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京都市交通局

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地下鉄烏丸線20系車両(第6編成)の営業運行の開始

ページ番号328959

2024年7月5日




【「おもいやりエリア」の伝統産業品の展示は「京印章(きょういんしょう)」、「京繍(きょうぬい)」です!】
【「北山丸太」&「京くみひも」の吊手のデザインを変更します!】
【交通局オリジナル「京扇子」を発売します(ふるさと納税返礼品としても出品)!】

 京都市交通局では、現行の地下鉄烏丸線車両20編成のうち、開業以来40年間使用し老朽化した9編成について、安全確保のため、令和3年度から令和7年度にかけて20系車両に更新予定であり、現在、5編成が営業運行しています。
 この度、第6編成の営業運行開始日が決定しましたので、お知らせします。
 20系車両は、伝統産業を身近に感じてもらい、京都らしい地下鉄車両とするために伝統産業の活用を図っており、第6編成においても車内装備品である標記銘板、釘隠し及び吊手の京くみひもに新たなデザインを採用するとともに、2か所の「おもいやりエリア」の展示スペースにそれぞれ京都の伝統産業品である「京印章(きょういんしょう)」及び「京繍(きょうぬい)」を飾り付けています。
 また、京都扇子団扇商工協同組合とコラボレーションした交通局オリジナル「京扇子」を販売します。


1 第6編成の営業運行開始日時

令和6年7月19日(金曜日)午後3時46分 竹田駅発

※運行ダイヤの詳細は交通局のホームページの「新型車両☆特設情報館」(参考1)でお知らせします。

※当日の列車運行の状況によっては、運行時刻が変更となる場合があります。

2 内装デザインの変更点

(1)標記銘板(車号・事業者)

 「京象嵌(きょうぞうがん)」の技法を活用した標記銘板(事業者・車号)については、伝統文様である「幸菱(さいわいびし)」の基本の柄はそのままに、編成ごとにデザインを変更することにしています。第6編成では、幸菱の面積を広げて、漆(黒)と金のコントラストを強調したデザインとしました。


(2)釘隠し(くぎかくし)

 「金属工芸」の技法を活用した「釘隠し」については、編成ごとにデザインを変更することにしています。第6編成では、「京の生き物」をテーマとして、「オオサンショウウオ(清滝川の渓流)」(春)、「鮎(鴨川の友釣り)」(夏)、「鈴虫(鈴虫寺)」(秋)、「ユリカモメ(鴨川デルタ)」(冬)をモチーフとしたデザインとしました。


(3)吊手

 客室内の一部の吊手の鞘(さや)は、「北山丸太」で製作し、「京くみひも」を巻き付けています。第5編成までの京くみひもは、平安時代以降の公家社会で使われてきた「襲(かさね)の色目」(衣服を重ねて着た時の色の取り合わせ)をテーマとしていましたが、京くみひも工業協同組合から新たなデザインの提案があり、第6編成からは「植物や自然の風景」をテーマに、「桜」(春)、「清流(せいりゅう)」(夏)、「菊」(秋)、「椿」(冬)とし、これまでより少し明るい色目としています。



(4)20系車両車内における京都の伝統産業品の飾り付け

 編成ごとに伝統産業品を変更することとしており、第6編成では「京印章」、「京繍」を飾り付けます。


ア 京印章の飾り付け(2136号車)

 京印章は、京都で作られた伝統と技術を継承する印章(はんこ)の総称で京都の歴史と共に歩んできた伝統工芸品です。「おもいやりエリア」には、京印章の歴史・極意・制作工程を紹介するとともに京都市営地下鉄全駅の駅名はんこや「太秦萌ファミリー」の日常で使用する実用印(実印、銀行印)や趣味で使用する遊印(蔵書印、落款印)を展示します。制作者によっていろいろな個性を表現した字体やデザインの京印章を御覧ください。



【御協力いただいた方々】(敬称略)

京都府印章業協同組合外部サイトへリンクします   電話:075-432-7800

※素材については無償で御提供いただいております。

イ 京繍の飾り付け(2836号車)

 京繍は、宮廷貴族から武士、財力を持った庶民までを対象に、仏画を刺繍(ししゅう)で表現した繍仏(しゅうぶつ)から、様々な衣装の加飾へと変わりながら今日まで脈々と伝わってきました。「おもいやりエリア」には、文化や歴史を支えてきた京繍の多彩な技と季節や生き物、暮らしをテーマにした完成度の高い実物の刺繍作品を紹介します。絹糸のやわらかな光沢や立体感、繊細で複雑な文様や生き物の豊かな表情を御覧ください。



【御協力いただいた方々】(敬称略)

京都刺繡協同組合外部サイトへリンクします    電話:075-406-5953

※素材については無償で御提供いただいております。

3 交通局オリジナル京扇子の販売(京都扇子団扇商工協同組合×鉄道友の会×交通局)

 京都扇子団扇商工協同組合及び全国規模の鉄道愛好者団体である鉄道友の会の京都支部とコラボレーションした交通局オリジナル京扇子を数量限定で販売します。
 扇面には20系車両、局章、「2023年ローレル賞」記念ロゴマーク及び金色の縁をあしらっており、鉄道友の会の京都支部にデザインを監修いただきました。また、本日7月5日(金曜日)より、京都市ふるさと納税の返礼品としても出品します。

(1)販売日及び販売場所

   ア 販売日
     令和6年8月14日(水曜日)予定

   イ 販売場所
     コトチカ京都案内所

(2)商品概要

    ア サイズ
      7.5寸(約22.5cm)

    イ 扇骨の材質
      竹(白竹)

    ウ 扇面の材質
      和紙(裏面は無地)

    エ 販売価格
      4,400円(税込)

    オ 販売数量
      限定30本
      ※販売は、お一人様1本とさせていただきます。


(3)京都市ふるさと納税の返礼品へ出品

   ア 出品開始日
     令和6年7月5日(金曜日)

   イ 申込み方法
     以下のサイトからアクセスしてお申し込みください。
     ※各返礼品の寄付金額等の詳細は、以下のサイトで御確認ください。
     URL:https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26100/6213160外部サイトへリンクします

   ウ ふるさと納税寄付額
     15,000円

   エ 出品本数
     限定10本

   オ 発送日
     8月14日(水曜日)以降、順次発送予定


(参考1)新型車両全般に関する情報及び新型車両に活用した伝統産業に関する情報は、交通局のホームページでお知らせしています。

〇 新型車両全般、運行ダイヤなどに関する情報「新型車両☆特設情報館」



〇 新型車両に活用した伝統産業に関する情報


(参考2)新型車両の導入に関する交通局の考え方について

Q1 なぜ、この時期に車両更新するの?

A1 現行の地下鉄烏丸線車両20編成のうち、開業以来40年以上使用し老朽化した9編成について、安全確保のため、令和3年度から令和7年度にかけて新型車両(20系)に更新することにしています。


Q2 車両更新による主な改良点は?

A2 ・車体構造の強化等により安全性が向上

   ・省エネ化による走行用消費電力削減(現行車両比約30%減)

   ・床面とホームとの段差を低くし、車椅子スペースを充実するなど、バリアフリー化を推進


Q3 伝統産業の活用に費用を掛けすぎていないか?

A3 伝統産業をより身近にし、業界全体の振興に繋げたいという伝統産業関係者と京都らしい地下鉄車両としたい交通局のお互いの思いが一致して実現した取組です。一部は、事業者の御厚意により無償提供いただき費用を軽減しています。また、車両全体についても、廃棄車両から一部の装置を再使用するなど、出来る限り費用を抑える工夫を行っています。

(参考3)20系車両導入までの経過・今後のスケジュール

20系車両導入までの経過・今後のスケジュール
 平成24年度 新型車両導入のため、他の鉄道事業者へのヒアリングを実施し、設計に着手
 平成29~30年度 「地下鉄烏丸線車両の新造にかかるデザイン懇談会」開催(計5回)
 平成31年3月 市民、御利用者の皆様の投票にて外観・内装の最終デザイン決定
 令和元年8月 契約・設計開始(9編成分)
 令和2年4月 製造開始
 令和3年7月 1編成目搬入(竹田車両基地)
 ※以降、各機器の調整・機能検査、試験運転等実施
 令和4年3月26日 第1編成の営業運行を開始
 令和4年6月21日 第2編成の営業運行を開始
令和4年10月7日 「2022年度グッドデザイン賞」受賞
 令和4年11月18日 第3編成の営業運行を開始
令和5年5月25日 「2023年ローレル賞」受賞
令和5年9月27日  第4編成の営業運行を開始
令和6年1月30日 第5編成の営業運行を開始
 令和6年7月19日 第6編成の営業運行を開始
 令和7年3月頃 第7編成の営業運行を開始予定
 令和7年度 第8編成と第9編成を導入予定

(参考4)20系車両の車両番号(第6編成)


報道発表資料

発表日

令和6年7月5日

担当課

交通局高速鉄道部高速車両課(電話:075-863-5264)

産業観光局 クリエイティブ産業振興室(電話:075-222-3337)

広報資料

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お問い合わせ先

京都市 交通局高速鉄道部高速車両課

電話:075-863-5263

ファックス:075-863-5269