「令和6年度　京都市上下水道事業経営評価」の実施結果

　京都市上下水道局では、事業の適切な執行管理及び継続的な改善、市民の皆さまへの説明責任を果たすため、経営評価を実施しています。

　経営評価は、上下水道事業の経営戦略である「京（みやこ）の水ビジョン―あすをつくる―」及び「中期経営プラン（2023-2027）」において、PDCAサイクルのC（チェック）に位置付けられており、1年間の事業の成果を評価するとともに、水道事業、公共下水道事業それぞれのガイドラインに基づく財務指標や業務指標を用いた評価により、中長期的な経営分析も行っています。

　また、外部有識者等で構成する「京都市上下水道事業経営審議委員会」から、評価方法についての助言や経営評価の充実、改善等について審議いただくことで、評価の透明性・客観性を高めるとともに、制度の一層の充実を図っています。

　ビジョン・プランに掲げる30の取組項目及び数値目標の達成状況は以下のとおりです（括弧内は令和5年度（令和4年度事業）の評価結果）。

・　前年度比較では、給水収益の増加、経費支出の減少や効率的な事業運営等により、4つ（1 収益性、2 資産・財務、5 生産性、7 費用）の評価区分で改善し、その他3つ（3 老朽化対策、4 施設の効率性、6 料金）の評価区分は、前年度並みとなりました。

・　大都市比較では、全体の傾向は前年度までと同様になりましたが、これまでからも「2 資産・財務」の指標値が特に低くなっていることから、引き続き企業債残高の削減等により安定した事業経営に努める必要があります。

・　前年度比較では、下水道使用料収入の増加や効率的な事業運営等により、2つ（2 資産・財務、5 生産性）の評価区分で改善し、その他5つ（1 収益性、3 老朽化対策、4 施設の効率性、6 使用料、7 費用）の評価区分は、前年度並みとなりました。

・　大都市比較では、全体の傾向は前年度までと同様になりました。

　実施結果をとりまとめた冊子は、報道発表日から上下水道局ホームページに掲載するとともに、上下水道局お客さま窓口サービスコーナーや各営業所等に配架します。

　また、詳しい分析や水道事業・下水道事業ガイドライン指標等はオープンデータとして公開します。　

（HPアドレス）：https://www.city.kyoto.lg.jp/suido/page/0000256578.html

（オープンデータアドレス）：https://data.city.kyoto.lg.jp/

令和6年9月24日（火曜日）

上下水道局経営戦略室（672-3114）