平成29年度第4回「ふらっと・西京」開催報告について
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2018年2月13日
平成29年度第4回「ふらっと・西京」開催報告について
平成29年12月9日に,第4回「ふらっと・西京」が開催されましたので報告します。
今年度初の週末土曜日開催で,何人の方が来て頂けるか不安でしたが,24名の方(初めて参加してくださった方が6名も!)に来ていただけました。
開催日時 平成29年12月9日 土曜日 10時から12時まで
開催場所 西京区役所 大会議室
参加人数 24名
統計情報からわかる西京区
今回の「ふらっと・西京」では,はじめに「統計からわかる西京区」と題して,まちづくりアドバイザーの谷さんから,西京区について,特に学区ごとの住民のこと,住まいのこと,通勤・通学のことなどをお話していただきました。
知っているようで知らない西京区のこと。
たとえば川岡東学区は自転車が大好きとか・・・・


ふらっと・トーク
「ふらっと・西京」のメインコーナーである,話したい話題を持っている人がテーマをだして,いろんな人と語りあう「ふらっと・トーク」では,次のようなテーマが出ました。
・ 学区を越えたまちづくり
・ 西京区を子育てしやすい町にするにはどんなことをすればいいか
・ 多年齢交流ができるまちづくり
・ もやっと・西京
・ No more Hiroshima No more Nagasaki
年齢も性別も違う人達が,それぞれのテーマ毎にわいわい・がやがや。
どのテーブルも大盛り上がりでした。
今瀬先生からのコメント
テーマ「もやっと西京」について
西京区で暮らしていて、普段“もやっと”思っている率直な思い(意見)を参加者どうし出し合って議論が進みました。例えば、「西京区は京都じゃない?バス料金が均一区間じゃない」、「西京は“サイキョウ”でない、“にしきょう”だ」といった意見。「ふらっと・西京」について、「いい取組みなのに、新しい参加者が少ない」、「他区のカフェは学生の参加が多い」、「広報・周知で別の方法・手段も検討すべき」、「他区のワークショップは無料が多い」、「参加費300円の根拠が分からない」、「(参加費の)独自の収支報告書が必要」などといった意見。
市民が地域づくりに取り組もうとする最初の原動力となるのが、こうした心の中に自然に沸き起こる「素朴な思い」です。そうした市民一人一人の「素朴な思い」は、正しい場合もあれば、間違っている場合もあります。明確な場合もあれば、何となくの場合もあります。しかし、それらは、暮らしを良くしたい、地域を良くしたい、困っている人を何とか助けたい、地域の問題を解決したい、といった思いの一端であることは確かです。“もやっと”した「素朴な思い」をどんどん出し合うことを大事にして、今後とも地域づくりを進めて行かれることを期待しています。
テーマ「多世代交流ができる場所づくり」について
様々な世代の人たちが交流できるような場所を作っていきたいとして、「多くの人が集まる方法と場所をどうしたらいいか」、「障がい者や高齢者が生活しやすい場所、自由に行動できるようにできれば」、「困った時にどうしたらいいか、人に相談できる場所が分かると嬉しい」などといった様々な議論がなされました。
今回の「ふらっと・西京」に参加した方自身の感想の一つとして、「一人では何もできないけど、経験されている方々などからいろいろな意見、情報を頂き、大変力になり良かった」といった感想がありました。そうした感想から、「ふらっと・西京」自体が、「多世代交流ができる場所」の一つになっているとも言えるでしょう。「ふらっと・西京」は西京区役所が作っている場所ですが、「ふらっと・西京」のような場所を市民の皆さんが自分たちでもどんどん作っていかれることを期待しています。
テーマ「学区を超えたまちづくり」について
学区を越えたまちづくりをしていきたいとして、「各学区でイベントを主催している方同士の交流から、もっといろいろなつながりが広がるように(抱えている課題の共有など)」、「色々な組織の形や目的などがあるが、町をよくしたいと思っている人が集まってくるように」などといった様々な議論がなされました。
「人との交流を図ることは難しい」といった意見の一方で、「活動を続けている熟練者の集まる場所があるといいな」、「西京区で活動されているグループと対話したい」といった建設的な意見もありました。地域づくりに取り組む団体が集まる場所(機会)、地域づくりの活動経験を紹介し合い、共有し合う場所(機会)は、地域づくりにおいて非常に重要です。市民発でも行政発でもどちらでも良いですから、そうした団体同士の経験交流の機会を作っていかれると良いと思います。そうした取組みが「学区を越えたまちづくり」にもつながっていくでしょう。
テーマ「子育てをしやすい街にするためには」について
子育てをしやすいまちにしていきたいとして、まず子育てにおける女性の悩みについて、「一番の悩みは、他人との会話の時間がない」、「母子手帳はあるが父子手帳がない」などの意見が出されました。その上で、「地域の高齢者と交流を生み出す方法を」、「公園を利用した交流の場ができたら」、「父親の子育て参加を」、「子育てしているママさんらにサポートできる人をどうつないでいくのか」などの課題が出されました。
これまでの地域づくりにおいては、「子ども」という存在や「子育て」という場所・機能があまりなく、重視されてこなかったことは事実と言えます。民間の社会・経済活動でも、行政の政策でも、効率性が優先されることが少なくありません。多くの人にとって、日々の暮らしや仕事の現場で「子ども」の存在があまりなく、忘れられていることが普通です。「職場に子どもを連れてこられない」というのが当たり前になっている現象がそうしたことを象徴しています。「子育てしやすいまちづくり」が必要だということについて、少しでも多くの理解者や協力者を増やすために必要不可欠なことは、「子ども」という存在が日々の暮らしや仕事の現場で目にされる機会を作っていくことでしょう。「職場に子どもを連れてき合う」といったような取組みを増やしていくことも、地道な方法として考えてみてはいかがでしょうか。


オープンマイク
ふらっと・トークの後は,イベント告知などができるオープンマイクの時間。
今回のオープンマイクでは
・ ちっちゃなカフェの手作りクリスマスマルシェのおしらせ
・ 学区を越えたまちづくり活動をしている高齢者のアンケートのお願い
・ 桂湯のゆず湯のおしらせ
などなど。


お知らせコーナー


カフェタイム


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京都市 西京区役所地域力推進室まちづくり担当
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ファックス:075-391-0583