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市長記者会見(2003年7月2日)

ページ番号13580

2023年4月12日

平成15年7月2日 桝本市長定例記者会見資料

はじめに

 

 本日は,皆様にお知らせしたいことが2点ございます。
 1点目は,京北町との合併に向けた庁内推進体制の整備についてであります。そして,2点目は,都市計画道路「宝が池通」(狐坂工区)の整備についてでございます。

 

1 京北町との合併に向けた庁内推進体制の整備について

 

 最初に,京北町との合併に向けた庁内推進体制の整備についてでございます。
 京北町との合併問題については,昨年11月7日に京北町から編入合併の申出を受け,京都市では,本年1月29日に京北町と合同で「京都市・京北町合併問題研究会」を設置いたしました。以来,5箇月間にわたり,京都市及び京北町の行政水準,行政サービスについての比較検討,更には,合併に当たって予想される課題の抽出や合併による効果などについて調査検討を行ってまいりました。
 先般,調査結果を取りまとめ,去る6月23日に報道機関の皆様にお知らせしたところでございます。
 私は,「合併に当たり克服できない課題はない」とする調査結果を踏まえ,京北町との合併を前提に具体的な協議を進めることとし,今後,合併協議会の設置など合併特例法に定められた手続や準備作業を進めていくことといたしました。
 このため,合併特例法の期限である平成17年3月末までに,合併に向け,全庁一丸となって精力的に事務作業を進めていく必要があることから,お手元の資料にございますように,私を本部長に,副市長,収入役,公営企業管理者,教育長,各局長,関係区の区長,行政委員会の事務局の長などをもって組織する「京都市合併推進本部」を7月8日付けで設置することといたしました。同日,第1回推進本部会議を開催いたしますが,詳細につきましては,決まり次第,お知らせいたします。なお,京北町におかれましても,同日付けで「合併推進本部」が設置される予定でございます。
 また,併せて,各局ごとに「局区等合併検討委員会」を設置し,各局等における事務の引継ぎの準備や課題の具体的な検討,調整を行ってまいります。

 更に,同日付けで,総務局に設置しております「合併調査室」を「合併推進室」に改組し,合併推進に係る事務を進めてまいります。
 今後におきましては,本年9月市会に「法定合併協議会」の設置議案を提案することとしており,この「法定合併協議会」において,編入する行政区や地方税の取扱いなど様々な事項についての協議を行うとともに,京北町域を編入した後の行財政運営の基本となる「市町村建設計画」を策定してまいります。

 もとより市町村合併は,住民の生活と地域の将来の発展に大きな影響を与える,地方自治の根幹にかかわる問題であり,自治体や住民の意思が十分尊重されなければなりません。今後とも市民の皆様に対し,積極的な情報提供を行い,市民の皆様の御理解を得ながら京北町との合併に向けた作業を着実に進めてまいる所存でございます。

 

2 都市計画道路「宝が池通」(狐坂工区)の整備について

 

 次に,都市計画道路「宝が池通」(狐坂工区)の整備についてでございます。
 都市計画道路「宝が池通」は,1日平均約1万5千台もの車両が通行する京都市中心部と岩倉地区とを結ぶ重要な道路であり,通勤・通学など市民の日常のアクセス面はもとより,宝が池公園や国立京都国際会館への来場者が利用する観光・コンベンション面におきましても重要な役割を担っております。
 しかし,現道には,通称狐坂(きつねざか)と呼ばれる急勾配のヘアピンカーブがあり,また,このカーブを含めた約600mの間に歩道が整備されていないことから,この区間の通行車両並びに歩行者の安全確保が京都市にとって長年の懸案でございました。
 こうした状況を改善するため,京都市ではかねてから,この道路の整備について検討をしてまいりましたが,このたび,宝が池公園スポーツ広場の西側から狐坂に至る全長600mの区間の整備工事に着手することといたしました。
 整備工事の特徴を端的に申し上げますと,

①ヘアピンカーブ部に橋梁化した車両専用道を新設する。

②ヘアピンカーブ部の現道を歩行者・自転車専用道として活用する。

③歩道がない平坦部に歩道を新設する。

の3点でございます。
 このヘアピンカーブ部の橋梁化により,車道の最大勾配を約6度から4度に緩和できるほか,半径8m・180度の急カーブを,半径70m・75度の大変見通しの良い緩やかなカーブとし,あわせて現道を歩行者・自転車専用道として活用することにより,自動車と歩行者等の相互の安全対策を図ってまいります。
 また,この場所は,大文字五山送り火の一つである「妙法」の「妙」に近接していることから,コンピューターグラフィクスによる景観シミュレーションを実施し,橋脚の高さや橋梁デザインの検討を進めてきており,強度を保ちながらも橋桁を約2割程度薄くする技術の導入や橋梁の南側に高木を配置するなど,「妙」の見え方に影響を与えず,周辺の景観に最大限配慮した都市計画道路として整備してまいります。なお,最終的な形状・デザインは,京都市美観風致審議会のご意見をお聞きしたうえで決定いたします。
 また,整備事業費は,全体で約12億円見込んでおり,本年12月に着工し,平成17年度の完成を目指してまいります。
 この道路整備が,市民や観光客の皆様の交通安全に大きく寄与すると同時に,京都北山の更なる賑わいにも貢献できますことを期待している次第でございます。 

 

 以上でございます。

 

(市長記者会見資料)

 

平成15年7月2日
京都市
総務局合併調査室
222-4086

 

京北町との合併に向けたl庁内推進体制の整備について

 

 京都市では,京北町と合同で設置した「京都市・京北町合併問題研究会」の調査結果報告を受けて,この度,同町との合併に向けた具体的な取組を進めることとしました。

 今後,合併特例法に定められた手続や準備作業を全庁一丸となって進め,京都市と京北町の合併を円滑に推進していくため,下記のとおり「京都市合併推進本部」を設置することとしましたのでお知らせします。

 

 

1 合併推進本部

(1)組織名称  京都市合併推進本部

(2)設置日  平成15年7月8日(火)

・同日,第1回推進本部会議を開催する。
・京北町においても,同日,「京北町合併推進本部」が設置され,第1回目の会議が開催される。

(3)構成(別紙のとおり)

本部長   桝本頼兼京都市長

副本部長  髙木壽一副市長,河内隆副市長,松井珍男子副市長,

不室嘉和収入役

本部員   公営企業管理者,教育長,情報政策監,服務監,子育て支援政策監,保健政策監

各局長,関係区長,市会事務局長,行政委員会事務局長(農業委員会事務局長を除く。),消防局長,水道局長,下水道局長,会計室長 

(4)下部機関

 推進本部の下部機関として,「推進会議」及び「幹事会」を設置するとともに,各局等の所管事項について,合併に向けた検討,調整を行うため,各局等ごとに「局区等合併検討委員会」を設置する。

○京都市合併推進本部推進会議

本部に係る必要な事項を協議するために設置

委員:副市長,収入役,総合企画局長,総務局長,理財局長,

文化市民局長,(編入区の区長)

○京都市合併推進本部幹事会

推進会議の事務を補佐するために設置

委員:総合企画局政策推進室長,総務局人事部長,同合併推進室長,

理財局財務部長,文化市民局市民生活部長,(編入区の副区長)

○局区等合併検討委員会

・各局等の所管事項について,合併に向けた具体的な検討,調整を行う。

・各局等ごとに設置し,当該局長等が委員長になり,庶務担当部長等が副委員長になる。

 

2 組織改正
 合併推進本部の設置に合わせ,総務局「合併調査室」を合併推進に係る事務を行う「合併推進室」に改組する。

(参考)-経 過-

 平成14年11月 7日 京北町長及び京北町議会議長から京都市長及び京都市会議長あてに編入合併の要望書が提出される。
 11月21日 京都市会平成14年第4回定例会において,桝本京都市長が両市町合同で合併問題研究会を設置する考え表明
平成15年 1月29日 「京都市・京北町合併問題研究会」設置及び第1回研究会開催
3月19日 第2回京都市・京北町合併問題研究会
6月12日 第3回京都市・京北町合併問題研究会
6月23日 「京都市・京北町合併問題研究会調査結果報告書」の公表

 

(市長記者会見資料)

 

平成15年7月2日
京都市
建設局道路部道路建設課
222-3580

 

都市計画道路「宝が池通」(狐坂工区)の整備について

 

 都市計画道路「宝が池通」は,1日平均,約1万5千台の車両が通行する本市中心部と岩倉地区や国際会館を結ぶ重要な道路ですが,現道には通称狐坂(きつねざか)と呼ばれるヘアピンカーブがあり,このカーブを含めた約600mの間に歩道が整備されていないことから,車両と歩行者の安全確保が長年の懸案となっています。

 こうしたことから,京都市では車両交通の円滑化と歩行者の安全を確保するため,

 宝が池公園スポーツ広場の西側から狐坂に至る全長600mの区間について,歩行者・自転車専用道や橋梁化した車両専用道路の新設等を内容とした整備工事に下記のとおり着手します。

 

 

1 整備区間

600m(一般道路部分470m,橋梁部分130m)

 

2 整備概要

(1)ヘアピンカーブ部に橋梁化した車両専用道を新設する。

(車道の最大勾配を約6度から約4度に緩和し,加えて半径8m・180度の急カーブを半径70m・75度の緩やかなカーブとする。)

(2)ヘアピンカーブ部の現道を歩行者・自転車専用道として活用する。

(3)歩道がない平坦部の車道の横に歩道を新設する。

 

3 景観上の配慮

 今回の事業箇所は,大文字五山送り火の一つである「妙法」の「妙」に近接していることから,コンピューターグラフィクスによる景観シミュレーションを実施し,強度を保ちながら橋桁を約2割程度薄くする技術の導入や橋梁の南側に高木を配置するなど,周辺の景観に最大限配慮する。
 最終的な形状・デザインは,京都市美観風致審議会の意見を十分に踏まえ決定する。

 

4 整備事業費
約12億円(うち,国庫補助 約3億円)

 

5 今後の施工計画
平成15年(12月工事着工予定)
橋梁下部工(橋台,橋脚)工事
平成16年  橋梁上部工(桁)工事
現道の改良工事
平成17年  橋梁部分の供用開始(車道の切替え)
現道の改良工事

お問い合わせ先

京都市 総合企画局市長公室広報担当

電話:075-222-3094

ファックス:075-213-0286

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