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2022年8月4日
事業場排水と下水道
排水規制と監視
各家庭や工場から排出された汚水は、水環境保全センターにて処理され、河川へ放流しています。水環境保全センターは、家庭から排出される生活汚水を処理する施設であるため、工場・事業場で使用している有害物質等を含む汚水の処理は困難です。そこで、公共用水域の水質保全と下水道施設の保護を目的として、工場・事業場から排出される汚水の水質規制を行っています。
水環境保全センターでの下水の処理工程について知りたい方はこちら(下水道のしくみ)。
悪質下水の影響
工場・事業場から排出される汚水の水質は法令で基準が定められています。基準を超過した汚水が排出された場合、下水道管の腐食による道路の陥没や有毒ガスの発生、下水処理場での処理機能の低下といった悪影響を与えるおそれがあります。
下の表は、規制の対象となっている物質とその物質が下水道施設へ与える影響の一部を示したものです。
万が一、工場内で使用する薬品や製品等の高濃度の液体や処理不良の汚水が漏えいした場合、下水道施設や河川に悪影響を及ぼす可能性が高いため、すぐに下記お問い合わせ先までご連絡ください。
規制項目 | 下水道に与える影響 |
---|---|
水素イオン濃度(pH) | 下水道管の腐食 |
動植物油・鉱物油 | 下水道管の閉塞 火災や爆発の危険性 |
重金属 | 下水処理場での処理機能低下 |
ヨウ素消費量 | 下水道管の腐食 |
シアン化合物 | 下水処理場での処理機能低下 |
お問い合わせ先
京都市上下水道局 下水道部 施設課
電話:075-672-7829(水質指導担当直通)
ファックス:075-682-2715