力として受け継がれてきたものをさらに活かすことで右京区の豊富な地域資源を暮らしに活かしていく,右京らしい魅力的なライフスタイル=「右京ライフ」をつくりだしていく視点を重視します。

4 身近な地域で多様な世代が安心して暮らせるまちづくり

 各地域で高齢化が進み,また子育て環境の向上が求められる中,ハード,ソフト両面での取組が求められています。

 ハード面では,住宅地への通過交通の進入が抑制されて,歩きやすい生活道路が確保されていること,日常生活では,歩いて行ける範囲に商店街等の商業機能や生活サービス機能が立地すること,公共交通ネットワークが充実し,徒歩,自転車,鉄道・バス,自動車を適切に組み合わせて移動できること等が挙げられます。また,ソフト面では,子どもや高齢者とともに,多様な世代が地域とつながりながら,地域住民がお互いに見守り支え合うことで互いに自立して暮らすことができる地域づくりを行うことが挙げられます。

 本計画では,子どもや高齢者を含め多様な世代が住みやすく,安心して暮らせるまちづくりという視点を重視します。

2 まちづくりに弾みをつける4つのプロジェクト

次世代につながる地域に根付いた右京ライフづくりプロジェクト

まずは右京の農林産物を身近に感じてほしい!

まちづくりの最初の目標

【右京区内で継続する農林産物の地産地消普及イベント/開催回数】 2年で5回

【右京の環境,暮らし体験イベント/年間延べ参加者数】 年間500人

 右京区では,林業や農業にみられるような自然環境と暮らしとの密接な関わりを通じて,右京ならではの美しい風景が創られ,また,地域の風土や気候を活かした暮らし方が受け継がれてきました。

 しかし,林業の低迷や少子高齢化等により,自然環境と暮らしとの密接な関わりが薄れ,良好な景観も変化しつつあります。

 豊かな自然環境や美しい風景を維持継承し,環境と共生した地域に根付いた暮らしの文化を伝えるとともに,地域産材の活用や地産地消の取組を進め,産業の振興を図る新たなきっかけづくりとして,次のような事業を企画,実施します。

●ペレット等の間伐材の活用や地域産材の活用に向けた普及啓発,右京区内の地産地消の取組の促進

●子どもたちや次世代を育む担い手育成に向けた「右京の環境,暮らし体験学習」を幅広い世代間交流も意図した環境教育の機会として実施

●中山間地域におけるコミュニティ活性化や都市住民との交流促進等,地域活性化につながる新たな魅力づくりの企画,実施

 

地域の魅力・発信プロジェクト

まずは右京の自然,歴史,文化を知るきっかけづくりから!

まちづくりの最初の目標

【右京ファンクラブの会員登録/登録人数】 2年で1,000人

【右京の魅力散策,体感ルートづくり/設定距離】 総延長50km

 右京区には,世界文化遺産に登録されている仁和寺,高山寺,天龍寺,龍安寺をはじめ,歴史都市京都を代表するような歴史文化資源等が数多く分布しています。平安遷都以前から渡来人が住み栄えていた地域であることから,多様な歴史文化の蓄積があり,市井の至る所にまだ知られていない伝統的な生活文化や地場産業等も数多く,こうした潜在的な資源が今後地域の魅力を高める上で重要な役割を果たすことも考えられます。

 右京区のそれぞれの地域の隠れた資源や魅力を再発見し,区民や来訪者に広く発信していくために,次のような事業を企画,実施します。

●地域への誇りと愛着をさらに深めるための,地域の隠れた資源や伝統的な生活文化を学び,さらに地域外にも発信する「右京ファンクラブ」の企画,実施

●右京区の観光ガイドとして右京の魅力発見ガイドマップの作成と年度経過を踏まえた更新の仕組みの検討

●山間地域からまちなかまで,多様な個性を持つ右京区の魅力を体感してもらうための右京の魅力散策,体感ルートづくり

 

楽しく歩けるまち・右京を考えるプロジェクト

3 まずは安心・安全にでかけられる右京を考えよう!

まちづくりの最初の目標

【環境にやさしい安全な暮らしを考える地域の取組/取組地域】 2年で2地区

【楽しく歩けるまち右京を考える地域の取組/取組地域】 2年で1地区

 右京区では,幹線道路の整備のさらなる充実,観光シーズンの自動車交通の集中等の課題があります。しかし,市の財政面や関係権利者の合意形成の面からも,今後10年間に整備できる道路は限られます。そこで,慢性的な渋滞が起こる交差点の改良や整備が必要な道路等の課題の掘り起こしと課題への対処方法の検討について,地域住民の目線から幅広く取り組んでいくことが重要です。

 一方,人々の価値観やライフスタイルの変化,環境問題が重視されるような社会状況から,必要以上にクルマに頼らない,徒歩や自転車交通,公共交通を中心とした,楽しく歩ける仕組みを考えることも重要です。普段の暮らしだけでなく,観光も含めた幅広い視点からみた「楽しく歩けるまち・右京」であるために,次のような事業を企画,実施します。

●暮らしや観光も含めて,安心・安全に出かけられる右京を考えていくために,既存の道路網の課題箇所と対処方法を検討する懇談会の開催

●地域にふさわしい交通のあり方を考える(モビリティ・マネジメント)取組の継続と拡大(平成19年度以降,南太秦地域,太秦地域,宇多野地域で実施)

●住民や観光客にとって楽しく歩けるまちを目指した,地域課題の把握や取組の検討とマップづくりの実施(モデル地区での取組実施)

多様な世代が安心して暮らせるまちプロジェクト

まずは地域住民がつながるきっかけづくりから!

まちづくりの最初の目標

【地域住民が集う交流の場,機会づくり/実施地域】 2年で2地域

【地域の安心,暮らし方ガイド/作成地域】 2年で2地域

 全国的に高齢化が進む中,右京区も同じく高齢者だけの世帯や一人暮らしの高齢者も増えていますが,これまでは,地域社会のつながり,民生委員・児童委員や学区社会福祉協議会をはじめ,各種団体やNPOの活動等がセーフティネットとして機能してきました。しかし,そうしたサポートが届かない高齢者も増え,またこうした活動を支える担い手が不足していることも事実です。

 このような課題は,子どもを育む地域のつながりや若年層と地域のつながりの希薄化という多様な世代の暮らしに関わる課題にも関係しています。そこで,多様な世代の地域住民相互のつながりを深め,これからの地域活動の担い手を増やし,地域全体でセーフティネットを機能させるため,次のような事業を企画,実施します。

●安心・安全で健康に暮らせる地域づくり,地域コミュニティのつながりづくりに向けた,地域住民が集う交流の場づくり

●右京区のそれぞれの地域活動,地域の暮らしの情報発信ツールとしての地域の安心,暮らし方ガイドの作成と年度経過を踏まえた更新版の作成

お問い合わせ先

京都市 右京区役所地域力推進室総務・防災担当

電話:庶務担当:075-861-1772,地域防災担当・調査担当・企画担当:075-861-1784

ファックス:075-872-5048