現在位置:

「バイオ軽油」プロジェクトについて

ページ番号214641

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

2017年2月23日

「バイオ軽油」プロジェクト

 環境モデル都市・京都がリードしてきたバイオディーゼル燃料の品質向上を目指して行った,「バイオ軽油」プロジェクトの研究開発について紹介します。

これまでの取組

 京都市では,一般家庭から出る使用済てんぷら油等から,バイオディーゼル燃料(以下,「BDF」といいます)を製造し,現在,ごみ収集車(BDF100%濃度)や市バス(BDFを軽油に5%の割合で混合)の燃料に利用しています。
 近年,自動車排ガスの規制が厳しくなってきたことから,最新の車両にBDFを使用すると,この規制に対応できません。本市では,これまでどおり,使用済てんぷら油の利用を続けながらも,規制強化に対応させるために,第二世代BDF(バイオ軽油)の研究開発を環境省の委託事業(CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業)として,財団法人京都高度技術研究所とともに,トヨタ自動車株式会社,株式会社島津テクノリサーチなどの産業界や,京都大学などの学識経験者の協力も得て,産学公の連携により実施しました。

研究成果

 使用済てんぷら油等に高熱を加えて触媒を反応させた燃料に,長期安定性を高めるための水素を添加することにより,軽油の代わりとなりうる燃料を製造できました。本市では,これを「バイオ軽油」と呼んでいます。さらに,この燃料を新型のごみ収集車等に給油し,約3箇月間の実車走行試験を行ったところ,支障なく走行することが確認できたこと等,技術面においては,一定の成果を得ることができました。

 しかし,現在のBDFと比べると,原料に対する燃料の製造量が大幅に少なくなったり,燃料の製造に多くの人員が必要になること等により,製造コスト低減の目途が立たないことが分かり,現時点では,今のBDFに代わる本格利用のための製造が困難な状況であるため,今後の技術革新の動向を見極めることとしております。

 なお,市民の皆様の御協力により回収している使用済てんぷら油については,二酸化炭素排出量削減,環境意識の向上,リサイクルの推進等のために意義が大きいことから,引き続き,その全量をごみ収集車と市バスの燃料の原料として,有効に活用してまいります。

お問い合わせ先

京都市 環境政策局地球温暖化対策室

電話:075-222-4555

ファックス:075-211-9286