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京都市右京区

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水尾

ページ番号10821

2024年9月9日

水尾風景



 トロッコ列車や保津川下りで有名な保津峡から北へ約4キロ。愛宕山の麓へと分け入ったところに水尾地域はあります。豊かな自然に恵まれ、今も昔の面影を残しながら伝統を守り続けています。

水尾のここに注目         

歴史 見所 柚子 フジバカマ 特産物

 

歴史


 水尾は、昔は山城と丹波の両国を結ぶ要所に当り、早くから開けていました。東の八瀬・大原に対して、西の清浄幽すい境として、大宮人にもよく知られていました。
 また、水尾の地をこよなく愛し、後の世に「水尾天皇」とも呼ばれた「第56代清和天皇」(850年~880年)ゆかりの地としても知られています。 文徳天皇を父に持つ清和天皇は、清和源氏の祖とされるほか、出家後に修行のために、山城、大和、摂津などの寺院をまわり、帰路、水尾山寺に立ち寄った際にこの地の景観を気に入り、この水尾を終焉(しゅうえん)の地と定めたと言い伝えられています。

 

見所

清和天皇陵

清和天皇社


  清和天皇ゆかりの地として、清和天皇陵があります。水尾集落から少し離れた山の中腹にひっそりとたたずんでおり、学問・文芸にいそしんでいたといわれる清和天皇にふさわしい地となっています。
 水尾小学校の校庭を横切っていくと、杉やヒノキの木立の中に清和天皇社があります。里の氏神で、毎年5月3日には清和天皇社例大祭が古式ゆかしく執り行われます。

柚子

 新鮮な柚子を使った「柚子風呂」は、古くは清和天皇も好んだとされ、水尾の風物詩となっています。この柚子風呂と鳥すき又は鳥の水炊きを民家で楽しむことができます(要予約・宿泊不可)。柚子の季節になると、都会の雑踏から逃れてのんびり柚子風呂に入り、座敷で地鶏と自家栽培の野菜たっぷりの鳥すきを囲んでくつろぐお客さんで活気づきます。
お問合せ 

柚子風呂振興連絡会

柚子の里 直八  TEL075-882-7456

(令和6年9月1日~令和7年8月31日まで当番)

※ 個人宅ですので、早朝・夜間のお問合せは御遠慮ください。

フジバカマ

フジバカマ

水尾では、秋の七草の一つであるフジバカマを、原種にこだわり、地域の方々と有志のボランティアの皆さんで大切に育てています。毎年9月下旬には、地域主催でフジバカマ観賞会が行われ、晩秋の「水尾柚子」と並ぶ新たな風物詩として定着しました。

アサギマダラ

例年、満開のフジバカマにたくさんのアサギマダラ(長距離を移動する渡り蝶)が飛来し、自然豊かな水尾に幻想的な風景が広がります。

 

特産物

ゆず


 水尾は果実が豊富で、特に「柚子(ゆず)の里」として知られています。12月ごろには各家の軒先で、柚子が箱にあふれんばかりに収穫されます。香り豊かな柚子茶、煮柚子、柚子味噌など、近くの加工場で地域の人たちの手によって作られた加工品が店先にたくさん並んでいます。

交通アクセス

JR山陰本線(嵯峨野線)「保津峡駅」下車4キロ徒歩約1時間
JR保津峡駅と水尾間 自治会バスも運行

■水尾自治会バス■

JR保津峡駅~嵯峨水尾間で運行しています。

バス時刻表(所要時間約10分)

水尾自治会バス時刻表(令和4年3月18日変更)
 JR保津峡駅発 8:10 9:10 14:20 15:45 17:15
     水尾発 7:45 8:40 14:00 15:30 17:00

料金:片道 大人300円、小人150円 

 *運休:毎週火曜日・金曜日、年末年始、お盆

 ▼お問合せ 

 080-9748-2090(運転手直通)

 *運休日及びバス運転中は不通になります。