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京都市西京区

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京都を彩る建物や庭園について(西京区分の紹介)

ページ番号214520

2017年2月6日

京都を彩る建物や庭園について(西京区分の紹介)

 京都市では,市民の皆様が京都の財産として残したいと思う,京都の歴史や文化を象徴する建物や庭園を公募により,リスト化・公表し,市民ぐるみで残そうという気運を高めるとともに,様々な活用を進めることなどにより,維持継承を図っています。

 西京区にある建物や庭園についても「京都を彩る建物や庭園」として多く認定されていますので,その一部をご紹介させていただきます。

 紹介できていない建物や庭園については京都市役所の文化財保護課のホームページ外部サイトへリンクしますでご確認ください。

 

西京区分の紹介(一部抜粋)

かぐや姫竹御殿(かぐやひめたけごてん)

推薦理由(抜粋)

 昭和初期,竹職人の名工長野清助が「竹取物語」へ思いを深め,27年の歳月をかけて造った竹尽くしの建築物である。内装には,竹をモザイクタイルのように散りばめた仕上げをはじめ様々な技法による意匠が残る。
かぐや姫竹御殿
かぐや姫竹御殿

 

 

玉村家(たまむらけ)

推薦理由(抜粋)

 奥には6帖の上段の間があり,欄間・床・違棚のある書院造りの建物で,山陰街道樫原宿場町の陣屋であった豪華なたたずまいが感じられる。街道の両側に虫籠窓を持つ町家が続く町並みの中心となる,住民にとって誇りに思う建物である。

 

認定理由

 玉村家は,山陰道の宿場町として栄えた樫原集落のなかほどに位置し,かつては本陣として参勤交代の大名等の宿所にあてられた建物である。屋敷は街道に南面して江戸時代後期のものと推定される主屋が建ち,後方には明和3年(1766)に建築された土蔵が配されている。主屋は間口が7間あり,東寄りの部分は農家風に対し,西寄りに位置する上段の間,二の間,三の間は,本陣として機能を有し書院造りに仕上げられ,各諸室から望める奥庭を持つ。街道に面して前庭を有し,宿場町や農業生産地としての特徴を残している。伏見宿の本陣が現存しない今日,市内で唯一残る本陣遺構であり,また樫原宿の近世町屋としても評価される。

 

参考

市指定有形文化財(建造物)

玉村家
玉村家

 

 

中村軒(なかむらけん)

推薦理由(抜粋)

 創業明治16年の老舗饅頭屋である。約30年前に住居部分を茶店にする等,時代の変化に準じて建物に手を加えられているが,むくりのついた大屋根に煙出し,虫籠窓等が残っており,店先の雰囲気から当時の往来客の様子を想像させられる。

認定理由

 中村軒は,明治16年(1883)の創業から5代続く和菓子屋である。敷地は,桂大橋西詰の八条通り南側に北面して建っており,桂大橋架け替えの際,昭和4年(1929)に曳家されたと伝わる。主屋は明治37年(1904)の建築で,オモテをミセノマとし,奥に住居,厨子2階に寝室を構えた町家建築である。主屋は間口5間,奥行き6間半で,切妻造り,平入桟瓦葺の厨子2階建てで,大屋根には煙出しの腰屋根を持ち,北面には虫籠窓を持つ。ミセノマは土間で広く開放し,土間の正面奥に座敷が2間と平屋建ての離れが続いている。座敷に続くナカニワは,春日灯籠を中心として松,紅葉,沓脱石や手水鉢等がバランスよく配されている。京郊農村地域の町家として貴重な建物である。

中村軒
中村軒

 

 

永谷家(ながたにけ)

推薦理由(抜粋)

 集落に向かう道すがら現れる茅葺きの屋根。庭先から広がる畑と相まって,かつての農村の姿を今に伝えている。
永谷家
永谷家

 

 

山口家(苔香居)(やまぐちけ(たいこうきょ))

推薦理由(抜粋)

 京都西山の自然や四季と調和しながら佇む旧家である。端正な風格のある長屋門が,東海道自然歩道を散策する人,道行く人を魅了している。

認定理由

 代々庄屋を営んできた家柄である山口家は,通りに面して茅葺の大型の長屋門と米蔵が建ち,紅葉やつつじといった樹木が生い茂った広大な敷地に桟瓦葺切妻屋根,つし2階建の主屋と座敷棟や蔵などが配される。主屋は,幕末から明治初期のものと推測され,土間には囲炉裏や竈などがすえられ,居室は,土間に添って一列に並べるという町家的な平面を持つ。座敷棟は,座敷,仏間,次の間,茶室等を含み,近代の和風書院建築として,杉苔が覆う庭と一体となって,良質で洗練された意匠を構成している。近世以来の庄屋屋敷として豪壮で風格ある佇まいを内外部ともによく留め,農村集落が残る西京の景観を良好に継承するうえで重要である。

参考

国登録有形文化財(建造物),景観重要建造物
山口家
山口家

 

 

龍淵寺(りゅうえんじ)

推薦理由(抜粋)

 戦国時代の1582年開山で,明智光秀公からいただいた土地で今も継承している。動乱の世に建立されて以来,今なお樫原の人々に「心のよりどころ」として存続しており,仏事があると檀家が先祖供養,平穏無事を感謝するため参拝される。

参考

西京樫原界わい景観整備地区界わい景観建造物
龍淵寺
龍淵寺

 

 

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